日本海、北太平洋、イギリス海峡、カリブ海…。時に澄み渡った、時に煙るような一本の水平線が醸し出す豊かな風景を捉えたミニマムでいて繊細な「海景」シリーズ。一本の映画が上映される間レンズを開き、装飾的なシアター中央の白い輝きに映像を集約させた「劇場」シリーズ。自然の複製であるジオラマをさらに写真で複製した「ジオラマ」シリーズ。コルビジェ、安藤忠夫らよる建築物をあえて焦点をはずして撮ることで、建築家の頭脳にぼんやりと浮かび上がるヴィジョンを再生することを試みた「建築物」シリーズ…。モノクロームの端正な写真の中に魅力的なイメージをこれでもかと展開する杉本博司の代
表作を一堂に集めた本書は、今秋より日本をはじめ世界各地を巡回する展覧会に合わせて刊行。800部のみの限定で作られた日本語版です。 写真家自身が自ら綴った半生記とテーマ解説がオリジナルの文章で読めるのが嬉しい。(Shelf森屋恵美さん)
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