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液晶ディスプレイの急拡大に伴う需要増に対応して最新鋭工場を建設!
富士フイルム九州「フジタック」第1工場
本日より本格稼動


平成18年10月30日
富士フイルム株式会社

 富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆、以下:富士フイルム)は、重点成長事業であるフラットパネルディスプレイ材料事業の主要製品「フジタック」※1の新たな中核生産拠点となる富士フイルム九州株式会社(社長:山口 光男、以下:富士フイルム九州)第1工場を本日より本格稼動させます。

 液晶ディスプレイは、日本をはじめ米国、欧州でも急速に普及が進み、世界的に需要が急拡大しています。液晶テレビの本年の世界販売台数は昨年の約2倍になると予想されていますが、世帯普及率は約6%で、今後も高い成長が見込まれます。また、画面サイズの大型化も進み、液晶ディスプレイの合計面積は平成20年度には平成17年度の約2.5倍になると見込まれています。

 このような状況下で、抜群の透明性、平滑性、光学特性を誇り、偏光板保護フィルムとして液晶ディスプレイに不可欠な材料である「フジタック」の需要はますます拡大しております。富士フイルムは、さらなる能力増強と安定供給の強いニーズにお応えしていくため、この第1工場に引き続き、来年の8月には第2工場、平成20年4月には第3工場を順次稼動スタートさせていく計画です。

 「フジタック」の製造は、他社の追従を許さない、富士フイルム独自の数多くの生産技術に支えられており、富士フイルム九州は、そうした技術を結集させ、高い生産性と安定性を両立させた最新鋭の生産工場です。エネルギー供給にはBOO方式※2を採用し、安定的に一括して電気と蒸気の供給を受けます。最大の特長は、その工場統括システムです。生産管理棟に中央管制室を設けて、3工場のメインの製膜管制機能だけでなく、その前後の工程の管制機能も一か所に集約するとともに、運転や故障解析、訓練などの各種支援システムを導入します。また、製造・品質保証・保全・総務スタッフも生産管理棟のスタッフ室に一元化します。こうした集中管理により、緊密なコミュニケーションによる情報の共有化と迅速なアクションを推進し、効率的で確実な生産立ち上げと安定製造を実現していきます。

 また、環境対応としては、井水使用量削減のため、雨水の積極的な利用、クーリングタワー※3での循環使用率アップ、蒸気ドレイン水※4の再利用など、「水」を大切にすることに徹底的に拘った工場です。その他にも、コジェネレーションシステム※5や太陽光発電による省エネと液化天然ガスの使用によるCO2の削減など、随所で環境面への配慮施策を展開し、完全循環工場として、地域共生と環境保全を機軸に据えて、地域の発展に貢献してまいります。

 フラットパネルディスプレイ材料事業は、富士フイルム九州を中心に大幅な生産能力増強を進める「フジタック」に加え、視野角拡大効果のある「WVフィルム」※6、パネル表面の反射防止効果の高い「CVフィルム」※7などの当社独自の技術を生かした特長のある製品の拡販により、平成19年度には目標を1年前倒しで売上高2,000億円を達成できる見通しです。さらに、カラーフィルター用材料「トランサー」※8「カラーモザイク」※9の事業拡大も進め、平成21年度には一気に売上高3,000億円を達成してまいります。

※1 
フジタック
: 
TAC(セルローストリアセテート)を素材とし、液晶用偏光板の保護膜として使用。
 
※2 
BOO方式
: 
「Build Own Operate」の略で、運転管理まで事業者が実施するオンサイト事業のこと。
 
※3 
クーリングタワー
: 
水を人工的に蒸発させて、その気化熱で冷却水を作る冷却塔のこと。
 
※4 
蒸気ドレイン水
: 
ボイラーなどの蒸気が水になったもの。
 
※5 
コジェネレーションシステム  
: 
発電の際に発生する排熱を蒸気や温水などで回収し、有効利用する熱電併給システムのこと。
 
※6 
WVフィルム
: 
液晶パネルの視野角を大幅に拡大するフィルム。富士フイルムの独自製品。
 
※7 
CVフィルム
: 
液晶パネル表面の反射防止フィルム。低反射率、高精細、高防塵/防汚などの特長がある。
 
※8 
トランサー
: 
液晶向けカラーフィルター作製用フィルム。当該フィルムから赤・緑・青・黒の色層をガラス基板にドライラミネーション方式で転写、カラー液晶パネルを作成。大型パネル製造に最適。
 
※9 
カラーモザイク
: 
液晶向けカラーフィルター用カラーレジスト。透過型、半透過型、反射型などあらゆる液晶ディスプレイ用途に対応、原色系、補色系や液晶セルギャップを制御するフォトスペーサーなどの機能性材料を幅広く取り揃える。
 



<富士フイルム九州の概要>
 
・所在地熊本県菊池郡菊陽町津久礼2900番地
・資本金5,000万円
・設 立平成17年4月1日
・敷地面積約26万m² (エネルギー供給棟を除く)
・従業員64名(2006年10月30日現在)


<フジタック供給体制>
 

フジタック換算供給能力(年間)
合計能力
富士フイルム九州
第1工場
富士フイルム九州
第2工場
富士フイルム九州
第3工場
平成18年10月現在
稼動中



既存工場※10
280百万m²

 

 

 
平成18年10月
第1ライン
50百万m²


330百万m²
平成19年2月
第2ライン
50百万m²


380百万m²
平成19年8月

第3ライン
50百万m²

430百万m²
平成19年12月

第4ライン
50百万m²

480百万m²
平成20年4月


第5ライン
50百万m²
530百万m²
平成20年8月


第6ライン
50百万m²
580百万m²
 
※10 
富士フイルム神奈川工場足柄サイト、富士フイルムオプトマテリアルズ株式会社 第1〜 4工場生産分


富士フイルム九州「フジタック」第1工場



本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
報道関係  広報部  TEL 03-3406-2490



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