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LESSON VOL.48

撮りたい気持ちが、可能性を広げます!
写真を撮るときのちょっとしたアイデアやテクニックをご紹介。
この「ちょっと」が、写真の表現力に大きく差をつけます。

今月のテーマ 豆本づくりにチャレンジしよう!
 旅や結婚式など、思い出をかわいらしい写真集にしてみませんか? 以前、「My favorite」のコーナーで素敵な作品を紹介してくれたsaorinさんに、手の平サイズのちいさな“豆本”づくりを教えてもらいました。雑貨店にあるかわいい小物のような豆本は、ちいさくってもインパクト大。プレゼントにもぴったりです。
(用意するもの)
<道具>

定規、製本テープ(またはそれに変わるもの。製本テープは100円ショップなどでも売っています)、両面テープ(今回は10mm幅のものを使用。今回の本のサイズであれば5mm幅ぐらいがベスト)、目玉クリップ2個、スティックのり、ハサミ、カッター、シャープペンシル(または鉛筆)、カットボード
<紙>
・本文(ほんもん)用の紙(今回は6枚)
・見返し用の紙(好きな色のもの。折り紙などでもOK)
・ボール紙(薄めのもの)
・表紙用の紙(あまり分厚くないもの。今回は和紙を使用)
→以上、すべてポストカードサイズ
・ カバーになる紙(A4サイズを1/4にカットしたもの。今回はトレーシングペーパーを使用)

(注)
本文…本の中身のこと
見返し…本文と表紙をつなぐため、表紙と本文の間に貼る紙


本文をつくる
1
パソコンなどで写真をレイアウトします。ポストカードサイズを縦にしたとき、上半分と下半分に写真を1点ずつ配置。本文用の紙に印刷します。

ワンポイント
写真をレイアウトできるソフトをもっていない人は、「Free Album」というフリーソフトを使う方法もあります。Windows限定となってしまいますが、「窓の杜」からフリーでダウンロードができます。
2
印刷した紙を中央から半分にカットします(写真)。カットしたページを半分に折ったものが見開きの1ページになります。これで、本を開いたときに写真がページにまたがって1点見られる状態です。もし1ページに1点ずつ写真をのせたいときは、1の時、用紙の半分に写真を2点配置しましょう。
3
見返し用の紙を切ります。中央にカッターで軽く印をつけて、半分にカット(写真)。これで見返し用の紙が2枚できます。
4
本文と見返しを、半分に折ります。写真がプリントしてある側が内側です。
次に右ページ外側の小口の「辺」に両面テープを貼ります(写真)。
折るときは、右下をそろえて折っていくとズレが少なく折れます。 本文、見返しともに、テープの長さはなるべく紙の高さぴったりに。すき間があるとあとでページ同士がきれいにくっつきません。

(注) 小口…本を開く部分。背ではない方
5
本文を順番どおりに並べ、見返しの紙を一番前と後ろに入れます。端をきれいにそろえたら、背(折り目の方)を目玉クリップでとめて、固定します(写真)。

ワンポイント
紙のサイズがふぞろいになっていて気になる場合は、一番小さいサイズに合わせて他の紙をカットしましょう。
6
4で貼った両面テープをはがして、ページ同士をくっつけていきます。
背から目玉クリップをとり、本文の背を製本テープでしっかりととめます。背の真ん中あたりで短辺に平行に1回、背全部を覆うように長辺に平行に1回、テープを貼っておきましょう(写真)。これで本文ができあがりました。


表紙をつくり、本文とあわせる
1
ボール紙を切ります。サイズは縦横ともに本文より1〜2mm大きめに。横の長さには、本の背幅(背の幅)もプラスし、背幅にはさらにプラス1mmを加えます。
※今回、本文の大きさは縦74mm、横50mm、背幅は6mm。ですから、縦は76mm、横は52mm×2ページ+背幅7mm=111mmとなって、縦76mm、横111mmにカットします。

