ニュースリリース

ニュースリリースの内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。富士フイルム株式会社 役員氏名の正式表記は、【富士フイルムについて | 役員一覧】をご覧ください。
役員一覧
顧客満足のさらなる向上を目指し
富士フイルム九州 品質・環境・労働安全衛生に関するマネジメントを
一本化したシステムで第三者機関から3規格同時に認証取得!


平成19年7月25日
富士フイルム株式会社

 富士フイルム株式会社(社長:古森重隆)の、フラットパネルディスプレイ材料事業の主要製品「フジタック」*1の生産拠点である富士フイルム九州株式会社(社長:山口光男)はこのたび、品質・環境・労働安全衛生に関するマネジメントを一つに統合して管理・運営するマネジメントシステムを構築し、品質マネジメントシステムISO9001*2と、環境マネジメントシステムISO14001*3、労働安全衛生マネジメントOHSAS18001*4の3規格を同時にISO第三者審査登録機関から認証取得しました。

 富士フイルムグループは各事業拠点において、事業内容に合った複数のマネジメントシステムを統合することにより「製品品質の向上」や、「環境配慮」、「労働安全衛生管理の充実」を図り、「業務システムの効率化」、「コミュニケーションの継続的改善」などを合わせて効率的に推進し、事業全部門の共通の課題である「顧客満足」の向上を目指しています。

 今回、富士フイルム九州は、富士フイルム本社が既に認証取得した品質・環境の統合マネジメントシステムをベースに、生産拠点の重要課題である労災予防効果を高めるための労働安全衛生マネジメントを加え、3規格を一本化するマネジメントシステムの構築を進めました。労働安全衛生を加えることで、例えば、設備の立ち上げを行う際に品質や環境に配慮すると同時に、設備の安全の確保や作業時のリスクアセスメントも含めた全体の活動を決めていくなど、バランスを取った課題設定と遂行を可能にします。
 また、既に実績のある富士フイルムの各生産拠点で培った品質保証や環境保全、労働安全衛生に関する長年の実績やノウハウを積極的にシステム構築プロセスに取り入れたことで、認証取得の活動を開始してから約半年という短期間で、審査機関より認証を取得し、国内の富士フイルムグループでは初となる3つのマネジメントを統合したシステムの運用を実現しました。

 富士フイルムグループは、富士フイルム九州における統合マネジメントシステムの知見を活かし、顧客満足向上に向けたグループ全体のマネジメントシステムの統合・強化をさらに推進してまいります。

 
*1:
フジタック:写真フィルムの支持体としても使用されているTAC(セルローストリアセテート)を素材としており、優れた光学特性を有する液晶ディスプレイ用偏光板に不可欠な偏光板保護フィルム。 
 
*2:
ISO9001:品質マネジメントシステムの国際規格。国際標準化機構(International Organization for Standardization)により1987年に初版が制定された。トップマネジメントの下、品質における方針・目標管理、プロセスアプローチ、経済的改善、顧客満足などを継続的に改善することなどを特徴とする。2000年には、改定3版が制定され、製造業のみならず販売業やサービス業にも適用しやすくなった。 
 
*3:
ISO14001:環境マネジメントシステムの国際規格。国際標準化機構(International Organization for Standardization)により1996年に制定。組織の事業活動により発生する環境への影響を、方針・目標を定めて低減するための活動を行う。ISO9001との両立性向上と、要求事項の明確化などを柱として2004年に改定された。 
 
*4:
OHSAS18001:労働安全衛生マネジメントの仕様。1999年に制定。組織の活動に伴う安全衛生に関するリスクを継続的に低減・改善することを特徴とする。 



本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
お客さま  CSR推進部 環境・品質マネジメント部  TEL 03-6271-2064
報道関係  広報部
 TEL 03-6271-2000



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