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写真と自由に遊ぶ、楽しむ、表現する。このコーナーでは、自分スタイルで写真を楽しんでいる“楽しみ方の達人”を紹介します。記念すべき第1回目は、イラストレーターの石川浩二さんです。
         
 
   
 
       
   
 
 
     
  −この絵本に紹介されている写真は、石川さんご自身が撮られたとか?  
     
  そうなんです。本を作る過程で、僕が写真やカメラに興味を持っていることを編集者が知って、それなら・・・ということになっちゃって。すべてデジカメで撮ってきました。素人写真でいいのかな、とも思ったけれど、撮って いる時はすごく楽しかったですね。作り手の僕が楽しめば、見てくれる人も楽しいかなぁなんて、勝手に解釈してました」  
     
  −個展を開いた会場でもこの写真が飾られていましたよね。  
     
  「知人にプロカメラマンが多いので、けっこうキマリが悪かったですね。何人かは誉めてくれましたよ(笑)。彼らには、このシーンではどうすれば、もっと上手に撮れたかをアドバイスしてもらいました。写真が上達すると、撮るのがどんどん楽しくなるでしょう?そういう意味では、コーチしてくれる友人がいるって、幸せなことですよね」  
     
   
     
  −いつ頃から写真に興味があったんですか?  
     
  大学生の頃から、自分なりにこだわって撮っていました。最初はカメラ本体に興味があって。今も新機種が出ると気になって、チェックしています」  
     

(プロフィール)
いしかわ・こうじ
1963年生まれ、千葉県出身。小さい頃から絵や工作が好きで、県立千葉高校を卒業後、武蔵野美術大学視覺伝達デザイン学科に進む。第9回講談社童画グランプリで大賞を受賞。広告や書籍、雑誌、Webなど幅広い分野で活躍中。
 
 
 
  『100ぴきのいぬがかえる本』
(学習研究社/1400円)
●切り抜いて組み立てると100匹もの犬の“飼い主”になれるという、新感覚の絵本。全国の書店で好評発売中。
 
     
  −ご自分の作品を自身で撮ろうと思われたのは?  
     
  「イラストは二次元。それを組み立てると三次元になる。立体化したわんこたちを海外の様々なロケーションに置いて写真に収めると、またしても二次元に戻る。でも、最初の二次元とはまったく異なる表現に変わっているんです。そこが面白くて、撮り始めました」  
     
  −撮影の条件的に難しそうなシーンもありますが、苦労されたことは?  
     
  「デジカメはホワイトバランスを合わせるだけで、自然な色合いになるからラクでした。もともと露出なんて測れないしね。それと、その場で確認できるから‘現像したら何も写ってない’なんてコトもなくて安心でした。実はいま、デジカメにハマっているんです」  
     
  −撮る際にこだわったポイントはありますか?  
     
  「ずばり、構図です。あとからトリミングしちゃうと、完成度が低くなる気がしたので、撮ったままで使えるように気を配りました。それと、今回の写真は人が歩いてきたり車が通ったりと、予測できない偶然も大切な要素。そのチャンスと構図をモノにするために集中しました」  
     
  −自由に写真を楽しむ、そのココロは?  
     
  「もともと表現することが好きでイラストを描き始めたんです。表現するという点では写真も同じ。ただ、写真に関して僕はプロじゃないから、気ままに心が動いた瞬間にシャッターを切ればいいかなというぐらい軽く付き合ってますね。 写真は僕の楽しい趣味のひとつですから」  
     
  ●取材を終えて・・・
こだわりつつも写真を気軽に楽しんでいる彼の姿勢は、少年がお気に入りのおもちゃについて語っているかのよう。自由で軽やかな写真との付き合い方、ちょっぴり真似してみたくなりました。

 
     
 

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