産業機材
![[写真]半導体材料から情報記録紙まで、多様な産業用機材を展開しています。](pack/images/machinery_mainvisual_01.jpg)
事業概要
さまざまな産業分野に対して展開されているビジネスをご紹介します。
半導体材料
半導体の世界市場規模は約24兆円とされ、そのうち半導体材料市場は約3.8兆円で、今後も高い成長率が予測されています。富士フイルムでは、半導体材料市場の中でも成長性の高い高機能材料分野に特化した事業展開を行い、1983年より半導体生産に必要な材料であるフォトレジスト(ウエハーに回路を焼き付ける際に必要な感光性材料)の生産・販売を行ってきました。
近年、半導体製造工程の微細化・多層化により、富士フイルムの持つ高機能材料技術が威力を発揮する段階となってきており、2004年に米国アーチケミカル社の半導体関連部門を買収。2006年には、急速な事業拡大が見込まれる中国において半導体用各種現像液の生産を開始しました。2010年には米国プラナー社を完全子会社化し、CMPスラリーの製造・販売体制を強化するなど、今後も、ワールドワイドで市場拡大が見込まれる半導体材料事業をさらに拡大させていくための取り組みを行っていきます。
インクジェット用材料・機材
![[写真]産業用インクジェットヘッド](pack/images/machinery_img_01.jpg)
産業用インクジェットヘッド
需要の拡大が続く民生用・産業用インクジェットビジネスにおいて、インクジェットプリンター向けインク染料・顔料などの開発・製造・販売をグローバルに展開しています。その中でも、キーとなるプリンターヘッドとインク関連で積極的なM&Aを実施し、2005年には、産業用インクジェットプリンター用 UVインクで世界トップシェアの英国Sericol社を買収。2006年には民生用インクジェットプリンター用インク染料で世界トップシェアの英国 Avecia社を買収し、さらに2007年には、産業用インクジェットプリンター用ヘッドのトップメーカーである米国Dimatix社を買収してきました。
富士フイルムの持つ高度なインク技術との融合により、民生用・産業用インクジェットビジネスにおいて高品質画像出力や、さまざまな新素材への画像出力を実現していきます。
機能性材料
![[写真]生ビールから酵母を除去するミクロフィルター](pack/images/machinery_img_02.jpg)
生ビールから酵母を除去するミクロフィルター
機能性材料事業では、電子・食品・製薬・液晶ディスプレイ製造などの市場で使用されるミクロフィルターを生産しています。電子部品や液晶ディスプレイ製造に不可欠な超純水の製造や、生ビールや日本酒の製造過程での発酵に使用された酵母の除去の用途、そして製薬分野では、リンゲル等の輸液中に微少な粒子が存在しても生命に重大な危険が生じるために、その除去のために超精密なろ過膜が必要であり、富士フイルムのミクロフィルターが活躍しています。このミクロフィルターによって生ビールの熱処理が不要となるなど、高性能で高品質なミクロフィルターが、さまざまな産業のニーズに応えています。
非破壊検査機材
![[写真]非破壊検査用デジタルX線画像検査システム](pack/images/machinery_img_03.jpg)
非破壊検査用デジタルX線画像検査システム
医療分野で活躍するX線フィルム・機器が、さまざまな工業の分野でも活躍しています。対象物の内部をX線を通して見ることができるため、建築物の構造検査や石油・発電プラント・航空機エンジン保守などのいわゆる「非破壊検査分野」において広く用いられ、さまざまな構造物の欠陥の発見に大きく貢献しています。
情報システム
![[写真]絵巻物などの古文書のアーカイブ化に貢献](pack/images/machinery_img_04.jpg)
絵巻物などの古文書のアーカイブ化に貢献
情報システム事業では、オフィスや官公庁で日々発生する多種多様な情報を有効かつ効率的に管理していくためのさまざまなツールを提案販売しています。その代表的な製品であるマイクロフィルムは約500年の保存ができることに加え、高解像・省スペースであることから、最近では古文書などの文化遺産の保存に活用されています。文化遺産のマイクロフィルム化によりデジタル化も可能になることから、インターネットでの閲覧も実現できるなど文化的な貢献度の高い事業といえます。また、金融機関で使用される「手形・小切手記録システム」や「印鑑照会システム」、官公庁やオフィスで発生する帳票類を管理する「電子帳票システム」なども手がけています。
情報記録紙
![[写真]インクジェットペーパー「画彩」](pack/images/machinery_img_05.jpg)
インクジェットペーパー「画彩」
情報記録紙事業では、インクジェットプリンターで使用されるインクジェット用紙「画彩」を始め、各種領収書や伝票・納品書などで使用される「感圧紙」などを生産・販売しています。さらに、世界初の圧力測定フィルムである「プレスケール」を販売しています。プレスケールは圧力測定をより高精度に簡単に行えるため、医療分野では、歯のかみ合わせ具合の測定や義肢・義足の摺動面チェック、産業分野では、タイヤの接地圧や自動車の衝突実験測定など、さまざまな分野で用いられています。
成長する環境・エネルギー分野などでの新規展開
![[写真]偽造防止ラベル フォージガード](pack/images/machinery_img_06.jpg)
フォージガード(ラベル)に専用ビューワーをかざすとフルカラーの画像が出現する様子
産業機材分野では、現在、大きく成長が見込まれる「環境・エネルギー分野」「電子材料分野」「セキュリティ分野」において、新規事業開発に取り組んでいま す。2010年には専用ビューワーをかざすことでフルカラーの画像が現れる、世界初の偽造防止ラベル「フォージガード」を発売しました。高い偽造難易度と 容易な真贋判定を両立させた偽造防止ラベルとして注目を集めており、さまざまなセキュリティ分野(純正品表示ラベル、IDカード、宝飾品・美術品などの鑑 定書、製品パッケージなど)で活用されています。また、薄膜太陽電池などを用途とした「超ハイバリア性透明フィルム」や、熱による収縮率を抑えた太陽電池 用バックシート向け「高耐候PETフィルム」、資源枯渇が懸念される希少金属(レアメタル)のITO(酸化インジウムスズ)を使用しない新たな「透明導電性フィルム」を開発するなど、当社の独自技術を活かした高機能材料の開発・市場導入を積極的に進めています。


