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PICK UP VOL.30

フォトモアがおすすめする スクール・イベント・ブックガイド
「もっと撮影の腕を磨きたい!」「ワークショップに参加したい!」…。そんな方たちに向けてのステップアップガイド。スクールやイベント、写真集の紹介など。写真の技術を感性を磨く情報をセレクトしてお届けします。

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INFORMATION ..........男たちが泣く―サム・テイラー=ウッドの野心作『CRYING MEN』

BOOK SHOP’S PICK UP..........「シェルフ(Shelf)」からのおすすめの1冊

飯沢耕太郎さんのおすすめ写真展 ..........「イリナ・イオネスコ ロマンチカ写真展」 美蕾樹

おすすめギャラリー..........PUNCTUM Photo+Graphix Tokyo

スクール情報..........尾仲浩二ワークショップ 土曜塾/TOKYO

 
男たちが泣く―サム・テイラー=ウッドの野心作
『CRYING MEN』
 アートギャラリー「T&GARTS TOKYO 」では、イギリスの女性写真家・サムテイラーウッドの作品集『CRYING MEN』のポートレート作品を公開。本年度アカデミー賞主演男優賞を受賞したフィリップ・シーモア・ホフマンをはじめ、ヘイデン・クリステンセン、ジュード・ロウ、ダスティン・ホフマン、エド・ハリス、ポール・ニューマン等、総勢27人の男性俳優に泣く演技をさせ撮影した写真が収められています。
 今までにも、斬新な演出で周囲を驚かせてきた、サムテイラーウッド。1997年には、有望な若手作家に与えられるヴェニス・ビエンナーレ奨励賞も受賞しています。  見るものを惹きつけてやまない、彼女の作品をぜひ、堪能してみてください。
会場: T&GARTS TOKYO
住所: 東京都港区六本木5-9-20-101
会期: 3月17日(金)〜4月22日(土)
開館時間: 11:00〜19:00
休館日: 日・月曜日、祝日
●詳細はこちらから
http://www.t-g-arts.com/
写真評論家 飯沢耕太郎さんの 今月のおすすめEVENT review

飯沢耕太郎(いいざわこたろう)
1954 年生まれ。写真評論家。
筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了。写真評論家として活躍。
『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書) でサントリー学芸賞、『「芸術写真」とその時代』(筑摩書房) で日本写真協会年度賞受賞。『デジグラフィ』(中央公論新社)、『眼から眼へ 写真展を歩く2001-2003』(みすず書房)、『同時代写真』(未來社)、『アフリカのおくりもの』(福音館書店)、『歩くキノコ』(水声社)など、写真評論のほか、旅のエッセイなど著書多数。
●「イリナ・イオネスコ ロマンチカ写真展」 美蕾樹 
 イリナ・イオネスコといえば、耽美的で装飾的なヌード・フォトで知られるフランスの女性写真家。そのイオネスコが、ストリップティーズの振り付けを基本にしたコケティッシュなパフォーマンスを見せるロマンチカの看板女優、横町慶子を撮り下ろしたという興味深い展覧会が、渋谷のギャラリー美蕾樹(ミラージュ)で開催されている。
 イオネスコもロマンチカも、身体を人工的な人形を思わせる存在に変身させてしまうという点では共通性がある。1997年と98年にパリと東京で行われた撮影は、両者の相性のよさがよく出た「ノリ」のいいセッションになった。アンティーク・ドールを思わせる横町のポーズが、イオネスコのロココ趣味とうまく溶け合っている。本来なら撮影後すぐ発表されるはずだったのだが、イオネスコ、ロマンチカ双方の事情があって、今回ようやく公開されることになった。だが逆に時間がうまく作用して、熟成したヴィンテージ・ワインを思わせる味わい深い作品に仕上がった。
 なお500部限定の写真集『Je ne sais pas ジュヌセパ』(Synchronicity Publishing)も同時発売されている。
会場: 美蕾樹
住所: 〒150-0004 東京都渋谷区宇田川町17-1
渋谷プラザービル4階
会期: 3月6日(月)〜4月4日(火)
問い合わせ: 03-3463-8477
BOOK SHOPユS PICK UP

写真集をはじめアートブックを扱う本屋さんのおすすめの1冊をPICK UP!今月は東京・外苑前にある写真集を中心に、洋書を専門に扱う「シェルフ(Shelf)」から、旬な1冊を紹介していただきました。
Juergen Teller、Cindy Sherma,、Marc Jacobs
『Ohne Titel』Steidl刊 \4,872
Juergen Teller、Cindy Sherma,、Marc Jacobs 『Ohne Titel』

 ルイ・ヴィトンのデザイナーでもあるマーク・ジェイコブスと、彼のブランド「マーク・ジェイコブス」の広告キャンペーンのすべてを担当する人気ファッション写真家ヨーガン・テラー。さらにハリウッド女優や名画の中の人物、死体、怪物など、自ら様々な変装を施して撮影したセルフポートレートで有名な女性写真家シンディ・シャーマン。「マーク・ジェイコブス」の広告キャンペーンのために、この3人がコラボレートしたことにより実現した写真集です。シンディ・シャーマンのコンセプトに基づき、2人の写真家自身が様々なシチュエーションのカップルに変装し、ヨーガン・テラーが撮影しています。(Shelf森屋恵美さん)

