富士フイルム株式会社（社長：古森 重隆）は、印刷システム事業における主要製品「PS版/CTP版」の新たな中核生産拠点である、富士膠片印版（蘇州）有限公司(以下、FFPS)の新工場を本日より本格稼動させます。

　富士フイルムはオフセット印刷用の刷版分野を成長事業の一つと位置付けており、CTP版を中心に拡大を続ける世界の刷版需要に対応するため、既に日・米・欧・中の4極生産体制を確立し、高品質製品の円滑な供給・サービス体制をグローバルに構築しております。中でも、需要が急拡大している中国市場においては、平成12年10月に設立した中国河北省の合弁会社「富士星光有限公司」に続き、平成17年1月にFFPSを設立し、新工場の建設を進めてまいりました。今回、中国で2番目のPS版/CTP版生産拠点となるFFPSを加えることで、中国国内での需要を満たすとともに、アジアなどへの輸出拠点としても活用していきます。

　富士フイルムは長年にわたり、印刷製版機材のリーディングカンパニーとして、オフセット印刷向け製版用フィルム、PS版/CTP版および、プリプレス分野のソフトウェア・フィルム・プレートセッターなど、多様な製品群の開発・生産・販売をワールドワイドに展開してまいりました。今後も当社のコア事業の一つである印刷システム事業をさらに拡大・発展させ、世界の印刷産業の発展に貢献すべく、取り組んでまいります。

＜蘇州新工場の会社概要＞
１．会社名　　： 富士膠片印版（蘇州）有限公司（英語名：FUJIFILM PRINTING
　　　　　　　　　　PLATE （SUZHOU） CO., LTD.）
２．所在地　　： 江蘇省蘇州市　蘇州工業園区
３．代表者　　： 董事長　井上 伸昭、　総経理　大井 央雄
４．資本金　　： 39百万米ドル
５．出資比率 ： 富士フイルム　100％
６．生産品目 ： オフセット印刷用PS版/CTP版
７．敷地面積 ： 約15万
８．従業員　　： 230名