環境への取り組み
![[写真]](pack/images/index_mainvisual_01.jpg)
創業時からの環境との共生
富士フイルムの原点である写真フィルムの製造には、何よりも「大量の良質の水」と「きれいな空気」が不可欠でした。最初の工場選定以来、富士フイルムの生産拠点が富士山麓域に集まっているのもこうした理由があってのことです。
いち早く環境との共生を考え、さまざまな活動を行ってきた富士フイルム。創業以来70年余、一貫して「美しい自然を守ること」を事業のベースにしてきました。
温暖化ガス排出量削減への取り組み
富士フイルムでは、グループの国内・海外の工場で天然ガスの導入や、生産方法の効率化、省エネルギー設備の導入などを積極的に推進して温暖化ガス排出量の削減に努めています。
2010年度は、2009年度に比べ、生産量は18%増加しましたが、CO2排出量は4.6%の増加に留めることができました。結果、原単位(生産量当たりのCO2排出量)は大幅に良化し72から64となりました。
その主な要因は、フラットパネル生産工程において、蒸留塔排熱回収、フラッシュ蒸気回収再利用などをはじめ、さまざまな省エネルギー施策を開発し、各工場に横展開したことによります。
2012年度は、生産量は2010年度に対し、約20%増加する見込みですが、CO2排出量は、12%程度の増加に留めることを目標としています。1990年を基準にすると、2012年度の生産量は約2.3倍に増加する予定ですが、CO2排出量は1.4倍未満に抑える予定です。原単位では、60を目標としています。
![[図]](pack/images/index_img_02.gif)
公益信託「富士フイルム・グリーンファンド」
富士フイルムは、自然環境の保全のために10億円の資金を拠出し、1983年に「公益信託富士フイルム・グリーンファンド」を設立しました。自然保護をテーマとした民間企業による公益信託としては、日本で最初のものです。
設立以来、自然環境の保全、育成に関する多数の活動や研究に対して数多くの助成や支援を行ない、さまざまな成果を上げてきました。
例えば、都市近郊の緑地にて自然とふれあうことのできる森づくりを目指した活動への資金援助や、より多くの人々に理解を深めていただくための写真展やシンポジウムの開催、また、緑とのふれあいを積極的につくりだす活動や自然環境の保全・活用に関する研究などを行っている個人や団体に対する資金の助成などを実施しています。
また、毎年開催している「自然観察路コンクール」には小学校、中学校、高校生から多数の応募があります。
Quick Snap(「写ルンです」)の循環生産
「Quick Snap(日本では「写ルンです」)」は、早い段階から部品の3R(リデュース・リユース・リサイクル)に取り組んできました。部品点数を可能な限り少なくし、他の機種にも部品が使える設計、リサイクル時に分解しやすいように、ねじや接着剤を使わないで組み立てられる設計にしています。1998年には循環生産工場を稼動、現在ではFUJIFILM Manufacturing U.S.A., Inc.(米国)にて循環生産を行っています。全世界で販売された「Quick Snap」は、日本・欧州及びアメリカの3拠点で回収され、大部分がアメリカでリユース・リサイクルされて、新しい「Quick Snap」に生まれ変わります。
これからも、写真フィルムを利用するお客様のニーズに応えるため、日本で開発された循環システムの機能をさらに向上させて、世界中へ製品を供給してまいります。
![[図]](pack/images/index_img_01.gif)
緑の協力隊-中国植林ボランティア活動-
![[写真]緑の協力隊-中国植林ボランティア活動-](pack/images/index_img_05.jpg)
富士フイルムでは会社主導のものだけでなく、労働組合においても環境保全に向けた独自の取り組みをしています。
「中国での植林ボランティア活動」はその代表例です。
砂漠緑化・砂漠化防止にとどまらず、植林した地域に住む農民の方々に、植林活動を通じて経済的自立を促していきたいとの思いで、1998年から毎年継続して活動しています。2006年からは富士膠片(中国)投資有限公司を中心とした中国の富士フイルムグループの社員も参加しており、日本・中国双方のグループ社員が一丸となった活動として、毎年盛り上がりを見せています。
2008年には内蒙古自治区のホルチン砂漠の一部を「富士フイルム労働組合の森」とし、2010年までに2,800本の植林を行いました。今後も、日本・中国両国のグループ社員が協力し、この緑化活動を実施していく予定です。
