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PICK UP VOL.26

フォトモアがおすすめする スクール・イベント・ブックガイド
「もっと撮影の腕を磨きたい!」「ワークショップに参加したい!」…。そんな方たちに向けてのステップアップガイド。スクールやイベント、写真集の紹介など。写真の技術を感性を磨く情報をセレクトしてお届けします。

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INFORMATION ..........「floating yesterday」 蜷川実花写真展

BOOK SHOP’S PICK UP..........「シェルフ(Shelf)」からのおすすめの1冊

飯沢耕太郎さんのおすすめ写真展 ..........荒木経惟「Self Life Death(私・生・死)」 Barbican Art gallery

おすすめギャラリー..........art&river bank

スクール情報..........フォトエクボ「ブライダルフォトグラファー養成講座」/YOKOHAMA

 
「floating yesterday」 蜷川実花写真展
 同タイトルの写真集出版記念として、フォトグラファー・蜷川実花さんの写真展が、代官山の「GALLERY SPEAK FOR」で開催されています。
 会場では、蜷川さんが数えきれないほどたくさんの国々を訪れ、秘かに撮り続けた作品を多数展示。ポップでキュート、ダイナミックでありながらも繊細なそれら作品に隠された言葉にはできないメッセージ。NINAGAWA MAGIC、ぜひ体験してみて!
会場: GALLERY SPEAK FOR
住所: 東京都渋谷区猿楽町28-2 SPEAK FOR B2F
会期: 11月12日(土)〜12月4日(日)
開館時間: 11:00〜20:00
休館日: 月曜日
●詳細はこちらから
http://www.abahouse.co.jp/
写真展同時発売 「floating yesterday」
(ブックデザイン祖父江慎+コズフィッシュ)
定価 \2,800 講談社刊
 
写真評論家 飯沢耕太郎さんの 今月のおすすめEVENT review

飯沢耕太郎(いいざわこたろう)
1954 年生まれ。写真評論家。
筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了。写真評論家として活躍。
『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書) でサントリー学芸賞、『「芸術写真」とその時代』(筑摩書房) で日本写真協会年度賞受賞。『デジグラフィ』(中央公論新社)、『眼から眼へ 写真展を歩く2001-2003』(みすず書房)、『同時代写真』(未來社)、『アフリカのおくりもの』(福音館書店)、『歩くキノコ』(水声社)など、写真評論のほか、旅のエッセイなど著書多数。
 
●荒木経惟「Self Life Death(私・生・死)」 Barbican Art gallery
 今回は特別編として、イギリス・ロンドンのバービカンセンターのアートギャラリーで開催されている荒木経惟の大回顧展を紹介しよう。バービカンセンターはロンドンの中心部にある巨大複合施設。劇場、コンサートホール、映画館、図書館などを備え、1982年にスタートしたアートギャラリーもロンドンでは最大級のスペースである。そのギャラリーいっぱいに展示された荒木の作品は、ポラロイド写真を含めれば4000点を超えるというその点数と、多彩でエネルギッシュな内容で大きな話題を集めている。
 「Self Life Death(私・生・死)」というのは、まさに荒木の作品世界を貫く3つの柱というべきものだろう。展示はこのコンセプトに沿って、デビュー作の「さっちん」(1964)から今年撮影されたばかりの「私日記」のシリーズまで、彼の代表作をほとんどすべてフォローしている。これだけの規模と内容の展示は、外国はもちろん日本国内でもなかったのではないだろうか。荒木の300冊を超える著作を展示するなど資料的にも充実している。次々に目の前にあらわれてくる写真を見続けていると、だんだん目眩がしてくるように感じるほどだ。
 
 11月5日には僕も参加して、「Araki’s Universe(荒木宇宙)」と題するシンポジウムが開催された。こちらも100名以上の観客が入り、熱心な質問も飛び交ってなかなか盛況だった。どうしてもヨーロッパでは「緊縛」や「ヌード」といったスキャンダラスな話題が先行しがちだが、この展覧会をきっかけに「荒木宇宙」の広がりが多くの観客に共有されるようになるといいと思う。
 
 なお、今ロンドンでは30年ぶりのダイアン・アーバス回顧展(ヴィクトリア&アルバート美術館)やカナダ出身の現代写真家、ジェフ・ウォール展(テート・モダン)も開催中だ。荒木展を含めて、この機会に一挙に質の高い写真展を見尽くすというのもいいかもしれない。
会期: 2005年10月6日〜2006年1月22日
会場風景
地下鉄の駅に貼られた荒木展のポスター。街中に貼ってあり、かなり目立つ。
BOOK SHOPユS PICK UP

写真集をはじめアートブックを扱う本屋さんのおすすめの1冊をPICK UP!今月は東京・外苑前にある写真集を中心に、洋書を専門に扱う「シェルフ(Shelf)」から、旬な1冊を紹介していただきました。
Bruce Weber
『Blood Sweat and Tears 』

 この秋、映画「True Story」が公開され、初来日を果たしたブルース・ウェーバー。1982年、メールヌードを起用した(当時としては)衝撃的なカルバン・クラインの広告写真を発表して以来、単なるファッション写真家の枠を超えた熱狂的なファンを持っています。出版される写真集は初版を完売した後は再版されないため、取り合い状態になることもしばしば。まだ刊行されていないのに既に予約完売になってしまったことも。過去最大級のヴォリュームの本書は過去30年間に撮影した写真の集大成。数多くのファッション雑誌に掲載された作品の他、未発表作品も多数収録されており、ウェーバー・ワールドをたっぷりと堪能できます。

