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昨年撮りためたのは、中国・ウイグル自治区の日常風景 今岡昌子さんは、ドキュメンタリー分野で作品を撮り続けている写真家で、2003年には初の写真集「re・birth〜ガレキの隣のオンナたち」を出版している。会社員を辞めて写真家を目指したきっかけ、写真集のもとになったコソボ紛争やアフガニスタンの取材については、以前ご登場いただいたLIFEのインタビューに詳しいので、そちらへ。 今回再びフォトモアにご登場いただいた今岡さんに、写真集以降の作品について聞いてみた。最近はどんなテーマを追いかけているのですか? 「いつも複数の題材を追いかけているんですが、作品としてまとまってきて、発表したいなと思っているのは、中国のウイグル自治区を取材したものです。昨年述べ3ヶ月、ウイグルで撮影してきました」 「最初のきっかけは、旅行ライターをしている友人から撮影を頼まれたこと。考えてみたら、フリーになってから、トルコに始まって、紛争直後のコソボ、アフガニスタンと、ちょうどシルクロードを東へ東へと移動してきたような感じなんです。ウイグルもシルクロード上にあるので、これは依頼のあった仕事とは別に、あらためて自分の作品として撮ってみたいなぁと思いまして」 ウイグルが、中国に属するようになってから50年。向こうは、中国が導入した現代的な建築物と、イスラム伝統の風俗が混じりあい、日本人がイメージする「シルクロード」とはまた違った、魅力的な風景や人との出会いがあるようだ。 「『re・birth〜ガレキの隣のオンナたち』は、1999〜2003年の4年間をひとつのテーマに絞ってまとめた作品ですが、今回のウイグルの写真は、そうしたテーマの『枠』を取っぱらって、旅で出会ったものに気軽にシャッターを押す、自分の写真の原点に戻ったつもりで撮りました」 「まとまった形で発表するには、テーマや意図が欠かせないんですが、自分がどうしてここまで写真にクレイジーになったのかを考えると、やはり被写体と出会ったときにアッ!と思う、その感動が大きな理由。テーマを追うのもいいけれど、同時に自分が『感じる』部分をおざなりにしちゃいけないなという気持ちが湧いてきたんです」
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