PUNCTUM Photo+Graphix Tokyo/TOKYO
●3月14日(火)〜3月26日(日) AT FIRST SIGHT 森雅仁『People like Huckleberry Finn』
●3月28日(火)〜4月9日(日)  尾花賢一『黒い森』
写真の可能性が広がる場
新たな作品の発信基地的ギャラリー
 京橋に所在する、写真を中心に平面作品を展示するレンタル&企画ギャラリー。レンタル展作家のケアに力を注ぎ、作品販売はもちろん、仕事の紹介や国内外での展覧会に出展するなど、新しい写真家の発信基地的存在として、2004年オープン。プロデュースは編集者でクリエイティブディレクターの後藤繁雄氏、ロゴデザインはアートディレクター・仲條正義氏、内装と家具はインテリア集団grafが担当。魅力溢れる空間に、足を運んでみて!
尾仲浩二ワークショップ 土曜塾/TOKYO
互いの写真を見て
意見出し合うことでステップアップ
 早稲田の古書店街にある広く明るいスタジオで、月1ぺースで行われるのは、写真家・尾仲浩二さんのワークショップ。少人数制なので、和気あいあいとした雰囲気ですが、ひとりひとりに感想や質問が求められるとあって、参加者は皆、真剣に互いの作品に目を向けています。
 昨年は20代の学生から60代の方まで、幅広いメンバーが受講。様々な人達が自分の作品をどのように見ているのかを聞くことで、写真の世界も広がっていくようです。尾仲さんからの一方的な指導ではなく、互いに話をしながら探っていくので、自然と仲間意識も生まれてくのだそう。
 私はなぜ、それを撮るのかを考えること、そして、他の人はその写真をどう感じているのかを知る事。尾仲さんは、技術的なアドバイスだけでなく、そういったことを伝えていきたいのだとか。
 授業には、毎回10枚のプリントを持ってくることが条件。その意欲があり、誰かのようではない写真、上手でなくても自分の写真を撮りたいと思っている人に、ぜひオススメしたいワークショップです。
■最新情報
●第1期土曜塾展
4月4日〜16日 11:00-18:00(月曜休み)
ビジュアルアーツギャラリー・東京
問い合わせ:03-5272-7351

●土曜塾小冊子『東京・空の下』(48ページ・カラーモノクロ)発売中
¥500 ※写真展会場、蒼穹舎でお求めください。

●尾仲浩二写真集『GRASSHOPPER』冬青社
5月末発売予定
・大阪NADARにて写真展 5月30日〜6月11日
・6月18日東中野ポレポレ坐 『GRASSHOPPER』発売イベント
ゲスト竹内万里子
講師 尾仲浩二先生
●プロフィール

1960年生まれ
写真集
1991 『背高あわだち草』蒼穹舎
1996 『遠い町・DISTANCE』mole
2001 『Tokyo Candy Box』ワイズ出版
『hysteric Five』ヒステリックグラマー
2003 『slow boat』蒼穹舎
2005 『in-between ラトヴィア、スペイン』EU・ジャパンフェスト日本委員会
1992 第4回写真の会賞
2002 第18回東川写真賞新人賞
2006 日本写真協会賞 新人賞
●メッセージ
 私は二十代の終わりに小さなギャラリーをつくり、そこで数年間ほぼ毎月のように写真展を開いていました。
 もちろん次々と写真を出していくことで、技術的な基礎体力はつきましたが、何よりの収穫は様々な考えをもつ方と出会い、たくさんの話を聞く事ができたことでしょう。
 同じ写真の世界で生きようとしている人達とも知り合い、彼らにも連続して展示してもらうことで仲間意識が生まれ、より深い写真の話をする事ができたと思います。
 もちろん楽しいことばかりではなく、幾度となく喧嘩もしましたが、それもきっと本音で話しあえる関係ができていたからでしょう。そんな経験の中から、それまで漠然としていた自分の写真が徐々に認識できるようになり、その後も撮り続けていく自信を持つことができました。
 今年の「土曜日塾」ではぜひそれを体験してもらいたいのです。毎月必ず10枚の写真をもってくることが条件です。広く明るいスタジオに全員の写真100枚を並べて一日だけの写真展を続けてみようと思います。そこで互いに話をする事で、皆さんの写真が少しずつ変わっていくはずです。継続する事は想像以上に大変なことでしょう。しかし全10回が  終わるときには少なくとも100枚のプリントとそれを作った基礎体力を持っているはずです。ずしりと重いプリントの束と、写真を撮り続ける自信を持って次のステップへと向かって行ってください。
●尾仲先生の作品
タイトル
『GRASSHOPPER』より
●生徒さんの作品
管野英人さん 川上佳子さん
BACKNUMBER
BOOK SHOP’S PICK UP
洋書専門「シェルフ」より
杉本博司『Hiroshi Sugimoto』
「恵文社 一乗寺店」より
ED TEMPLETON『THE CONTAGION OF SUGGESTIBILITY』
洋書専門「シェルフ」より
MOTOKO『京都 The Old and New Guide of Kyoto』
スクール情報
2005年11月9日更新
写真家・渡部さとる氏主宰の写真講座
2005年8月10日更新
写真を楽しむイベント写真教室「PHOTO PICNIC☆」を開催
2005年6月22日更新
ギャラリー・ニエプス運営メンバー中藤毅彦氏のワークショップ

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