ニュースリリース
世界初の映画用デジタルフィルムレコーダー出力専用フィルム「ETERNA-RDI」の開発により
富士フイルムがアカデミー科学技術賞の
“Scientific and Engineering Award”を受賞
2010年1月14日
富士フイルム株式会社
富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、映画用デジタルフィルムレコーダー出力専用フィルム「ETERNA-RDI」の開発により、米国の映画芸術科学アカデミーが選定する2009年度科学技術賞の“Scientific and Engineering Award”を受賞することが決定いたしました。授賞式は、米国ロスアンゼルスにて、現地時間2月20日に行われる予定です。
今回の受賞は、「ETERNA-RDI」の開発によって、映画製作プロセスにおける画像品質の向上とワークフロー改善に大きく貢献したことが評価されたものです。本賞は、富士フイルム株式会社、および「ETERNA-RDI」の設計・開発を担当した3名の技術者(西村 亮治、三木 正章、細谷 陽一)に対して与えられます。
近年、映画製作において、映像情報をすべてデジタル化し、デジタル処理で合成・色補正・編集を行いデジタルマスターを作成する「デジタルインターメディエイト(D.I.)」という手法が急速に普及しています。劇場公開時にデジタル処理された作品をフィルム上映するためには、デジタルマスターからデジタルフィルムレコーダーを用いて映像をフィルムに記録(露光)し、オリジナルフィルムを作成することが必要です。
「ETERNA-RDI」は、富士フイルムが平成19年6月に発売した、世界で初めてデジタルフィルムレコーダー専用に設計された高性能フィルムです。「ETERNA-RDI」は、当社独自の「スーパーエフィシェントカプラー技術」(*1)により、イメージシャープネスの大幅な改良を実現したことで、高精細なデジタルマスターの映像をより忠実にフィルムへ出力することを可能にしました。また、従来のフィルムに比べ、デジタル出力に重要な階調直線性や色分離性を改善することで、デジタルフィルムレコーディングにおける色再現性が大きく向上しました。
富士フイルムは、今後も ETERNAシリーズをはじめとした映画用フィルムの商品開発に積極的に取り組み、クオリティの高い製品を提供することで、映画製作プロセスの進歩・発展に貢献していきます。
*1 「スーパーエフィシェントカプラー技術」:現像時の発色効率を向上させたイエローカプラーを使い、乳剤層を薄層化し、光の散乱を小さくすることで、濁りの少ない鮮鋭度の高い画像再現を実現する技術。
![[図]ETERNA-RDI](pack/images/articleImg/articleffnr0344_img_01.jpg)
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