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ニュースリリースの内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。富士フイルム株式会社 役員氏名の正式表記は、【富士フイルムについて | 役員一覧】をご覧ください。
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富士フイルム デジタルカメラの事業基盤を強化
生産体制の最適化と拠点集約により、コスト競争力と機能強化を推進


平成19年9月19日
富士フイルム株式会社

 富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆、以下 富士フイルム)は、「高感度で高画質」や「顔検出機能“顔キレイナビ”」など、独自の高度な技術を搭載したデジタルカメラ「FinePixシリーズ」をワールドワイドに提供しており、本年度は販売台数の上方修正を見込むなど、積極的な事業展開を進めています。今般、当社は、今後のさらなる事業拡大に向け、競争環境の激化するデジタルカメラ市場に最適化した強固な事業基盤を構築していくため、下記の通り、生産体制の見直しと拠点集約を進めることを決定いたしました。

1.デジタルカメラ生産の中国移管とCCD生産の外部委託によるコスト競争力強化

 これまで進めてきたデジタルカメラ生産の中国工場(蘇州市)への移管を全面化します。また、CCD前工程(ウエハー工程)を、半導体において幅広い製造技術を持つ株式会社 東芝に生産委託することで基本合意に達しており、当社の高い研究・開発力と専門メーカーの高い技術力を生かし、当社独自の特長あるスーパーCCDハニカムのさらなる高性能化・高機能化をスピーディーに進めていきます。尚、デジタルカメラ生産の全面移管などに伴い、宮城県黒川郡大和町の富士フイルムフォトニックス株式会社を解散いたします。(平成20年8月予定) また、CCD前工程生産の外部委託に伴い、宮城県仙台市泉区の土地、建物は、株式会社 村田製作所に売却することで、基本合意に達しています。

2. 拠点集約による機能強化と効率化の推進

 生産技術の開発機能を有する宮城県黒川郡大和町の拠点に、デジタルカメラの製品開発、調達、品質保証機能を統合し、拠点集約による機能強化と効率化、開発のスピードアップを図ります。また、同地区に、デジタルカメラのアフターサービスの統括機能集約、生産技術強化、CCD後工程生産(アッセンブリー&テスト)などの役割を担う新会社(富士フイルムデジタルテクノ株式会社)を新設する予定です。

 富士フイルムは、昨年10月より、より筋肉質で強靭な企業体質の実現を目指していくための「スリム&ストロング活動」をスタートさせ、写真フィルム分野にとどまらず、全ての事業の全てのプロセスで、スピードを高め、機能を強化し、効率化を進めるための見直しを進めています。デジタルカメラ事業においても、今後のさらなる競争激化を見据えて、これまで進めてきた商品力の強化、ワールドワイドでの販売強化などの施策展開に加え、今回の改革による拠点集約や新会社設立による機能強化、組織/人員/設備のスリム化等を実現し、より強く、柔軟な事業基盤の構築を進めます。

 また、当社独自のスーパーCCDハニカム、卓越した画像処理技術、グループ会社であるフジノン株式会社の高度なレンズ技術を組み合せた、当社独自の特長のあるデジタルカメラの開発を加速していくことで、「写真文化」のさらなる発展に貢献していきます。



本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
報道関係  広報部
 TEL 03-6271-2000
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