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ニュースリリース

 

富士フイルム 抗体医薬品事業を強力に推進
創薬ベンチャーのペルセウスプロテオミクスを子会社化

2009年2月2日

富士フイルム株式会社

富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆、以下「富士フイルム」)は、株式会社ペルセウスプロテオミクス(社長:降矢 朗行、以下「ペルセウス」)の発行済株式の一部取得並びに10億円の第三者割当増資引受により、株式保有比率を22%から約77%に引き上げ、同社を子会社化いたしました。

ペルセウスは、東京大学先端科学技術研究センターの技術を基盤にして設立された、独自の抗体開発技術を持つ創薬系バイオベンチャーで、富士フイルムは平成18年1月に同社に出資して以来、抗体医薬品(*1)の共同開発を行ってきましたが、さらなる連携強化により 研究開発を加速させ、画期的な新薬の創製を目指します。

近年の医薬品市場において、抗体医薬品は病巣の特定の細胞や物質に特異的に作用することから高い治療効果が見込まれ、今後さらなる市場拡大が予想されています。特に、がん領域では満足度の高い治療薬はいまだにほとんどなく、抗体と放射性同位元素(RI)や抗がん剤を結合させた「Armed抗体(*2)」などに大きな期待が寄せられています。

富士フイルムは、このような市場ニーズにこたえるため、写真フィルムなどさまざまな製品開発で培った独自の「FTD技術(*3)」や、20万種類に及ぶ独自の化合物の合成で培った技術と、ペルセウスの保有する抗原の探索や抗体の作成・評価に関する技術とを融合させることで、既存品に比べて高い治療効果を持つ抗体医薬品の開発を進めています。今後、抗がん剤や抗炎症剤領域などへの本格参入を目指し、抗体医薬品事業を強力に推進していきます。

富士フイルムグループは、メディカルシステム・ライフサイエンス事業を重要な成長分野として位置づけ、総合ヘルスケアカンパニーとして「予防~診断~治療」の全領域をカバーしていくことを目指し事業を展開しています。平成18年10月には、RIを診断薬やがん治療薬に応用している第一ラジオアイソトープ研究所(現富士フイルムRIファーマ)をグループ会社化しました。同社の持つRI技術は、「Armed抗体」の開発・市場導入・販売において重要な役割を果たします。なお、同社は昨年、低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫およびマントル細胞リンパ腫を適応症とした、国内初のRI標識抗体療法剤「ゼヴァリン®」(製造販売元:バイエル薬品株式会社)(*4)の販売を開始しております。また、平成20年3月には富山化学工業をグループ会社化することで医薬品事業に本格参入し、「治療」領域の拡大を図っています。今後も高い技術力と豊富な経験を生かして、先進独自の技術をもって最適なソリューションをご提供し、人々のクォリティ オブ ライフのさらなる向上に努めてまいります。

*1 生体に備わっている免疫機能を活用し、特定のたんぱく質と結びつく「抗体」を活用した医薬品。特定の細胞や物質だけに作用するので、治療効果が高く、副作用も少ないと期待される。

*2 より強い薬効が期待される抗体を採用した抗体医薬品。遺伝子工学技術により抗体を改変し、さらにRI・毒素・抗がん剤などを抗体に結合させることで、病原体組織への浸透性を高めることができる。ペルセウスの抗体開発技術と、富士フイルムが保有する合成技術・ナノ化技術・RI技術・画像処理技術などが活用できる。

*3 乳化、分散、ナノ粒子化、ナノカプセル形成、多孔質・多層薄膜形成などによって、目的とするケミカルを処方化、製剤化」(Formulation)して、「目的の部位」(Targeting)に「適切な量を、適切なタイミングで届ける」(Delivery)富士フイルムの技術。

*4 「ゼヴァリン®」は、国内では2002年より、バイエル薬品(旧日本シエーリング)が開発を開始し、2005年に厚生労働省より、CD20陽性のB細胞性非ホジキンリンパ腫に対する稀少疾病用医薬品として指定されました。そして、2008年1月25日にCD20陽性の再発または難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫およびマントル細胞リンパ腫を適応症として、厚生労働省より輸入製造販売承認を取得しました。富士フイルムRIファーマはバイエル薬品株式会社と2008年7月8日に共同事業契約を正式に締結しています。

【ペルセウスの会社概要】

商号 株式会社ペルセウスプロテオミクス
代表取締役社長

降矢 朗行

所在地 東京都目黒区駒場四丁目7番6号
設立 2001年2月1日
資本金 16億9,325万円
事業内容 抗体医薬品・体外診断薬・研究用試薬・核内受容体創薬の開発・販売

本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

  • 報道関係 広報部
  • TEL 03-6271-2000
  • その他のお問い合わせ ライフサイエンス事業部
  • TEL 03-6271-2158

ニュースリリースの内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。

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