ニュースリリース

ニュースリリースの内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。富士フイルム株式会社 役員氏名の正式表記は、【富士フイルムについて | 役員一覧】をご覧ください。
役員一覧
富士フイルムが推進する地球温暖化対策
富士フイルム吉田南工場の天然ガスコージェネレーション設備運転開始


平成19年4月2日
富士フイルム株式会社

 富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、需要が拡大するCTPなど印刷用材料、半導体関連材料の国内主力生産拠点である吉田南工場で使用するエネルギーを、重油から天然ガスに4月1日より転換いたしました。

 今回採用しましたのは、当社吉田南工場の生産状況に合わせ、熱と電気を効率良く発生させることのできる高効率型天然ガスコージェネレーション設備*1で、エネルギー供給は新日本石油株式会社委託によるBOO方式*2です。燃料転換に伴い、吉田南工場では年間で約1万トン強のCO2排出削減を見込んでおります。(吉田南工場排出量の約15%に相当)

 富士フイルムは、エネルギー使用量の多い化学系主要6工場について、CO2排出削減のために順次天然ガスの導入を進めています。2003年に富士宮工場および神奈川工場小田原サイト、2004年に神奈川工場足柄サイト、2006年には富士フイルム九州株式会社に天然ガスコージェネレーション設備を敷設いたしました。今回の吉田南工場への導入は5つ目となり、2008年には6つ目の富士フイルムオプトマテリアルズ株式会社に導入する予定です。各工場とも生産内容に応じて、熱と電気のバランスの最適化が図れるコージェネレーション設備を導入しており、主要6工場全てに天然ガスが供給された場合、年間約15万トンのCO2が削減される見込みです。
 また、天然ガスの導入以外にも新エネルギー(太陽光発電など)による電力の利用や、省エネ化を実現する新たな生産設備の開発、生産工程のエネルギーロス削減を目指した徹底的な改善活動など、CO2排出量削減を徹底して進めています。

 富士フイルムは、今後も環境諸課題に対し一歩先行した取組みを行い、21世紀の地球にとって最重要課題である“持続可能な発展”に積極的に貢献してまいります。

 
*1:
高効率型天然ガスコージェネレーションとは、天然ガスを燃料として発電効率の高いガスエンジンやガスタービンにより発電を行ない、その際に発生する排熱を蒸気や温水などで回収し、有効利用する熱電併給システムのこと。 
 
*2:
BOOとは、「Build Own Operate」の略で、エネルギー供給者が施設の提供から運転管理まで実施します。 



本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
お客さま  CSR推進部 環境・品質マネジメント部  TEL 03-6271-2064
報道関係  広報部
 TEL 03-6271-2000



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