| 物を撮影するとき、基本的なことはその物の持ち味を活かして撮ること。被写体の特徴を表現するにはどんな光が一番効果的でしょうか? |
|
|
 |
 |
 |
 |
| 白を光に近づけたライティング |
|
黒を光に近づけたライティング |
|

「透明感のあるものは逆光で撮影することが多いです」(北澤さん)。逆光で撮影すると、被写体の後ろが明るくなり、中身が透けてみえます。その透け感が、被写体の持つ透明感を際立たせます。逆に、順光(前からの光)だと、被写体の後ろが暗くなり、透け感のない重たい印象の写真になります。瓶以外にレース素材などを撮影する時にも、透け感を出す逆光が効果的。
|

「白は光を反射し、黒は光を吸収します」(北澤さん)。そのため、白色は明るくとびがちで、黒色は暗く沈みがち。白色をきれいに出したい時は絞りを暗めに設定し、黒色をきれいに出したい時は絞りを開放ぎみに設定するのがコツです。この正反対の性質を持つ2色を、同時にきれいに撮影するためには配置に一工夫。暗くなりがちな黒を光に近い方へ置き、明るくなりがちな白を光から遠い方へ置くことで、適正な露出バランスをとることができます。
|
 |
 |
 |
 |
| 正面から弱めのライティング |
|
サイドから強めのライティング |
|
 |
 |
 |
 |
| 光をディフューズさせた場合 |
|
直接ライトを当てた場合 |
|

例えばスカート。プリーツやシワ加工など特徴のあるスカートは、光を正面からでなくサイドからあてると、プリーツの箇所に影が生まれて強調されます。また、光源を近づけたりワット数を上げたりして光を強く当てると、素材の凹凸や生地の目が強調されるので、より素材感が伝わりやすくなります。「この他、シフォン素材のような透け感のある素材では、背景に濃い色を置くと素材感が浮き出る効果もあります」(北澤さん)。
|
 夏の強い陽射し、春のぽかぽかと暖かい陽射し。陽射しは季節によっても違うもの。特に外で撮影すると、季節感は光の加減に表れるものです。室内での撮影でも、光で季節感を出してみましょう。夏の陽射しは、強くライトを当てることで表現。直接近くから光をあてるほか、ストロボをたくのも効果的。影がはっきりと濃くなり、夏を感じさせます。逆に、光源にトレーシングペーパーをかぶせて光をディフューズさせると、春の柔らかな光を表現できます。
|