Bruce Weber『Blood Sweat and Tears 』
te Neues刊 ¥19,950
art&river bank/TOKYO
向後兼一
" within 10km of mine"展示風景より

若手作家の作品も数多く展示
新たな才能に出会えるアートギャラリー
 多摩川沿いのユニークな建物の一室にある、開放的で気持ちの良いロケーションのアート・スペースです。2002年のスタート以来、若手作家を中心に、写真、映像、インスタレーションなど、多様なメディアの現代美術の展覧会が行われています。また、シンポジウムや年末のファイル閲覧形式のイベントなど、展覧会という形式のみならず、さまざまな人たちがアートを介して、自由な接点を構築できるような企画も定期的に行われています。ぜひ足を運んでみて!
■最新情報
12月3日(土)〜12月17日(土) 原田 晋 「window scape……. politics」
12月22日(木)23日(金)、24日(土)almanac 4 「depositors meeting(ファイル閲覧イベント)
フォトエクボ「ブライダルフォトグラファー養成講座」/YOKOHAMA
幸福の場で仕事ができるのが何よりも醍醐味
プロへの道をバックアップしてくれるスクール
 “人生最良の日を、人生最高の日に演出し、永遠の記録に残す”といったブライダルフォトグラファーの仕事は、責任重大ではあるけれども、やりがいがあり、感謝される喜びを味わえると、女性に人気の職業です。こちらは、そんなブライダルフォトグラファーを目指す方へ向けたスクール。
 講座は、15名ほどの少人数制。カメラの基礎からブライダルに必要な知識・技術まで指導してくれる3ヶ月間12回のカリキュラムになっています。何名かのチームにわかれ、ブライダルのモデル撮影なども行います。
 また、カメラ経験者の方は、基礎コースが修了してから、1ヶ月間5回のカリキュラムも用意。どちらのコースも、ブライダル撮影の第一線で活躍しているプロのフォトグラファーが講師となり、独立の応援をしてくれます。
 カリキュラムの修了後、優秀な生徒は実際の撮影現場にプロのフォトグラファーと同行することができ、プロデビューまでバックアップしてくれます。プロのブライダルフォトグラファーとして独立したい方はもちろん、カメラ初心者の方でも基本的なことから教えてくれるので安心です。
■最新情報
・横浜トリエンナーレ2005開催中
スクールスタッフも、このアートサーカスに協力しています。
http://www.yokohama2005.jp
講師 中井克哉先生

●プロフィール

昭和52年神奈川県生まれ。東京綜合写真専門学校卒業後、フォトエクボに入社。
同社がコラボレーションする、アメリカでトップレベルのブライダルフォトグラファー、ジョー・ビュイシンク氏から、氏の撮影哲学である‘dance with moment’を継承する。プロのブライダルフォトグラファーとして年間100件以上のブライダル撮影に従事。現在、自らの写真集「bride」制作のため、作品作りを進行中。
●メッセージ
たくさんの「おめでとう!」と「ありがとう」が会場全体を包む、そんな幸せな空気が満ち溢れている中、
新郎新婦のお二人やゲストの皆様の最高の瞬間を切り取っていく・・・
様々なお二人のスナップを撮っていて、私はいつも「今日この場所に立ち会えてよかった!」と思います。そして私自身、毎回お二人から少しずつ幸せをおすそ分けしていただいている、そんな気がします。
ブライダルスナップとは作品撮りではありません。技術を駆使して「カッコいい写真を撮ってやろう」などと気負わずに、純粋にお二人を祝福する気持ちと、お二人とのコミュニケーションから生まれる信頼感とが合わさった瞬間、最高に幸せな写真がおのずと生み出されます。
そんな私の情熱が少しでも皆さまにお伝えできればと思っています。
●講師の作品
    教会の外観
「新郎新婦は、オリジナルのブーケを教会に飾っていました。天気も晴れて、青空までお二人を祝福しているようでした」
  お父様と入場
「今までいつくしみ大切にお育てになったお嬢様を、新郎様との結婚のためにお連れになった。父と娘、今までの思い出をかみしめながら、1歩1歩バージンロードを歩いて行きます」

  挙式前の横顔
「二人で愛を育み、多くの方に支えられて今日の日を迎えられた。ベール越しに、そんな彼女の思いが伝わってきました」

BACKNUMBER
BOOK SHOP’S PICK UP
洋書専門「シェルフ」より
杉本博司『Hiroshi Sugimoto』
「恵文社 一乗寺店」より
ED TEMPLETON『THE CONTAGION OF SUGGESTIBILITY』
洋書専門「シェルフ」より
MOTOKO『京都 The Old and New Guide of Kyoto』
スクール情報
2005年11月9日更新
写真家・渡部さとる氏主宰の写真講座
2005年8月10日更新
写真を楽しむイベント写真教室「PHOTO PICNIC☆」を開催
2005年6月22日更新
ギャラリー・ニエプス運営メンバー中藤毅彦氏のワークショップ

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