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ニュースリリース

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ニキビや肌荒れに有効な油溶性抗炎症成分を複数の保湿成分と組み合わせ、安定的にナノ化することに成功
80ナノメートルサイズで毛穴へ集中浸透する新成分

「アクネシューター」新開発

2013年7月9日

富士フイルム株式会社

富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、ニキビ・肌荒れに有効な油溶性の抗炎症成分「グリチルレチン酸ステアリル」を、当社独自のナノマージ技術(*1)によって複数の保湿成分と組み合わせ、80ナノメートルサイズまで安定的にナノ化し、ニキビができる「毛穴」へ集中的に浸透する新成分「アクネシューター」を開発しました。(図2、図3)また、当社の研究で、「アクネシューター」が毛穴に集中浸透すること、「アクネシューター」を塗布することで、肌の水分量が増加し、肌内部の保水機能が改善することを確認しました。今後、この新成分「アクネシューター」を用いて、ニキビケアに有効なスキンケア化粧品を開発していきます。

■「グリチルレチン酸ステアリル」とは

グリチルレチン酸ステアリルは、マメ科の多年草である甘草から抽出される油溶性の天然の植物由来成分で、抗炎症、抗アレルギー作用を持つことで知られています。国内で化粧品に配合することが認められている油溶性抗炎症有効成分(*2)の中でも最も親油性が高く、かつ結晶性が高いため水に溶けにくく、今まで効果的に化粧品へ配合することができませんでした。

[図] 【図1】「 グリチルレチン酸ステアリル」の光学顕微鏡写真(拡大率約350倍)【図2】「 グリチルレチン酸ステアリル」と「アクネシューター」の透過型電子顕微鏡写真(拡大率約10万倍)

【図3】 アクネシューターの構造図(イメージ図)

[写真] アクネシューターの構造図(イメージ図)

*1:油溶性の抗炎症有効成分であるグリチルレチン酸ステアリルと複数の保湿成分を組み合わせてカプセル状にし、水溶化と高浸透化を実現した富士フイルム独自のナノ化技術。マージ(merge)= 融合する、融合させる。

*2:厚労省が化粧品への配合を認可した抗炎症有効成分。2013年6月末時点。

研究背景

ニキビは、毛穴が詰まり、毛穴内部で炎症を起こすことによって発生します。当社はこれまでの研究から、ニキビの中でも、成人後に突発的に発生する「大人ニキビ」は、顔全体の中で部分的、局所的に乾燥することが発生要因の一つであることを見出しました。そこで、「大人ニキビ」を効率よくケアするためには、顔全体の中で肌が部分的、局所的に乾燥している箇所を集中して保湿すると共に、ニキビが発生している毛穴に、抗炎症成分を効率的に届けることが重要だと考えました。

毛穴は付属器官として皮脂腺を持ち、脂性で水溶性成分が浸透しにくいという特性を持っています。そのため、毛穴に効果的に浸透させるには、親油性の高い油溶性抗炎症成分が有効です。しかし、化粧品に配合することが国内で認められている油溶性抗炎症有効成分の中で、最も親油性が高い成分「グリチルレチン酸ステアリル」は結晶性が高く、そのままの状態では、効果的に肌へ浸透させることができず、今までは効果的に化粧品へ配合されていませんでした。そこで当社は、「グリチルレチン酸ステアリル」を、独自技術によりナノ化し、化粧品に効果的に配合できるようにすること、さらに抗炎症有効成分「グリチルレチン酸ステアリル」と保湿成分を組み合わせ、毛穴へ同時に、集中して届けることが可能な新成分の開発を進めてきました。

研究成果

(1)新成分「アクネシューター」を開発することに成功。
油溶性の抗炎症有効成分「グリチルレチン酸ステアリル」を、当社独自のナノマージ技術によって複数の保湿成分と組み合わせ、80ナノメートルサイズまで安定的にナノ化し、化粧品に効果的に配合できる新成分「アクネシューター」の開発に成功しました。これにより、乾燥を改善する「保湿成分」と炎症を改善する「抗炎症成分」の両方を同時にニキビができる「毛穴」へ集中して届けることが、可能になりました。

(2)新成分「アクネシューター」の毛穴への集中浸透と、肌表面での保湿効果を確認。
独自の光学干渉断層画像解析(OCT)(*3) 技術を応用して、「アクネシューター」が毛穴に集中的に浸透していることを確認しました。また、「アクネシューター」を塗布することで、肌表面の水分量が増加していることも確認しました。(図4、図5)

*3:OCTとはoptical coherence tomographyの略。光は、重なり合った時にお互いの振動(振幅)の力を強め合ったり打ち消し合ったりする「干渉」という性質を持ちます。OCTは光が干渉することによって出る信号を画像変換することで、生体組織深部の精密な断層画像を得られる技術です。今回は、この技術を用いて毛穴内部からの特定波長の光反射量を測定しました。

【図4】 OCTを用いた、「アクネシューター」塗布前後の肌への作用の比較

[図] OCT を用いた、「アクネシューター」塗布前後の肌への作用の比較

【図5】 アクネシューターによる肌表層への保湿効果

[図] OCT を用いた、「アクネシューター」塗布前後の肌への作用の比較

(3)「アクネシューター」に肌内部での保水機能の改善効果があることを確認。(図6-1、6-2)
「アクネシューター」が肌内部に浸透することで、角層のバリア機能と潤いにおいて重要なタンパク質であるフィラグリンタンパク(*4)の産生量が最大約7倍まで増加しました。この結果より、「アクネシューター」に肌内部での保水機能の改善効果があることを確認しました。

*4:皮膚の角層に存在するタンパク質で、皮膚のバリア機能を増強する役割を持っている。さらに角層で分解されることにより、天然保湿因子(アミノ酸)となり保水機能を発揮する。

[図] 【図6-1】「 アクネシューター」添加によるフィラグリンタンパク量の増加【図6-2】 3 次元皮膚モデル中のフィラグリンタンパクの分布

【参考】3次元皮膚モデルを用いて確認した「グリチルレチン酸ステアリル」の抗炎症作用の確認

3次元皮膚モデルを用いて乾燥性炎症モデルを作り、「グリチルレチン酸ステアリル」に炎症因子PGE2を抑制する効果があることを確認しました。(図7)

【図7】 乾燥により産出されるPGE2量のグリチルレチン酸ステアリルによる抑制

[図] 【図6-1】「 アクネシューター」添加によるフィラグリンタンパク量の増加【図6-2】 3 次元皮膚モデル中のフィラグリンタンパクの分布

本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

  • お客さま ライフサイエンス事業部 PR
  • TEL 03-6271-2252
  • 報道関係 コーポレートコミュニケーション部
  • TEL 03-6271-2000
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記事の内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。

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