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視認性を向上させた内視鏡システム

 

[写真]レーザー光源を搭載した次世代内視鏡システム 独自の“光”でがんをもっと見つけやすく

誰もが精緻な診断を行える内視鏡を目指して

“職人”の感覚を技術に落とし込む

とはいえ、ここまでお話しした内容は、あくまでレーザー内視鏡としての基本原理を確立したにすぎません。真に有用なシステムに仕上げるためには、内視鏡医に実際に使ってもらい、最適な画像や操作性を追求するプロセスが欠かせませんでした。


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共同研究にご協力いただいた中には、これまで当社の内視鏡システムを使ったことのない医療機関も含まれます。協力を申し出てもすんなり承諾を得ることは難しく、レーザーの可能性をアピールし、関心を持ってもらうことから始める必要がありました。なんとか協力を取り付けても、1、2回使ってもらうだけではなかなか本音を聞き出せないため、毎日のように現場に足を運んで「この病変部の見え方はどうですか? 違和感がありますか?」と確認し、改良を進めていかなければなりません。私たちのしつこさに「医療現場は君たちの実験室ではない!」とお叱りを受けたことも……。最終的に内視鏡医の皆さん、そして患者さんの助けになることと信じて、粘り強く取り組みました。


私自身、全国20カ所以上に及ぶ医療機関を訪れる中で見えてきたことは、まさに内視鏡医は“職人”であり、内視鏡システムは職人の“道具”であるということ。システムに対する評価は感覚的な言葉で表現されることが多く、例えばスコープの柔軟性について語る際も「ちょっと硬い」とか「柔らかすぎる」という具合で、それを数値化し、技術に落とし込むのに非常に苦労しました。同じ症例画像を見ても、内視鏡医によって評価が分かれることもしばしば。どこまでを“最大公約数”として基本仕様に盛り込むべきか悩む日々が続きました。

いろいろな意見に接して、自分の中で整理がつかなくなりそうになったことも一度や二度ではありません。それでも「どんな使い手でも簡単にがんを発見・治療できる内視鏡システムを作りたい」との思いをぶれずに持ち続け、イノベーションを追い求めていきました。

レーザーが持つ可能性をさらに広げる

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開発着手からおよそ3年の月日を経て、レーザー内視鏡は産声を上げました。2種類のレーザーの発光強度比を切り替えることで、目的に合った見え方を選択できる観察機能については、発売当初の3モードから4モードに拡大。欧州を中心に展開を開始している半導体4色LED光源を用いた「新システム」の誕生にもつながっています。検査時の患者さんの身体的負担を軽減する鼻から挿入するタイプのスコープや、より直感的に取り扱えるように操作部を抜本的に見直したスコープも順次商品化しています。


レーザー内視鏡は、これからも内視鏡医や患者さんに大きな貢献を果たせると確信しています。すでに国立がん研究センター東病院と共同で、がんの発生により病変部に生じる酸素飽和度の変化を、レーザー内視鏡を使って画像として捉える新たな観察手法の確立にも挑戦しています。

内視鏡システムの強みは、病変を直接観察し、必要に応じて処置具を挿入して病変を取り除けること。ここにレーザーという新たな光源が加わったことで、さらなるイノベーションに向けて可能性が飛躍的に広がった――そう考えると研究者としてとてもワクワクしますし、「どんな使い手でも簡単にがんを発見・治療できるように、内視鏡システムをさらに進化させてみせる」との気持ちがより一層強くなるんですよね。


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関連情報

胃がんの早期発見に役立つ経鼻内視鏡に、白色光とBLI光のふたつのレーザーを採用。

写真技術を応用し、医療分野に取り組む技術者たちの熱い想い。

富士フイルムの“イノベーション”のストーリーを社員とお客さまのインタビューを通じてご紹介します。



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