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コンクリートの微細なひび割れを自動検出

 

[写真]社会インフラ画像診断サービス ITの力で社会の安全を守る

目指すは「インフラ・ヘルスケア」

ワークフローに沿った支援がカギに

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堀田:開発開始から1年ほどが過ぎ、0.1ミリという微細なひび割れも検出可能になるなど、システムが形になってきたところで、実際の検査業務の流れに沿って実証実験を行うフェーズに入りました。佐藤さんたちとともに信頼関係を築いていた企業や自治体に協力を要請して、複数の実験場所を確保。限られた機会をムダにしないよう、現場の下見や事前のシミュレーションなど、念入りに準備して臨みました。点検現場で仕事をするのは予想以上にハードで、撮影のために漁師さんのような長靴を履いて川に入ったり、高速道路の高架にぶら下がった暗くて狭い足場に寝そべったり、雪の降る中で作業したり……いつも泥だらけでしたね。イノベーションの地道な一面です(笑)。

でも、こうした過程を通じて、実感を持って理解できたのが、技術を持った「人」が点検してこそ、本当に安全が確保できるんだということ。私たちのシステムは、人に成り代わることを目指すのではなく、人の仕事をサポートすることに徹するべきだと、あらためて確認できました。そのために重要なのが、検出精度の高さはもちろんのこと、業務のワークフローを熟知した上で、どう支援することが一番効果的かという視点です。現場の悪条件下で撮影されたアングルや上下がバラバラの写真でも自動で並べ直し、一枚の画像に合成できるパノラマ合成機能。補修時に必要となるひび割れの長さや幅を自動で積算する機能。ソフトをパッケージで販売せず、受注案件が発生するごとに費用化できる従量課金のクラウドサービスにしたこと……すべての機能や特徴が、こうした考え方に基づいてデザインされたのです。

社会インフラ画像診断サービスの内容

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社会の安全に技術で貢献する

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大谷:こうして誕生した「社会インフラ画像診断サービス」。今は正式発売に向けて、最後のツメの作業を行っています。7月に行われた展示会に参考出品したのですが、用意したパンフレットがあっという間になくなるなど、来場者の問い合わせが引きも切らない状態に。「これは本当にイノベーションだ。今すぐにでも使いたい」とおっしゃる方もいて、開発に直接関わらなかった私も、業界の期待の高さをあらためて感じることができました。


佐藤:予想以上に高い関心を集めているのは、このサービスがお客さまのビジネス上の課題だけでなく、社会課題の解決と直結しているからだというのは間違いありません。私たち富士フイルムにとっても、事業がそのまま社会貢献につながるインフラ分野は非常に重要なフィールド。今後はトンネルや建物など、橋梁以外の構造物にも対象を広げるほか、ひび割れの経年変化に関するデータを集めて解析し、劣化予測サービスにつなげるなど、さらに貢献範囲を拡大していく計画です。

大谷:それと、コンクリートインフラの老朽化は世界共通の課題。建設や管理、保全作業の詳細など幅広い調査は必要ですが、いずれは欧米やアジアなどにもサービスを展開したいですね。

佐藤:富士フイルムでは、医薬や医療機器などのヘルスケア事業を「予防・診断・治療」の3領域で展開していますが、それはインフラについても同じ。いずれは、点検から補修までの全工程で価値を提供できる「インフラ・ヘルスケア」を実現していくことを目標に、さらなるイノベーションにチャレンジしていきます。


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