基盤技術とコア技術
富士フイルムが持続的に成長していくためには、新規事業の継続的創出が不可欠であり、コア技術を含む基盤技術の深耕とさらなる拡大が必要です。
わたしたちは、共通性のあるいくつかのコア技術を内包し、波及性(応用分野の広さ)と事業展開への影響度(性能・生産性など)が大きい技術分野の総称を基盤技術と定義しています。また富士フイルムグループの商品差別化の源泉となり、将来にわたって持続的に競争優位を築くための核となる技術をコア技術と定義しています。
富士フイルムグループが有する基盤技術
写真技術で培ってきたナノサイズの無機微粒子の結晶形成制御技術などを展開させた無機材料技術。富士フイルムの高品質、高安定性などの商品差別化性能に大きく寄与しています。感光材料、記録材料、印刷材料、トナーなどに展開・活用しています。
高機能フィルムの製造方法は、フィルムを製膜し、その上に機能性素材をコーティングし、表面を改質して完成します。その1つひとつの技術が富士フイルムの培ってきた製造技術の根幹となっており、ディスプレイ光学材料、記録材料、グラフィック材料をはじめとするさまざまな機能性フィルムなどに生かされています。
機能性材料として求められる光学特性、発色性・発光性、レドックス特性、高耐久性などのさまざまな高機能性を有する有機材料、ポリマー材料を設計・合成する技術。ディスプレイ材料、半導体材料、ライフサイエンスなどに幅広く展開しています。
医療、印刷、イメージングなどの各分野では画像情報の読み取り、光での記録を行っていますが、光学技術はこれらのキー技術です。高画質の追求により培われた富士フイルムの光学技術は、デジタルカメラや携帯電話カメラモジュールのレンズ、レーザー、WVフィルムの設計に生かされています。
材料の機能設計に欠かせない機能解析・シミュレーション技術をはじめ、分子・原子レベルやナノサイズ領域での分析・解析・評価・シミュレーション技術により、さまざまな分野へ展開する富士フイルムの高度な材料技術開発を支えています。
創薬技術は富士フイルムの成長を支える新たな基盤技術です。創薬に必須の薬理評価技術、創薬合成技術や創薬解析技術に加えて、異業種参入の強みを活かした独自の先端技術を融合させ、創薬技術を創出・発展させています。
医療、印刷、イメージングなど画像を扱うさまざまな分野において、多種多様な画像を自在に扱う独自で高度な技術です。事業領域の広がりとともに展開・深耕を進め、機器ソフトの機能強化、デバイス材料の設計力向上などに幅広く貢献しています。
医療、印刷、イメージングなど各分野の機器やシステムには、画像処理からネットワークに至るまで多様な技術が搭載されています。これらを支えるソフトウエア技術が当社製品に大きな付加価値を生んでいます。
これまで高品位画像を扱うため磨いてきた独自の技術に加え、省エネルギー、環境対応技術を保有しています。デジタルカメラ、医療機器などの各分野のハードウエア設計に生かされています。

