ニュースリリース

ニュースリリースの内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。富士フイルム株式会社 役員氏名の正式表記は、【富士フイルムについて | 役員一覧】をご覧ください。
役員一覧
新構造の「スーパーCCDハニカムTM SRII」搭載でダイナミックレンジ従来比約4倍
ダイナミックレンジの自在な設定も可能に
デジタル一眼レフカメラ「FinePix S3 Pro」新発売


平成16年7月28日
富士写真フイルム株式会社

 富士写真フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、「スーパーCCDハニカム SRII」 搭載により、従来機FinePix S2 Proに比べてダイナミックレンジを飛躍的に拡大し、銀塩フィルムに迫る高画質を実現したFinePixシリーズ最高峰のデジタル一眼レフカメラ「FinePix S3 Pro」を、10月上旬より発売いたします。

 「FinePix S3 Pro」は、富士フイルムが新たに開発した大型サイズ(23.0×15.5mm)で、ダイナミックレンジが約4倍広い「スーパーCCDハニカム SRII」を搭載しました。有効画素数1234万画素(S画素:617万画素、R画素:617万画素)、最大記録画素数4256×2848ピクセル(1210万画素)の超高画質を実現。さらに、ダイナミックレンジが狭い従来のデジタルカメラでは、ハイライトの白とびが生じやすかったシーンでも、比類ない「広ダイナミックレンジ」で白とびを抑え、豊かな階調表現が可能です。スタジオ撮影のライティングについても、白とびの懸念なく、フィルムカメラと同様の条件で撮影いただけます。また、撮影シーンに合わせ、ダイナミックレンジの広さを自在に設定することも可能です。

 また、「新開発画像処理システム」搭載により、「解像度」、「S/N比」、「色再現」を総合的に向上させるとともにノイズを極限まで低減させました。きめ細やかな肌色階調や髪の毛の一本一本の質感も忠実に再現し、プロの厳しい要求にも応えられるクリアな高画質を実現しました。

 加えて、総合写真メーカーとして長年培ってきた富士フイルムの技術を活かして開発した、シーンに応じてフィルムを選択する感覚で撮影できる「フィルムシミュレーション」モードを搭載しました。肌色再現や階調の繋がりを重視したプロネガ調の「スタジオポートレート」モード、空の青さや木々の緑の鮮やかな色再現を重視し、風景写真の撮影に適した豊かな色調が得られるリバーサル調の「フジクローム」モードの2つのモードが選択できます。また、縦位置シャッターボタン、安定したホールディングを可能にするラバー素材を採用したグリップなどボディも大きく進化しています。

 「FinePix S3 Pro」は、プロの高度な要求に応える高画質と操作性を誇るFinePix最高峰にふさわしいデジタル一眼レフカメラです。

「スーパーCCDハニカム SRII」の技術
「スーパーCCDハニカム SRII」は、面積が大きく感度が高い「S画素」と、面積が小さくダイナミックレンジを広くするための「R画素」を持ち、撮影シーンによって、これら画素の信号を最適に組み合わせて画像を形成し、従来機「FinePix S2 Pro」搭載のCCDに対して、約4倍のダイナミックレンジを実現したCCDです。すでにコンパクトタイプのデジタルカメラ(「FinePix F710」等)で実績のある1/1.7型「スーパーCCDハニカムIV SR」の技術をベースに、さまざまな交換レンズに対してS画素とR画素がそれぞれの役割を最大限に発揮し、「広ダイナミックレンジ」、「高感度」、「高S/N比」を達成できるよう、画素構造を新規に設計しました。
<「スーパーCCDハニカム SRII」の画素構造の進化>





  <9月27日追加事項>  <11月19日追加事項>
1.発売日 平成16年10月上旬 → 平成16年11月下旬 → 平成16年11月30日
2.製品名 フジフイルム デジタルカメラ 「FinePix S3 Pro」
3.メーカー希望小売価格   オープン

