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ニュースリリース

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抗がん剤「FF-10101」
再発・難治性の急性骨髄性白血病を対象とする臨床第I相試験を米国で開始

2017年8月8日

富士フイルム株式会社

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、このたび米国において、抗がん剤「FF-10101」の臨床第I相試験を開始しましたのでお知らせいたします。本試験は、再発・難治性の急性骨髄性白血病(AML)の患者を対象としたものです。

AMLは、血液がんの一種で、血球を作る造血幹細胞ががん化し、そのがん化した造血幹細胞(白血病細胞)が骨髄中で増殖して十分な量の血球を作ることが出来なくなるとともに、増殖した白血病細胞が骨髄外の組織に入り込んで障害を引き起こす難治性疾患です(5年生存率約30%(*1))。現在、AMLの新規患者数は、米国で年間約2万人と推定されています。

AML患者の約3割には、造血幹細胞の増殖に関与するタンパク質であるFLT3(*2に遺伝子内縦列重複(ITD)変異(*3あるいはチロシンキナーゼドメイン(TKD)変異(*4が認められており、それら変異したFLT3(FLT3変異)によって白血病細胞が異常増殖し、予後の悪さに繋がると考えられています。そのような中、FLT3変異の働きを阻害することで白血病細胞の増殖を抑制するFLT3阻害剤が注目されています。

「FF-10101」は、富士フイルムが写真フィルムなどで培った、化合物の高い合成力、設計力を活かして自社で創製したFLT3阻害剤です(*5)。FLT3に含まれるアミノ酸と不可逆的に結合して、その働きを阻害し、白血病細胞の異常増殖を抑制します。細胞実験では、「FF-10101」が、他のFLT3阻害剤に耐性を示すTKD変異が発現している白血病細胞の増殖に対し強力な阻害作用を示しています。さらに白血病の患者細胞を用いたマウス実験においても、ITD変異やTKD変異を持つ白血病細胞を大幅に減少させ高い効果を発揮することから、ヒトでの有効性が期待されています。

富士フイルムは、「がん」を重点領域の1つとして捉え、化合物の合成力・設計力や解析技術といった、写真フィルムなどで培った技術・ノウハウを活かして、抗がん剤の研究開発を積極的に進めています。すでに、複数の抗がん剤の臨床試験を国内外で実施しています。

富士フイルムは、今後も「がん」などのアンメットメディカルニーズが高い領域に注力し、研究開発を積極的に推進して事業展開を図るとともに、革新的な医薬品の提供を通じて社会課題の解決に取り組んでいきます。

*1 AMLと診断された後、5年を経過して生存している患者の割合は全体の約30%。

*2 造血幹細胞・前駆細胞の細胞膜上に発現し、血液細胞の分化・増殖に関与している。

*3 FLT3遺伝子の一部の塩基配列が重複する変異であり、この変異を有するAML患者は予後不良であることが知られている。

*4 FLT3を構成するアミノ酸の一部が、異なるアミノ酸に置き換わる変異。

*5 「FF-10101」は2014年度 国立研究開発法人科学技術振興機構の「産学共同実用化開発事業(NexTEP)」に採択されている。

本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

  • 報道関係 コーポレートコミュニケーション部
  • TEL 03-6271-2000
  • その他のお問い合わせ 医薬品事業部
  • TEL 03-6271-2171
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記事の内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。

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