ニュースリリース
1台で基礎研究から実用化実験まで対応した高性能産業用インクジェットプリンター
「マテリアルプリンター DMP-3000」 国内販売開始
量産装置向けヘッドへの交換が可能で、アプリケーションの効率的な開発に貢献!
2010年3月31日
富士フイルム株式会社
富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、産業用インクジェットヘッドのリーディングカンパニーで100%子会社である米国FUJIFILM Dimatix社(フジフイルムダイマティックス、以下、FDMX社)が開発・製造する、研究・開発用途向けの高性能産業用インクジェットプリンター「マテリアルプリンター DMP-3000」(以下、「DMP-3000」)の国内販売を4月1日より開始いたします。「DMP-3000」は、複数の種類のFDMX社製ヘッドを使用でき、さまざまなアプリケーションの開発に最適なインクジェットプリンターです。
インクジェット技術は、大型ポスターやラベル、パッケージなどの印刷分野を中心に産業用途でも応用が進んでいます。特に、昨今は、カラーフィルターや電子回路基板の製造にインクジェット技術を活用するなど、フラットパネルディスプレイやエレクトロニクスの分野への拡大も始まっています。
富士フイルムは、機能性液体やインクジェット技術を応用したさまざまなアプリケーションの基礎的な研究・実験ができる「マテリアルプリンター DMP-2831」(以下、「DMP-2831」)の国内販売を平成19年3月より開始しています。今回、販売を開始する「DMP-3000」は、「DMP-2831」の上位機種で、1台で基礎研究から実用化実験まで幅広く対応します。
「DMP-3000」は、「DMP-2831」に採用している、MEMS(*1)方式による高品質・高精度の最先端ヘッドとインクカートリッジが一体になったマテリアルカートリッジ(*2)に加え、ノズルごとに吐出調整が可能なDPN機能(*3)を搭載した、3種の量産装置向けヘッド(*4)が使用でき、さまざまな基材に1pl・10pl・30pl・35plのサイズの液滴を吐出することができます。「DMP-3000」を使えば、アプリケーション開発の初期段階では、マテリアルカートリッジを利用して機能性液体の基礎的な研究を行い、その後、ヘッドを切り替えて、より量産に近いレベルでアプリケーションの実用化実験を進めることが可能。インクジェット技術を応用したアプリケーションの効率的な開発に貢献します。
また、ヘッドとテーブルの駆動部にリニアモーターを採用し、最大サイズ300mm×300mmの基板上でも、クラス最高の位置精度(*5)±5µmと繰返し精度(*6)±1µmを実現。今回、新たに搭載した「ノズル検出カメラ」によるヘッドアングル調整機能との組み合わせで、精度が求められるプリントパターンなどを容易かつ迅速に作成することができます。
富士フイルムは、FDMX社の持つ最先端のヘッド技術と、富士フイルムグループが有する高度なインク技術を融合させ、インクジェット技術を活用した産業分野における総合ソリューションを提案していきます。
*1 MEMSとは、“Micro Electro Mechanical System(微小電気機械システム)”の略称で、半導体微細加工技術を用いて、シリコン基板上にマイクロメートルオーダーの電子・機械構造を3次元的に作り込む技術、および製造した部品の総称。この技術をインクジェットヘッドに適用することで、高精度のインク吐出ノズルなどを高精度かつ高密度に配置でき、機械的にも化学的にも安定なインクジェットヘッドを作ることができる。
*2 MEMS方式で、16ノズルを有する、ワンタッチ交換カートリジッジ型のプリントヘッド。1plと10plの2種類がある。
*3 ノズルごとにピエゾ駆動信号の強弱を調整できる機能。ノズル間の液吐出のばらつきを最小限に抑え、精度の高い吐出状態を達成することができる。DPNは、「Drive Per Nozzle」の略。
*4 FDMX社製の「SX-3」「SE-3」「SE-DPN」の3品種。
- 「SX-3」 ノズル数:128個、液滴サイズ:10pl、ノズル面材料:撥水処理されたシリコン
- 「SE-3」 ノズル数:128個、液滴サイズ:35pl、ノズル面材料:撥水処理されたシリコン
- 「SE-DPN」 ノズル数:128個、液滴サイズ:30pl、ノズル面材料:メタル
*5 ユーザーが指定したステージ上の座標位置にステージおよびキャリッジ(ヘッド搭載部)が移動した時の動作位置精度。
*6 同じ描画を繰り返した時に再現できるステージおよびキャリッジの動作位置精度。
記
- 1. 製品名
- マテリアルプリンター DMP-3000
- 2. 発売日
- 平成22年4月1日
- 3. 標準ユーザー渡し価格(税別)
- 2,200万円
- 4. 主な特長
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- (1) 複数の種類のインクジェットヘッド(FDMX社製)の使用が可能
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- 使用できるインクジェットヘッドは、わずか1.5mlの任意の機能性液体で実験ができるマテリアルカートリッジ(「DMP-2831」用)、量産装置向けの「SX-3」「SE-3」「SE-DPN」の計4種類。1pl・10pl・30pl・35plの液滴サイズに対応します。
- 1台で基礎研究から実用化実験まで対応。インクジェット技術を応用したさまざまなアプリケーションの効率的な開発に貢献します。
- (2) クラス最高の位置精度と繰返し精度を実現
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- ヘッドとテーブルの駆動部にリニアモーターを採用し、クラス最高の位置精度±5µmと繰返し精度±1µmを実現。今回、新たに搭載した「ノズル検出カメラ」によるヘッドアングル調整機能との組み合わせで、精度が求められるプリントパターンなどを容易かつ迅速に作成することができます。
- (3) 大型の基材サイズにも対応
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- 基材は、300mm×300mmまでの大型サイズまで対応します。
- (4) 「DMP-2831」で好評の機能を搭載
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- 「吐出観察用カメラ」と「吐出条件調整機能」の搭載により、機能性液体の吐出を観察しながら、吐出状態を調整することができます。
- 基材の位置合わせや基材上に吐出された機能性液体の状態を観察する「基材観察カメラ」も搭載しています。
- シリコンやガラス、プラスチック、紙など幅広いプリント素材の厚みに対応できる「高さ調整機構」、角度調整や加温・吸着機能が付いた「ステージ」、直感的なGUIで初心者でも簡単に操作できる「簡単操作設計」なども採用しています。
![[写真]マテリアルプリンター DMP-3000](pack/images/articleImg/articleffnr0376_img_01.jpg)
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