ニュースリリース
富士フイルム 米国 放射線情報システムメーカー Empiric社を買収
医療ITシステム事業を拡大
2008年12月2日
富士フイルム株式会社
富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆、以下富士フイルム)は、米国の販売子会社 FUJIFILM Medical Systems USA, Inc. を通じて、放射線情報システム(Radiology Information System,以下RIS)(*1)メーカーである米国 Empiric Systems, LLC社(本社:米国 ノースカロライナ州、以下エンピリック社)の発行済全株式を取得し、エンピリック社を富士フイルムグループの100%子会社として新たにスタートさせます。
富士フイルムは、国内トップシェアを誇る放射線科PACS(*2)の戦略商品「SYNAPSE」(*3)を中核に、2007年以降、循環器部門向け医用画像情報システムメーカーの米国「Prosolv(プロソルブ)社」の買収、国内の「住商情報システム(株)」の内視鏡・超音波・病理部門システム事業の譲受、中国のHIS(病院情報システム)・RISのトップメーカー「天健社」の子会社化などを通じて、放射線科以外の情報システムも含めた病院全体の医療ITシステム事業の拡大をグローバルに推し進めています。
米国市場においては、2006年にエンピリック社と販売提携を行い、「SYNAPSE」とエンピリック社のRIS製品をシームレスな操作が可能なシステムとして拡販を進めてきました。エンピリック社のRIS製品は、「SYNAPSE」と同様、サーバ側にアプリケーションソフトがすべてインストールされ、ネットワークで繋がったクライアント側はソフトのインストールが不要なWebベースのシステムで、導入やバージョンアップの容易さ、拡張性の高さ、他のWebシステムとの親和性の高さ、などの特長からユーザーの高い評価を獲得しています。
今回の子会社化により、両社システムの統合を加速し、RISとPACSの一体システム販売が進む米国市場における競争力を強化し、さらにWebベースの強みを生かして、今後拡大が見込まれるインターネット環境を通じた遠隔画像診断やRIS/PACSのASPサービスなどの領域でも積極的な事業展開を進め、シェア拡大を図ります。また、米国のみならず、英・豪・中東・イスラエルなどの医療ITシステム市場において、広く販売拡大を進めていきます。
富士フイルムは、先進・独自の技術をもって、『人々のクォリティ オブ ライフのさらなる向上に寄与していく』という企業理念のもと、「メディカル・ライフサイエンス事業」を重点事業分野とした成長戦略を掲げ、設備投資や研究開発の強化とともに、積極的なM&Aの展開による事業拡大を進めています。事業の成長を通じて、医療の質や効率の向上、人々の健康の維持増進、クォリティ オブ ライフの向上に貢献していきます。
エンピリック社の概要
| 設立 | 2001年 |
|---|---|
| 所在地 | 米国ノースカロライナ州モリスビル市 |
| 事業内容 | 放射線情報システム(RIS)の開発、販売、保守 |
*1 患者登録、検査予約、診断結果レポートなどの機能からなる放射線部門のワークフローを管理する情報システムのこと。
*2 Picture Archiving and Communications System(医用画像情報システム)のこと。
*3 富士フイルムの医用画像情報システム(CT、MRI、CRなどの医療画像診断装置からの検査画像を電子的に保存・検索・解析する画像データベースシステム)の製品名称。
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