4. FinePix S3 Proの主な特長
(1) 新規設計構造の大型サイズ(15.5mm×23.0mm)「スーパーCCDハニカム SRII」搭載
有効画素数1234万画素(感度が高いS画素:617万画素、ダイナミックレンジを広げるためのR画素:617万画素)、「ハニカム信号処理システム」により最大記録画素数4256×2848ピクセル(1210万画素)の超高画質を実現。
「スーパーCCDハニカム SRII」は、従来機「FinePix S2 Pro」に比べて、ダイナミックレンジを約4倍に広げ豊かな階調表現を可能にした新規設計のCCD。「高感度」、「広ダイナミックレンジ」、「高S/N」の高画質画像を実現。
ダイナミックレンジの広さを活かした [D-レンジ:ワイド]とS画素からの信号のみを使用して画像を形成する、連写/速写などに適した [D-レンジ:スタンダード]を用途に応じて選択が可能。
[D-レンジ:ワイド]を選択した際に、カメラがシーンに応じて適切なダイナミックレンジを設定する「AUTO」のほか、撮影者の意図に応じて撮影時にダイナミックレンジの広さを「WIDE 1」、「WIDE 2」から選択することが可能。
ISO100〜1600相当の感度設定が可能で、スタジオ撮影から屋外撮影まで幅広い用途で使用可能。
(2) 「新開発画像処理システム」搭載で、高画質化と画像処理の高速化を実現
「新開発画像処理システム」により、従来システムに比べ豊かな色再現を実現するとともに、解像度を損なわずノイズを極限まで低減。きめ細やかな肌色階調や髪の毛の質感も一本一本忠実に再現し、プロの厳しい要求にも応えられるクリアな高画質を実現。
従来比約2倍の高速起動(約0.5秒)を実現。
(3) 総合写真メーカーとしての技術を活かした「フィルムシミュレーション」モード搭載
「スーパーCCDハニカム SRII」と「新開発画像処理システム」の2つの新技術に加えて、総合写真メーカーとして長年培ってきた富士フイルムの技術を活かして開発した、撮影用途に応じてフィルムを選択する感覚で撮影できる「フィルムシミュレーション」モードを搭載。スタジオ撮影でのハイライトの白とびを抑え、肌色階調を重視したプロネガ調の「スタジオポートレート」モードと、空の青や木々の緑が色鮮やかに写せるリバーサル調の「フジクローム」モードの2つのモードを選択可能。
(4) プロフェッショナルの要求を満たす、進化したボディ性能
縦位置撮影に便利なホールド性に優れた縦位置シャッターボタンを搭載。
高強度設計、高硬度樹脂外装採用によりボディの剛性UP。(従来機比50%UP)
安定したホールディングを可能にする、ラバー素材を採用したボディ一体型グリップ。
(5) プロフェッショナルの期待に応える充実の撮影機能と装備
別売のハイパーユーティリティーソフト「HS-V2 Ver.3.0」を使って「FinePix S3 Pro」で撮影した「CCD-RAW 14bit」の画像を、高精度に色変換できます。
IEEE1394インターフェース、USB2.0インターフェースにより画像データのパソコンへの高速転送も可能。さらにIEEE1394インターフェースでは撮影した画像をカメラから直接パソコンに送る撮影機能を搭載。
(別売のハイパーユーティリティーソフト「HS-V2 Ver.3.0」が必要です。)
色空間にsRGBに加えてグラフィックや印刷分野で標準的な色空間とされている、Adobe RGB(1998)の色空間をサポート。
視野率約100%の2.0型、約23.5万画素低温ポリシリコンTFT液晶モニター搭載により、画面の見やすさを向上。
xD-Picture CardTM とマイクロドライブのダブルスロットを装備。超小型の「xD-Picture Card(16MB〜512MB)」に加え、大容量の記録メディア「マイクロドライブ(340MB/1GB/2GB/4GB)」に対応。
ニコン社製Fマウントレンズが使用可能。卓越した描写力で定評のAF-S、AF-VRレンズを含む全てのD・GタイプAFニッコールレンズ、デジタル一眼専用のDXレンズが、AFなどフル機能で使用でき、高速で高精度のオートフォーカス撮影を実現。
高精度D-TTLを採用、より精度の高いストロボ調光が可能。
メカニカルリモートレリーズに加え、10ピン電気式リモートレリーズに対応。
ファインダー倍率が0.8倍にアップして視認性が向上。
5点測距AF機能により、画面中央に位置していなくても狙った構図でピント合わせが可能。
シンクロターミナルを装備しアダプター無しでも汎用のストロボの使用が可能。高度なライティングテクニックを駆使していくスタジオ撮影にも対応。
スーパーCCDハニカムTM 、xD-Picture CardTM は、富士写真フイルム株式会社の商標です。
その他の社名、商品名などは、日本及び海外における各社の商標または登録商標です。
5. 別売アクセサリー
6. 「FinePix S3 Pro」の主な仕様


デジタル一眼レフカメラ「FinePix S3 Pro」


本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
お客様 お客様コミュニケーションセンター TEL 03-3406-2982
報道関係 コーポレートコミュニケーション部 広報部 TEL 03-3406-2490
ページ先頭へ戻る