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ニュースリリース

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富士フイルム 成長するワクチン受託製造市場へ参入

バイオ医薬品受託製造子会社を通じて、米国の受託製造会社Kalon社を買収

2014年10月27日

富士フイルム株式会社

富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、この度、富士フイルムの子会社でバイオ医薬品(*1)受託製造会社(CMO)(*2)であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies USA., Inc.(以下、FDBU)を通じて、バイオ医薬品CMOでワクチン製造に強みを持つ、Kalon Biotherapeutics, LLC(米国テキサス州、以下Kalon社)を買収します。これにより、ワクチンCMO市場に参入し、バイオ医薬品事業をさらに拡大していきます。

FDBUは、10月22日、Kalon社の持分所有者であるテキサス州およびテキサスA&M大学(*3)と、Kalon社の持分譲渡に関する契約を締結しました。今後、数か月以内に決済手続き(*4)を行い、Kalon社の全持分の49%を取得します。また、Kalon社の取締役の過半数を富士フイルムグループから任命します。

今後FDBUは、本契約に規定されたマイルストーンに沿って持分比率を100%まで引き上げていきます。

Kalon社は、平成23年にテキサスA&M大学によって設立された、高度な技術と最先端の設備を持つバイオ医薬品CMO会社です。米国保健福祉省傘下の米国生物医学先端研究開発局(以下、BARDA)(*5)から、バイオテロや新型インフルエンザのパンデミックなどの非常時に公共の健康を守るための医療手段を開発・製造する重要拠点「Center For Innovation In Advanced Development and Manufacturing」(CIADM)の1つとして指定されています。また、テキサス州はテキサス新興技術基金(Texas Emerging Technology Fund)(*6)を通して、本拠点の建設・運営を援助しています。

Kalon社はワクチンを動物細胞培養法で製造することに強みを持っています。ワクチン製造に必要なウイルスを製造工程内にとどめる、世界トップレベル(*7)の高度な封じ込め技術を保有しており、新型インフルエンザウイルスやエボラウイルス、炭疽菌などに対するワクチンを安全かつ安定的に製造することができます。

さらにKalon社は、ウイルスの高度な封じ込めが可能な、小型で可動式のモバイルクリーンルームを完備しています。このモバイルクリーンルームを同社のワクチン製造施設である「National Center for Therapeutics Manufacturing」に、最大20基まで設置することが可能です。この設備では、多品種のワクチンを同時並行で製造することができます。さらに、増設が容易なため、顧客からの増産要請にも柔軟に対応します。

本クリーンルームは、動物細胞培養法によるワクチンはもちろんのこと、抗体医薬品を含むあらゆる種類のバイオ医薬品の製造も可能で、今後高まるバイオ医薬品の多品種少量生産ニーズに応えることができます。

富士フイルムは、テキサス州行政庁およびテキサスA&M大学のサポートも得ながら、ワクチン分野への取り組みを強化していきます。

現在、バイオ医薬品は、副作用が非常に少なく、高い効能が期待できることから、その医薬品市場に占める割合は今後ますます拡大すると予想されており、同時にバイオ医薬品CMO市場は年率約7%(*8)の成長が見込まれています。なかでもワクチンの用途が、従来の感染症予防に加え、がんの予防・治療にも広がっていることなどから、ワクチンのCMO市場は、年率10%以上(*8)と高い成長が予想されています。

富士フイルムは、平成23年に米国Merck & Co., Inc.(*9)からバイオ医薬品の受託製造会社2社を買収し、FDBUおよびFUJIFILM Diosynth Biotechnologies UK Limited(以下、FDBK) として始動させてバイオ医薬品CMO事業に参入しました。その後、バイオ医薬品を含む医薬品ビジネスで長年の経験を持つ三菱商事と業務提携し、FDBUおよびFDBKの事業体制を強化してきました。

現在、富士フイルムは、長年の写真フィルムで培った生産技術や品質管理技術などをFDBU/FDBKに投入し、高品質なバイオ医薬品の効率的な生産を図っています。今後、FDBU/FDBKが持つ、高度な動物細胞・微生物培養技術(Apollo ™、pAVEway ™)、および昆虫細胞培養技術に、Kalon社の強みを組み合わせて、さまざまなワクチン製造ニーズにワンストップで応えられるサービス体制を構築し、バイオ医薬品事業のさらなる拡大を図っていきます。

*1 低分子医薬品では実現できない作用を持つ、たんぱく質などの生体分子を活用した医薬品。ワクチンのほかに、インスリン、成長ホルモン、抗体医薬品などを含む。

*2 Contract Manufacturing Organizationの略。薬剤開発初期の細胞株開発からプロセス開発、安定性試験、治験薬の開発・製造、市販薬の製造までの幅広いサービスを、製薬企業などに対して提供する。

*3 米国最大規模の高等教育機関ネットワーク。テキサス州カレッジステーションのメインキャンパスを含む州内11の大学と、7つの州行政機関、2つの部局と事務室により構成される。

*4 本契約の締結後、米国政府機関による承認などを経て、決済手続きを行います。

*5 アメリカ合衆国保健福祉省傘下の組織。生物兵器や新型感染症などの緊急事態に備えて、必要な製品を開発および供給することを目的とする。

*6 2005年にテキサス州議会により設立された投資基金。約5億米ドルの予算を有し、これまでに約2.2億米ドルの助成金をテキサス州内の大学へ、2.1億米ドル超を145以上の新興企業に対し投資してきた。

*7 バイオセーフティーレベルで、レベル3まで対応可能。商用生産設備としては世界トップレベル。

*8 富士フイルム調べ

*9 北米以外では、Merck Sharp & Dohmeの社名を使用しています。

【Kalon社の会社概要】

会社名 Kalon Biotherapeutics, LLC
設立 2011年2月25日
所在地 College Station,Texas,U.S.A
代表取締役社長・CEO Andrew Strong

【FDBU、FDBKの会社概要】

  FDBU FDBK
会社名 FUJIFILM Diosynth Biotechnologies USA.,Inc. FUJIFILM Diosynth Biotechnologies UK Limited
設立 1994年 1996年
所在地 101 J. Morris Commons Lane,
Morrisville, NC 27560, United States
Belasis Avenue, Billingham, TS23 1LH,
United Kingdom
代表取締役社長・CEO Steve Bagshaw Steve Bagshaw
株主構成 富士フイルム(80%)
三菱商事(20%)
富士フイルム(80%)
三菱商事(20%)
[写真] Kalon 社外観 [写真] モバイルクリーンルーム

本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

  • 報道関係 コーポレートコミュニケーション部
  • TEL 03-6271-2000
  • その他のお問い合わせ 医薬品事業部
  • TEL 03-6271-2171
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記事の内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。

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