メディカルシステム・ライフサイエンス : 診断
![[写真]X線画像診断システムから放射性治療薬まで、幅広い分野で医療に貢献しています。](pack/images/diagnosis_mainvisual_01.jpg)
医用画像システムのリーディングカンパニーとして確固たる地位を築くことを目指し、グループ内でのさまざまな資源を連携。また、アライアンスやM&Aなどを組み合わせることで事業領域を拡大させ、人・製品・病院・企業の間をトータルにつなぎ、医療のさらなる進歩に貢献していきます。
事業概要
![[図]乳がん検査用デジタルX線撮影装置「AMULET(アミュレット)」](pack/images/diagnosis_img_01.jpg)
乳がん検査用デジタルX線撮影装置「AMULET(アミュレット)」
![[図]医用画像情報ネットワークシステム「SYNAPSE」](pack/images/diagnosis_img_02.jpg)
医用画像情報ネットワークシステム「SYNAPSE」
![[図]遠隔画像診断治療補助システム「i-Stroke」](pack/images/diagnosis_img_05.jpg)
遠隔画像診断治療補助システム「i-Stroke」
![[図]患者さんの苦痛を軽減した「経鼻内視鏡」](pack/images/diagnosis_img_03.jpg)
患者さんの苦痛を軽減した「経鼻内視鏡」
モダリティー分野(画像診断装置)
富士フイルムの医療ビジネスは「診断」領域からスタートし、その歴史は1936年の「X線フィルム」の販売にさかのぼります。X線フィルムには、有機・無機材料技術、薄膜形成・加工技術などの写真材料技術が生かされており、戦後間もない頃には結核対策のために国から増産を要請されるなど、「診断領域」における医療ビジネスは拡大していきました。
1983年には、世界で初めてX線写真のデジタル化に成功し、CR方式(コンピューテッドラジオグラフィ方式)のデジタルX線画像診断システム「FCR」を開発しました。デジタル化によって、常に安定して画像を提供することができるだけでなく、画像データを保存することも可能になり、各種ガンの早期発見などに広く貢献しています。近年、デジタルX線画像診断システムは、CR方式に代わって撮影から出力までの時間を短縮したDR方式(デジタルラジオグラフィ方式)が増えつつありますが、富士フイルムはこの分野にも「FUJIFILM DR CALNEO」など、独自技術を活かした製品を投入しています。
新興国市場に向けては、2009年に「FCR PRIMA」を投入し、好調に販売を伸ばすなど、競争力あるビジネス展開を行っています。
また、X線画像診断装置で培った画像処理技術を活かし、救急医療、産婦人科、整形外科などで広く使用される超音波診断装置の分野にも注力しています。超音波診断装置は、受診者の負担が少なく、リアルタイムに画像を観察できるため、今後ますますの市場拡大が見込まれています。2012年には携帯型超音波診断装置のリーディングカンパニーである米国のSonoSite,Inc.を買収して事業拡大を進め、今後超音波診断装置を新たな成長の柱にすることを目指しています。
ネットワークシステム分野
X線やCT、MRIなど病院でのさまざまな検査画像をコンピューター上で管理する医用画像ネットワークシステムも販売しています。
富士フイルムの「SYNAPSE」は、臨床現場での使いやすさと抜群の安定性で国内トップシェアを獲得。「SYNAPSE」の設置施設数は、全世界で3,000医療機関を突破しました(2010年3月末)。この市場は、ワールドワイドで成長しており、ProSolv社の買収(米国・2007年)、Empiric Systems LLC社の買収(米国・2008年)、北京天健源達科技有限公司の子会社化(中国・2008年)など、海外M&Aも積極的に行うことで、医療ITシステム事業の拡大をグローバルに推し進めています。
最近、注目される地域医療においては、2005年に診療所向けITネットワークサービス「C@RNA」を提供したのに続き、2011年には、「SYNAPSE」と連携し、iPhoneなどのスマートフォンを利用して脳卒中の救急医療をサポートする遠隔画像診断治療補助システム「i-Stroke」を発売。診療所と病院、病院と院外の専門医など、時と場所を選ばず医師の連携を可能にすることにより、遠隔医療・地域医療の発展に貢献しています。
内視鏡分野
内視鏡分野では、1984年に世界初のデジタル内視鏡を開発して以降、口から入れるときの嘔吐感がなく患者さんの苦痛を大幅に軽減した、鼻から入れる「経鼻内視鏡」をはじめ、小腸全域を観察でき、世界中で導入されている「ダブルバルーン内視鏡」、カプセル内視鏡メーカーとの業務提携、手術用処置具や画像ソフトウエアなど、さまざまな製品を提供しています。
この他、少量の血液サンプルから血糖値や脂質といった血中に含まれる成分を測定する「生化学分析システム」も販売しています。
このように、富士フイルムは、医療用X線フィルムの研究開発を通じて培ってきた技術・知見を活かして、医療現場に読影しやすい画像をお届けするという価値を軸に、70年以上にわたって事業を展開しているのです。
今後も、これらの製品・サービスをトータルソリューションできる強みを活かし、診断分野を拡大していきます。








