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富士フイルム オンラインフォトサービスのシステム開発ベンダー
IP Labs GmbH を買収し、オンラインフォトサービス事業を拡大


平成20年1月22日
富士フイルム株式会社

 富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、欧州の現地法人FUJIFILM Europe B.V.を通じて、オンラインフォトサービスのシステム開発会社であるドイツ IP Labs GmbH (アイピーラボ、所在地 : ドイツ ボン市、以下IP Labs社)の発行済全株式を取得し、富士フイルムグループの100%子会社といたします。

  IP Labs社は、1997年の設立以来、高いソフトウエア技術を背景に、主にオンラインフォトサービスのシステムの開発、販売および保守を行っている会社です。 IP Labs社が提供するオンラインフォトサービスシステムはユーザーが多彩な商品を分かりやすく簡単な操作で注文でき、また、カスタマイズが容易な点が評価され、欧州を中心とした世界各国の多くのラボや写真チェーン店などに導入されています。

 オンラインフォトサービスとは、デジタルカメラで撮影した画像をインターネットを通じアップロードし、写真プリントなどを注文するサービスのことです。デジタルカメラの普及と通信回線のブロードバンド化に伴い、そのビジネス規模は2006年で、446百万ドル(USA)、290百万ユーロ(欧州)、70億円(日本)となり、さらに年平均20~30%の成長率で伸びています。(*1) また、これまでオンラインフォトサービスでは、写真プリントの注文が主流でしたが、これに加え、複数の画像で一冊のオリジナルアルバムを作成する「フォトブック」などの付加価値商品をパソコンからオンラインで注文したいというニーズが高まっています。

 富士フイルムでは、1997年より、オンラインフォトサービス事業を展開していますが、今回、IP Labs社を富士フイルムグループの100%子会社とすることで、付加価値商品のラインナップを強化し、この事業をさらに拡大します。
 IP Labs社の持つ、優れた操作性で多彩な商品を注文できるシステムと、これまで富士フイルムが培った独自の画像処理技術Image IntelligenceTM(*2)などを組み合わせ、当社が持つデジタルミニラボ「フロンティア」、ゼログラフィー出力方式の富士ゼロックスのカラープリンター(*3)、昇華型プリンターなどのさまざまな機器に出力いたします。利便性が高く、バラエティーに富んだシステムを提供し、フォトブックなどの付加価値商品、サービスを充実いたします。

 富士フイルムは今後拡大が予想されるオンラインフォトサービスを充実させることにより、写真の魅力をさらに広げ、写真文化の維持・発展に貢献し、写真ビジネスを更に拡大してまいります。また、多様化するお客さまのニーズにおこたえし、プリントサービスの拡大・向上に努めてまいります。

 
*1:
(株)インフォトレンズ及び当社調べ 
 
*2:
当社独自の「撮影および被写体条件を自動的に解析し、用途・媒体に合った最適画像を表現する」超高画質デジタル画像ソフトウェア技術。 
 
*3:
静電気を利用して紙面に複写する、電子写真複写法。乾式複写。 

<IP Labs GmbH.の概要>
設立      : 1997年12月
所在地     : ドイツ ボン市
事業内容   : オンラインフォトサービスのシステムの開発、販売、保守



本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
報道関係  広報部
 TEL 03-6271-2000
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