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| 画像技術のデジタル化をリードするために、富士フイルムは高画質の実現にこだわってきた。画像情報を余すところなく高精度で読み取り、思い通りに高画質な画像をプリントする技術を確立していくために、位置決め、搬送制御、振動制御、温度制御、流体制御といった領域で、高精度かつ独自の機械系技術を開発してきたのである。また、光学・エレキと融合したオプトロニクス・メカトロ技術領域においては、デジタルイメージング(DI)のコアである、スキャニング技術、デバイス技術等を支えている。 |
| FCR(Fuji Computed
Radiography:デジタルX線画像診断システム)は、X線撮影診断をデジタル化して診断を行う【図1】。お医者さんに正確な診断を行っていただくために、IP(イメージングプレート)上に記録されたX線画像情報を正確に読み取るスキャニング技術が必要となる。 |
| 【図1】FCR外観 |
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| 画像を読み取るスキャナは、IP搬送系、回転照射するレーザ光学系、IPの発光を読み取るセンサ系で構成されている。ここでは高精度の駆動・搬送メカニズムや、各系の振動抑制技術が重要となる【図2】。 |
| 【図2】駆動・搬送メカニズム |
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| 富士フイルムでは長年人間の視覚特性に関する研究を行っており、スキャニング系の振動特性と画質との相関関係を明らかにしてきた。この相関関係を基盤として、3次元CADモデルの構築・シミュレーションを行い、高精度搬送系や軽量高剛性のスキャニング系を開発・設計している【図3】。 |
| 【図3】副走査メカニズム(内部構造) |
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| 高機能で柔軟材料のIPの性能と耐久性を維持するためには、搬送速度を安定化させると同時に、搬送中にIPに加わる負荷を軽減することが重要となる。富士フイルムでは独自の搬送シミュレーション技術を構築するとともに、IP搬送負荷の計算結果を品質工学的に処理・解析することによって、高精度かつIPに優しい搬送系の最適化設計を実現している【図4】。 |
| 【図4】搬送シミュレーション |
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| 機械系技術の活躍分野は、現在、写真店向けフルデジタル・ミニラボシステムFrontier、医療向けFCR等が主力である。今やまさにデジタル化によって画像はいろいろな産業分野で融合しながら、新たな分野へ急速に広がっている。富士フイルムでは、今まで培ってきた高品位画像を扱うための高精度機械系技術を発展させるとともに、省エネルギー・環境対応の技術を新たに開発することによって、高生産性のサービス用機器から身近な装置まで、いろいろなシーンで使われる各種画像機器を開発することを目指している。 |
| Fuji Computed Radiographyの略。IP(イメージングプレート)にX線画像情報を記録、画像読取装置で読み取り、コンピュータによるデジタル画像処理をして高精度の診断画像を出力する医療用デジタルX線画像診断システム。 |
| Imaging Plate。きわめて弱いX線量で高精度の画像情報が得られる輝尽性蛍光体(BaFX)とそれを塗布する支持体で構成される画像記録センサ。 |
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