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機能性化粧品開発

 

天然抗酸化成分 高浸透ナノ分散液の開発

[図1]肌老化の概念

【図1】肌老化の概念

肌の老化は、紫外線やそれにより発生する一重項酸素(活性酸素の一種)が、肌の細胞を刺激し、さらには細胞外マトリックス(コラーゲンなど)を破壊することで起こることが知られている(図1)。そこで我々は、肌の光老化防止に有用な抗酸化成分、アスタキサンチンに着目し、そのナノ乳化物を開発した。


[図2]機能化ナノ分散物

【図2】機能化ナノ分散物

アスタキサンチンは天然の抗酸化成分で、特に一重項酸素の消去能が非常に高い成分である。しかし、肌に浸透させるようにナノサイズまで細かくすると、凝集や光・熱による分解が大きな問題となる。そこで我々は粒子表面を凝集しにくくする膜で包み、さらに安定化させるための機能成分を複数組み合わせた機能化ナノ分散液を開発した(図2)。ナノサイズが維持されているため、分散液はいつまでも透明を保っている(図3右)。このナノ分散液により、アスタキサンチンを有効なまま肌の奥まで届けることを可能にした(図4)。


[図3]アスタキサンチンのナノ分散物

【図3】アスタキサンチンのナノ分散物

[図4]ナノ分散物の浸透性

【図4】ナノ分散物の浸透性


世界最小クラス ヒト型ナノセラミド分散液の開発

また、我々は、この技術をさらに発展させた独自の乳化分散技術『NANO FOCUS技術』により、世界最小クラスの透明なヒト型ナノセラミド分散液(粒子径約20nm)の開発に成功した(図5)。
セラミドは、外界の刺激から体を保護する『バリア機能』を担う『角層』に存在する細胞間脂質で、水分の蒸発を防ぐ重要な成分である。セラミドにはさまざまな型が存在する事が知られているが、肌の水分蒸散を抑制するためには、人の肌に存在する物と同じ『ヒト型セラミド』を肌に適用することが必要である。ところが、ヒト型セラミドは水に溶解せず、また油などあらゆる成分への溶解性が非常に低いため、従来の技術では角層への浸透性が不十分であった。我々が開発したヒト型ナノセラミド分散液は、人の角層への浸透が約9倍に高まり(図6)、角層のすみずみまでセラミド(図7中の緑色部分)が浸透することを確認している。

[図5]ヒト型セラミド分散液のTEM写真と模式図

【図5】ヒト型セラミド分散液のTEM写真と模式図

[図6]角層へのセラミド浸透量

【図6】角層へのセラミド浸透量

[図7]ヒト型セラミド分散液のTEM写真と模式図

【図7】ヒト型セラミド分散液のTEM写真と模式図

「肌のアンチエイジング」に応える機能性化粧品「アスタリフト シリーズ」の開発

このように、我々は先進・独自の技術を用いることで、「肌のアンチエイジング」という女性の願いに応える機能性化粧品「アスタリフト シリーズ」を開発した(図8)。また、H22年9月には、「ヒト型ナノセラミド」を配合した、化粧品『アスタリフト ジェリー アクアリスタ』を開発(図9)。上市以来「本当に肌が乾燥しなくなった。」という嬉しい声をたくさん頂いている。
我々は、これからも人々のQOL向上のため、女性の肌悩み、人々の肌の悩みを根本的に解決できる商品、技術を開発していきたいと考えている。

[図8]アスタリフト シリーズ

【図8】アスタリフト シリーズ

[図9]アスタリフト ジェリーアクアリスタ

【図9】アスタリフト ジェリーアクアリスタ


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