カットしたら、背幅の部分に鉛筆で薄く線を引きます。引いた線に、カッターの背の部分で筋目をつけましょう。
2
筋目にあわせていったん背幅を山折りにします。再度ボール紙を広げて、外側全体にまんべんなくスティックのりを塗ります。液状ののりだと水分が出て表紙がよれてしまうこともあるので、スティックのりがオススメです。
3
ボール紙を表紙用の紙の裏に貼ります。ボール紙の周囲に7〜8mmの余白をとって貼りましょう。
余白の大きい部分はハサミを使って目分量でカットします。ただし角は余白を1mm残して切り落とします(写真)。
4
表紙の紙の四辺をいったんボール紙の内側に折り込んで、折り目をつけます。
まず、長編からボール紙に両面テープを貼ります。きれいに仕上げるためにも、なるべく長さぴったりに貼りましょう。両面テープをはがして、表紙の紙を、中央→右半分→左半分の順に、空気を逃がしながら折りこんでいきます(写真)。同じように、短辺も折り込んでいきます。

ワンポイント
短辺を折り込む前に、表紙の紙の角を、親指の爪でくいっとつぶすようにして内側に押し込むときれいに折れます(写真)。
5
四辺すべてが折りこめたら、背幅を折って、表紙の形を整えます。これで表紙ができました。
6
Step1でつくった本文の背と、見返し外側の小口の「辺」に両面テープを貼ります。どちらも高さぴったりに貼りましょう。両面テープをはがして、本文の背と、表紙の背の部分をくっつけます(写真)。見返しの両面テープもはがし、表紙とくっつけて、本が完成です。

ワンポイント
模様のある表紙の場合は、上下を間違えないように注意して!


カバーや帯をつくる
1
表紙カバーをつくります。カバーの柄は、本文と関連のあるものにすると、より写真集らしくなります。
カバー用の紙に本をのせたら、まず縦の長さを決めます。本より少し大きめに、カットしましょう(写真)。目分量でOKです。

ワンポイント
カバーは本より少し大きめの方がデザインとしてきれいに見えますが、本とぴったり同じサイズにしたければそれでもOK。
2
カットした紙で一度本をくるみ、横の長さを調整します。カバーの両端を、表紙の内側に折りこみましょう(写真)。そうしてみて、長すぎる部分はカットします。これでカバーが完成です。
3
最後に帯をつくります。帯用の紙で本をくるんで、紙の端が交差する部分を両面テープでとめます(写真)。このとき、あまり本のサイズぴったりにしてしまうと取り外しにくくなるので、少し余裕をもたせましょう。

ワンポイント
今回は、カバー用の紙をプリントするときに、わざと帯用の余白をつくってプリントしました。帯にハンコなどを押してもかわいく仕上がります。また、ほかにも紐やリボンを帯びにしても◎。写真の雰囲気と合うものを考えてみましょう。
4 帯をつけて、豆本の完成です!


 今回はなるべくベーシックで簡単な豆本づくりを教えてもらいました。しかし、ほかにもバリエーションはたくさん! 表紙には、雑貨屋やインテリアショップの包装紙なども活用。小さなキャラメル折のバッグの中にもちゃんと写真が入っていて、細かいところまで気を抜かないのはさすがです。
 「身近なモチーフとデザインからアイデアがわくことが多いです。プレゼントするときはいかにも本という感じがしない方が喜ばれますね」(saorinさん)。

saorinさんは、お友だちの結婚式の写真を豆本にして贈ったこともあるのだとか。そのときは招待状などのモチーフに使われていたバラを表紙にしたそうです。アイデア次第で、豆本が一生もののプレゼントになりそうです。

saorinさん

フリーライター&デザイナー&フォトグラファー。本業のかたわら、写真雑貨制作やワークショップを行うなど、写真を軸にした活動を行っている。来春、写真雑貨にまつわる本を出版予定。
サイトはこちら http://www.green-freak.net
BACKNUMBER
vol.47
かわいいおやつ写真をつくろう
vol.46
旅先で写真を撮ろう
vol.45
ブライダル写真のコツを伝授!
一眼レフはじめてコース
vol.1 自分に合った一眼レフを探そう!
vol.2 自分好みの写真を探そう!
vol.3 光の種類によって写真の表現が変わる!?
vol.4 写真の明るさ「露出」をコントロールする!
vol.5 「ボケ」の演出にトライ
vol.6 動く被写体をイキイキ撮ろう!
vol.7 構図のとり方で写真orイメージが変わる!
【マメマメ知識】
カメラのケアあれこれ

紙の縦目、横目を知ろう

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