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誰も見たことのないデジタルカメラを

 

[写真]中判ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX 50S」“超・高解像度”が歴史を変える

作りたいのは“全く新しいデジタルカメラ”

1988年に世界で初めて、現在と同じ方式のデジタルカメラを開発した富士フイルム。以来、数々の製品を世に送り出してきました。特に、2012年の「FUJIFILM X Pro-1」発売以降は、コンパクトなシステムで卓越した画質と多彩な撮影を実現できる「ミラーレス一眼」ジャンルを徹底追究、デジタルカメラの新天地を切り開いてきました。
そして、2017年2月に富士フイルムは、これまでの挑戦をさらに超える、まさに“歴史の転換点”ともいうべきカメラを発売しました。中判ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX 50S」(以下、「GFX 50S」)は、一眼レフの最高峰である35mmフルサイズ機をはるかに超える高画質と、ミラーレスならではの小型・軽量ボディー、購入しやすい価格を兼備。一眼レフを頂点に据えるデジタルカメラの常識を根底から覆す製品として、大きな注目を集めています。開発に携わった2人の研究員が、全く新しいカメラを実現するまでの道のりを振り返ります。

[写真]河合 智行/2003年、富士フイルム入社。富士フイルム独自開発の「スーパーCCDハニカム」やCMOSセンサーといったイメージセンサーの開発およびデジタルカメラの撮像設計を担当。

河合 智行
2003年、富士フイルム入社。
富士フイルム独自開発の「スーパーCCDハニカム」やCMOSセンサーといったイメージセンサーの開発およびデジタルカメラの撮像設計を担当。

[写真]入江 史憲/2005年、富士フイルム入社。デジタルカメラ向けアナログICの開発を担当した後、2010年よりレンズ交換式カメラのマウント技術開発に従事。

入江 史憲
2005年、富士フイルム入社。
デジタルカメラ向けアナログICの開発を担当した後、2010年よりレンズ交換式カメラのマウント技術開発に従事。


これまでにない解像度を目指して

河合:富士フイルムでは「FUJIFILM X Pro-1」発売以降、「ミラーレスというシステムは、一眼レフを超える豊かな可能性を秘めている」という確信を持って、開発を進めてきました。そして、ついに「真に一眼レフを超えるためのカメラ」の開発に踏み出したのが2015年。基本コンセプトは、「従来のデジタルカメラでは見たこともないような圧倒的な高画質を、ユーザーが扱いやすい形で提供すること」と定めました。


[写真]

一口に“高画質”と言っても、物差しはさまざまですが、今回私たちは「解像度の高さ」にフォーカスを定めました。長年、写真文化を支えてきた経験から、風景写真であれば木の葉一枚一枚のそよぎが伝わるような、集合写真であれば一人ひとりの細かな表情の違いが分かるような、そういった画像こそが、プロからアマチュアまですべての写真家が認める「究極の画質」を体現できると考えたからです。

これを実現するのが、「中判サイズ」といわれる大型のイメージセンサーを組み込むシステム構成。無数のピクセルが集まってできたイメージセンサーは、レンズを通り抜けてきた光を受け止めて電気信号に変えるのが仕事であり、面積が大きいほど多くの光を受けて、より膨大な画像情報を生成できます。「GFX 50S」用イメージセンサーの開発にあたっては、中判サイズであることに加えて、かつてないほど解像度の高い画像を作成できることを目標に据えました。


“あえて光をキャッチしない”という賭け

一般に、デジタルカメラ開発において画質の向上を目指すとき、イメージセンサー上にできるだけ多くの光を集めることを考えます。でも、高解像度を実現するために必要なのは、一つひとつのピクセルがシャープに光をとらえ、ドットのくっきりした画像を作ること。そこで、いろいろと検討した末、個々のピクセル上で光を集める役割を担っているマイクロレンズを、あえて通常より小さくしてみることにしました。2つのピクセルにまたがって取り込まれてしまう光のみを減らすように最適化してマイクロレンズの間に隙間をつくり、分解能を向上させたのです。これは、マイクロレンズはなるべく大面積で、というこれまでのセンサー開発の常識から言えば、ありえない判断。

[写真]


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それでも中判センサーのもともとのサイズを考えれば、十分な量の光を取り込めているはず――私自身そう確信してはいたものの、本当に美しい画像ができあがるのか、やってみないことには分かりませんでした。そこで、ひたすらシミュレーションを繰り返すのですが、情報処理量が膨大なため、勤務時間内にはとても終わらない。金曜日にシミュレーションをセットして週明けに出社すると、ハードディスクがデータでいっぱいになっている。そんな日々を何度繰り返しても、やはり実際にセンサーができ上がらないと、確信は得られません。自分の推論は本当に正しかったのか……じりじりとあぶられるような不安と焦燥感に駆られる日々を過ごしたあと、ようやく試作センサーで思い描いた画像が確認できたときは、センサー開発者一同、手を取り合ってよろこびました。しかし、これがカメラの姿を取って目の前に表れるまでには、まだまだ長い道のりが待っていました。

関連情報

GFX&Xシリーズデジタルカメラに関するご紹介。



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