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2010年「緑の協力隊」体験リポート

2.ポプラ剪定/「草方格」作り

現地の方と緑地への思いを語り合いながらのポプラ剪定
[写真]人の背丈ほどに伸びたポプラを剪定

人の背丈ほどに伸びたポプラを剪定

[写真]村長から、緑化活動への思いを聞くことができた

村長から、緑化活動への思いを聞くことができた

2日目の午前中は、過去の緑地活動で植林したポプラの剪定作業を行った。ポプラは、障子松と同じく立派な防風林になる。剪定は、ポプラをよりよく成長させるための枝打ち作業である。
切れ味鋭いハサミで、簡単に枝打ちできる。しかし、調子に乗って続けていると、慣れない作業で手にかかる負担が意外に大きかったらしく、明らかに握力が落ちていき、夜には握力がなくなっていた。仲間も同様らしく、時々休みながらもみんな頑張っていた。

剪定の途中、村長の話を聞くことができた。「昔は、この一帯が草原だったことを鮮明に覚えている。生活するためとはいえ、自分たちがしてきた放牧が、実は砂地を増やす原因になっていた。
今は、『自分が生きているうちに、緑を戻したい』という思いがあり、日本から来てくれる人たちに感謝している」。

今回の活動の前に、私たちは、砂漠緑化・砂漠化防止を目指す現地NPO法人・緑化ネットワークの人たちと、「現地の住民が『自分たちでこの土地を守る』という思いを強くし、行動していくことこそが緑化活動の目指す姿だ」と話していた。まさに、その実現に向かっていることを感じさせる話を直接村長から聞いたときには、強い感銘を受け、体が本当に震えていた。「何のための緑化なのか」ということが、このときわずかでも分かった気がする。

昼食後は、2007年に植えた障子松の木陰で休憩した。障子松はすでに1m近くに成長しており、初めて見た自分にとっても感慨深かった。当時の参加者が見たらなおさらだろう。

障子松の周囲にも草が多く茂り、緑化が進んでいることを実感できる。私たちの植えた松も、このようになるのだろうか。村長の言葉とも相まって、期待感がふくらむ。
緑化活動は、物理的に緑化を進める、ということだけではない。むしろ、現地で「見ること」「動くこと」「話すこと」全ての体験を通じ、人の中で進めることにこそ、真の価値があると感じた。

次に、2002年に植えたポプラを見学した。大きく育っており、防風林としての役割を十分に果たしている。付近は立派な林だ。この地で緑化活動を始めてまだ5年目、試行錯誤していたころのポプラが大きく育っているのを見ると、励みになる。このたすきを、自分たちも渡していくのだ、という思いを新たにする。

[写真]成長した障子松の周りには、緑が生い茂る

3年前に自分が植えた障子松の成長に感動

[写真]2002年に植えたポプラは林になっており、感慨深かった

2002年に植えたポプラは林になっており、感慨深かった

砂の移動を抑制し、植物の種を根付かせる「草方格」作り
[写真]ワラの長さをそろえ、束を作る作業

ワラの長さをそろえ、束を作る作業

午後は、草方格作りだ。草方格とは、乾燥した稲のワラを利用して、約1m四方のワラを、碁盤の目のように並べて砂に埋め込んだもので、砂の移動を防ぐ効果がある。砂漠化は、砂の移動が大きな要因となるため、このような草方格を作る意義が大きい。
作業は、(1)細かいワラを取り除き、一定以上の長さのワラをそろえて束を作る、(2)ワラの束を運び、マス目状に並べる、(3)シャベルを使い、束を直立させた状態で埋め込む、という3工程だ。

[写真]砂漠に、約1m四方・142マスの草方格が完成

砂漠に、約1m四方・142マスの草方格が完成

このときは風が強く、眼鏡をかけていても砂がお構いなしに目に入ってくる。それでも作業は順調に進み、142マスの草方格をスムーズに作り終えた。
比較的軽作業だったはずだが、帰りの足取りは思いのほか重い。砂地を歩き続けるのは、やはり相当な体力を使うようだ。

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