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大容量化するCT、MRI 画像の3次元画像解析システムに本格参入!
「ボリュームアナライザー SYNAPSE VINCENT」新発売
当社独自の画像処理技術「Image Intelligence™」(*1)により、高速・高精度な画像解析を実現


平成20年7月7日
富士フイルム株式会社

 富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、CT、MRIなどによる断層画像から高精度な3次元画像を描出する独自開発の画像解析システム「ボリュームアナライザー SYNAPSE VINCENT(シナプスヴィンセント)」を、富士フイルムメディカル株式会社(社長:加藤久豊)を通じて7月7日より発売します。

 臓器や血管などの2次元画像を立体画像として可視化する3次元画像解析システムは、その見やすさ・分かりやすさから、インフォームドコンセントや多くの医師が関わる治療カンファレンスの場面などでの活用が拡大しています。また、昨今は、CTの多列化、超高磁場MRIなどの画像診断装置の目覚しい進歩で、短時間に数百から数千枚の断層画像の撮影が可能になり、これらの大量の画像データから描出した3次元画像をもとに、血管の走行・内径、臓器の容積などを自動で測定して疾患部をより正確に診断し、治療計画作成に役立てるなど、精度の高い解析機能のニーズが高まっています。富士フイルムは、こうした高度化する医療現場のニーズにこたえ、また、専門技術や手間・時間を要する3次元画像作成のワークフローの効率化を実現していくため、信頼性の高い独自の認識技術を活用した3次元画像解析システム「ボリュームアナライザー SYNAPSE VINCENT」を開発しました。X線フィルム、デジタルX線画像診断システム「FCR」(*2)、そして医用画像情報システム「SYNAPSE」(*3) を通じて、医療の現場に一貫して「よりよい診断画像」の提供を行ってきましたが、さらに医師の診断や治療計画立案をサポートするシステムの開発・提供へ、その事業領域を拡大していきます。

<製品特徴>
1. 信頼性の高い独自の画像処理技術で高精度な自動抽出を実現
デジタルカメラの顔検出や乳がん関心領域検出(CAD)などを可能にする富士フイルムの画像処理技術「Image Intelligence™」を応用展開することで、各種臓器や血管などの精度の高い3次元画像の簡単かつ高速な自動抽出を実現。専門技術や作業時間を要さず、バラツキのない解析画像の提供が可能になり、画像データの増大に伴う放射線技師の負荷軽減や医師の読影作業の迅速化に貢献します。
2. 診断・治療計画をサポートする実用性の高い解析機能を搭載
各診療科の臨床医との共同研究によって、実際の診断プロセスに即し、見たい画像や解析情報を高い精度で提供する解析機能を開発。例えば、心臓では、「冠動脈解析」を使って3次元画像から冠動脈だけをクリアに抽出することや、血管内のつまり度合いの計測などが可能です。また、肝臓では、「肝臓解析」を使って臓器内の複雑に絡み合う血管構造を3次元でクリアに抽出することや、血管ごとの支配領域を認識し、色分け・分割表示して容積データを提供することなどが可能です。これらは治療計画の検討に有用な臨床アプリケーションとして、各科専門医から高い評価を得ています。その他にも、腹部の内臓脂肪と皮下脂肪ボリューム計測によって、メタボリックシンドロームの判定に有効な測定値を提供する「腹部解析」など豊富な解析機能を実現しました。
3. 忙しい医療現場にストレスを与えないスピードと多様な操作環境を実現
解析フローを考慮した画面レイアウトは、ワンクリックで基本操作が行える快適なオペレーション環境を提供します。また、使用ニーズに合った操作環境をカスタマー自身で設定できるなど柔軟な対応が可能です。さらに、最新のハードウェア(マルチコアCPU)やOS(64bit版 Windows Vista)の性能を最大限に引き出せるソフトウェアのコア技術を新たに開発したことで、3次元画像処理における卓越したスピードと安定性を実現しました。
4. 「SYNAPSE」との連携で、病院内のあらゆる場所で3次元画像解析・表示が可能
「SYNAPSE VINCENT」にはスタンドアロン環境で利用する「ワークステーションタイプ」と、ネットワーク上で利用する「サーバータイプ」の2タイプをラインアップ。サーバータイプは、富士フイルムの医用画像情報システム「SYNAPSE」と組み合わせることで、臨床各科、手術室、外来、病棟、画像診断部など院内でのさまざまな場所で3次元画像診断・解析を可能にします。また、スナップショット機能を利用することにより、放射線技師が作成した3次元解析画像を、後から医師が臨床目的に応じて微調整することができる新しいワークフローを提供します

 富士フイルムは、世界に先駆けて1983年にデジタルX線画像診断システム「FCR」を発売。また、医用画像情報システム「SYNAPSE」が世界中の多くの医療機関に導入され、稼働率99.99%という抜群の安定性と高画質でオンデマンドの利用環境を提供し、高い評価を得るなど、長年に渡って医療の現場で役立つ診断画像を提供しています。今後も、当社の高い技術力と画像診断分野における豊富な経験を生かして幅広い診断・治療計画をサポートする最適なソリューションをご提供し、当社のメディカル・ライフサイエンス事業の成長につなげるとともに、医療の質の向上や人々の健康の維持増進、クォリティ オブ ライフのさらなる向上に努めていきます。

*1 
当社独自の超高画質デジタル画像ソフトウェア技術の総称です。
*2 
Fuji Computed Radiographyの略。イメージングプレート(IP)に記録したX線画像情報を読み取り、診断目的に合わせて最適なデジタル画像処理を行うことで、高精度の診断画像を生成する医療用デジタルX線画像診断システムです。
*3 
FCR ・FDRやCT、MRなどの各種モダリティで撮影される大量の画像データをネットワーク上で管理する富士フイルムの医用画像情報システムの名称です。





1. システム名: ボリュームアナライザー SYNAPSE VINCENT
薬事販売名:富士画像診断ワークステーション FN-7941型
薬事承認番号:22000BZX00238000

2. 発売日: 平成20年7月7日(月)

3. 主な仕様:
(1) ハードウェア
 <スタンドアロン・ワークステーションタイプ>   <サーバータイプ>
・CPU クアッドコア Intel Xeon プロセッサー
・OS Microsoft Windows Vista Business 64bit
・モニタ 2タイプ
20インチカラーUXGAモニタ
(1面または2面)
24インチカラーWUXGAモニタ
(1面または2面)
1 サーバー
・CPU クアッドコア Intel Xeon プロセッサー
・OS Microsoft Windows Server 2008 Standard 64bit

2 クライアント
・CPU デュアルコア Intel Core2 Duo プロセッサー
・OS Microsoft Windows Vista Business 32bit
・モニタ 2タイプ
20インチカラーUXGAモニタ
(1面または2面)
24インチカラーWUXGAモニタ
(1面または2面)

(2) アプリケーションソフト
基本ソフトウェア:2タイプ(Liteエディション/Standardエディション)
オプションソフトウェア: 心臓解析機能、石灰化解析機能、生理機能解析、大腸解析機能、冠動脈解析機能、歯科解析機能、肝臓解析機能、腹部解析機能、仮想超音波解析機能、画像合成機能、画像演算機能、肺解析、など


ボリュームアナライザー SYNAPSE VINCENT




本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
お客さま 富士フイルムメディカル株式会社 マーケッティング部 TEL 03-6419-8033
報道関係 富士フイルム株式会社 広報部  TEL 03-6271-2000
関連リンク 関連リンク更新日 平成20年7月7日
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