CSR調達の枠組みづくりと環境に配慮した購買の展開
富士フイルムでは、2000年より環境に配慮したグリーン調達(調達品・調達先のグリーン化)を展開してきました。その後、グリーン調達を発展させ、化学メーカーとしての知見・ノウハウを活用してRoHS(*1)やREACH(*2)などの法規制に対応してきました。特に、主要調達先1,000社に対しては、WEBを利用した自己監査(電子監査)により、含有化学物質管理や企業環境調査を2005年より実施してきました。
2006年からは、この企業環境調査に、雇用や差別などの社会性項目を加えるなど、CSR調達を加味しています。このように、公正かつ開かれた購買・調達を進めるとともに、持続可能な資源の調達基準の制定など、近年のBtoB(ビジネス・トゥ・ビジネス)の拡大によるお取引先からの要求やステークホルダーからのお問い合わせにも対応するようにしています。
2009年度は10月に制定した富士フイルムグループ「調達方針」のもと、CSR調達の基盤整備を進めるべく、資材部の調達先32社にCSRセルフチェック(電子調査)のトライアルを実施しました。このCSRセルフチェックアンケートにご回答いただくことで、当社のCSR調達に対する考え方をご理解いただくとともに、回答結果報告書をお取引先へフィードバックし、評価結果のご報告と、CSRの維持・改善を、メールや電話での対話なども実施しながら、お願いやご相談をうけています。2010年度以降は、このトライアルの結果を基に実施内容の見直しを行い、調達先の対象範囲を拡大してCSRセルフチェックを実施していくことを計画しています。
富士フイルムでは、お取引先との業務品質の向上を図るとともに、持続可能な社会の現実に向けた取り組みを積極的に推進してまいります。
- *1 RoHS指令(Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical andelectronic equipment):欧州における電気・電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限指令。2006年7月1日から電気・電子機器へのカドミウム、水銀、鉛、六価クロムおよび臭素系難燃剤(PBB、PBDE)の使用を禁止。
- *2 REACH規制(The Registration, Evaluation, Authorization and Restriction ofChemicals):欧州で実施される既存化学物質やアーティクルを対象とするより厳しい化学物質管理システム。化学品の登録、評価、認可および制限により管理しようとするもの。
CSR調達までの歩み
![[図]CSR調達までの歩み](pack/images/index_img_01.gif)

