メディカルシステム・ライフサイエンス : 治療
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事業概要
「治療」の領域への拡大
富士フイルムは、医薬品分野において、低分子医薬・バイオ医薬・再生医療の3分野を中心に積極的な展開を行っています。新薬候補を探索する研究組織として「富士フイルム医薬品研究所(現 医薬品・ヘルスケア研究所)」を設立した他、トップレベルの技術を持つ企業に積極的な投資を行っています。これらの企業の技術と富士フイルムが長年培ってきた技術を融合させ、異業種ならではの新たな観点から、これまでにない新しい医薬品を提供することを目指しています。

低分子医薬
「低分子医薬」分野では、2008年に、世界基準の有力創薬企業として、感染症・抗炎症などに強みを持つ、富山化学工業をグループ会社化しました。抗インフルエンザ治療薬「T-705」は、既存の治療薬とは異なるメカニズムで、新型インフルエンザにも有効性が期待されており、注目を集めています。また、2010年には、ジェネリック医薬品などの開発・販売を行う、富士フイルムファーマを設立。2011年には、世界クラスのジェネリック医薬品企業であるDr. Reddy's Laboratories Ltd(インド)と業務提携を行いました。先発医薬品に比べて、安価なジェネリック医薬品は、患者負担の軽減や医療費抑制を目的として、世界的に需要が高まっており、高品質でコスト競争力に優れたジェネリック医薬品の開発・製造に取り組んでいます。
バイオ医薬
2011年にメルク社(米国)からバイオ医薬品の受託製造会社2社を買収。2012年には日本を代表するバイオ医薬品メーカーである協和発酵キリンとともに、今後大きな成長が見込まれるバイオ医薬品の後発薬の開発・製造・販売を担う協和キリン富士フイルムバイオロジクスを設立しました。富士フイルムは、写真事業で培った生産や品質管理、コラーゲンなどに関する知見を活用することで、バイオ医薬品分野でも存在感を強めています。
再生医療
「再生医療」分野では、2010年に、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングと資本提携を行いました。再生医療は、人工臓器や移植による治療に代わり、病気や外傷で失われた組織や臓器を再生させることが可能な、有望な治療法として注目を集めています。ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングは、日本における再生医療のパイオニアとして、細胞培養に優れた独自の技術を保有し、国内で細胞再生医療材料事業を実施する唯一のバイオベンチャー企業として知られています。富士フイルムが持つコラーゲンなどに関する知見やナノテクノロジーを活用し、協力して再生医療材料の研究開発を推進しています。

