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ニュースリリース

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抗がん剤「FF-10501」の再発・難治性骨髄異形成症候群(MDS)を対象とする
第I相臨床試験を米国で開始

2014年8月28日

富士フイルム株式会社

富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、このたび、米国において、抗がん剤「FF-10501」の再発・難治性骨髄異形成症候群(MDS)を対象とする第I相臨床試験を開始しましたのでお知らせします。本試験は、がん領域で世界トップレベルの研究・治療施設であるテキサス州立大学 MDアンダーソンがんセンター(以下、MDアンダーソンがんセンター)(*1)で行います。

MDSは、血液腫瘍の一種で、血球を作る造血幹細胞に異常が生じて十分な量の血球を作ることができなくなった結果、血球減少を起こす疾患です。また、一部、予後不良の患者で急性骨髄性白血病に進行する難治性疾患でもあります。現在、MDSの患者数は、米国約6万人と推定され、特に高齢者に多く認められます。

「FF-10501」は、富士フイルムが自社での研究・開発をもとに初めて臨床試験をスタートさせた医薬候補品で、現在、日本では第Ⅰ相臨床試験中です。「FF-10501」は、写真フィルムの開発で培った、高い化合物の合成力・設計力を活かして製剤の経時安定性を向上させ、さらに優れた解析技術を駆使することで新規作用メカニズムを解明し、薬効を確認できるバイオマーカーの候補を同定した抗がん剤で、血液がん細胞の増殖を抑制するだけでなく、正常機能を持つ血球細胞への分化を促進することが期待されています。

MDアンダーソンがんセンターは、年間1万人以上の治験参加患者数があり、約2万人のスタッフを有する、世界トップレベルの総合がんセンターです。富士フイルムは、MDアンダーソンがんセンターの世界最大規模の治験実施機能を活用し、第Ⅰ相から前期第Ⅱ相の臨床試験を行うことで、「FF-10501」の安全性と初期の有効性の確認を目指します。尚、今回、MDS 領域で世界的に著名なGarcia-Manero(ガルシア・マネーロ)教授が治験責任医師として臨床試験を主導します。

また富士フイルムは、MDS患者由来のがん細胞を用いて「FF-10501」に関する共同研究も同教授と実施します。今後、共同研究による成果も臨床試験に活用し、「FF-10501」の開発を加速させていきます。

富士フイルムは、化合物の合成力・設計力や解析技術、ナノテクノロジー、生産技術など、写真フィルムなどで培った技術・ノウハウと、富山化学工業や富士フイルムRIファーマなどの医薬分野のグループ中核会社の技術を結集・融合させて、画期的な医薬品の研究・開発、生産プロセスの創出に取り組んでいます。今後、アンメットメディカルニーズが高い「がん」などを重点領域と捉え、研究・開発を積極的に推進して事業展開を図るとともに、革新的な医薬品の提供を通じて社会課題の解決に取り組んでいきます。

*1 テキサス州ヒューストン(米国)にあるがんの治療・研究・教育・予防を専門とする世界最大規模のがんセンター。1941年に設立され、がん撲滅をミッションとしている。3つの精神「思いやり」「誠実」「発見」の理念に基づき、がん治療の国際的リーダーとして、これまで多くの新しいがん治療を開発してきた。

本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

  • 報道関係 コーポレートコミュニケーション部
  • TEL 03-6271-2000
  • その他のお問い合わせ 医薬品事業部
  • 03-6271-2171
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記事の内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。

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