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ニュースリリース

 

シネマカメラでますます採用が進むラージフォーマットセンサー(*1)の魅力を最大限に引き出す!
圧倒的な解像力、美しいボケ味、ハイダイナミックレンジを活かした豊かな階調を実現し、高いクオリティの映像制作をサポート

シネマカメラ用ズームレンズ「Premista(プレミスタ)」シリーズ新登場

第一弾として、焦点距離28-100mmをカバーする標準ズームレンズ「FUJINON Premista28-100mmT2.9」を発売

2019年4月3日

富士フイルム株式会社

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、シネマカメラ用レンズとして、ラージフォーマットセンサー(*1)に対応し、圧倒的な解像力、美しいボケ味、ハイダイナミックレンジを活かした豊かな階調を実現するズームレンズ「Premista(プレミスタ)」シリーズを新たにラインアップします。「Premista」シリーズは、シネマカメラで採用が進んでいるラージフォーマットセンサーの魅力を最大限に引き出し、高いクオリティの映像制作を強力にサポートします。

今回、同シリーズの第一弾として、焦点距離28-100mmの標準ズームレンズ「FUJINON Premista28-100mmT2.9」(以下、「Premista28-100mm」)を2019年8月に発売します。また、2019年中に焦点距離80-250mmの望遠ズームレンズ「FUJINON Premista80-250mmT2.9-T3.5」(以下、「Premista80-250mm」)をラインアップに加え、28-250mmの幅広い焦点距離をカバーしていきます。

[写真]「Premista28-100mm」/【開発中】「Premista80-250mm」

近年、ハリウッド映画をはじめ、高いクオリティの映像を制作する現場において、美しいボケ味や、ハイダイナミックレンジを活かした豊かな階調による映像表現が可能な撮影機材が求められており、ラージフォーマットセンサーを搭載したシネマカメラの導入が進んでいます。同センサーに対応する単焦点レンズが多く使用されている中、1本で幅広い撮影シーンに対応する、優れた運用性を備えた高性能なズームレンズの需要が高まっています。

今回新たにラインアップする「Premista」シリーズは、ラージフォーマットセンサーに対応するシネマカメラ用ズームレンズです。大口径非球面レンズと新開発のフォーカス・ズーム方式を採用し、映像の中心部から周辺部まで圧倒的な解像力を発揮。ラージフォーマットセンサーの特長である浅い被写界深度と13枚絞り羽根により、自然で美しいボケ味も実現するため、被写体の質感や立体感、その場の空気感まで描写します。さらに、独自の光学設計を駆使してフレアやゴーストを徹底的に抑制しており、ハイダイナミックレンジを活かした豊かな階調の映像を撮影できます。また、長年培ったシミュレーション技術による機械設計と、ミクロンオーダーで加工した部品を高精度に組み立てる生産技術により、プロの過酷な撮影環境に耐えられる高い堅牢性と小型軽量を両立しています。このほか、フォーカスリングの回転角を幅広い280度に設計。リングを回す際の滑らかなトルク感も備え、精緻なフォーカシングを可能にするなど、快適な操作性を発揮します。

当社は、「Premista」シリーズの第一弾として、28-100mmの焦点距離全域でT2.9(*2)の明るさを実現する標準ズームレンズ「Premista28-100mm」を8月に発売します。本レンズ1本で、ユーザーの使用頻度が高い単焦点レンズ6本分(*3)の焦点距離をカバーし、さまざまなシーンでの撮影をサポートします。また、焦点距離80-250mm、T2.9-3.5の望遠ズームレンズ「Premista80-250mm」も2019年中にラインアップに加え、28-250mmの常用焦点距離をカバーし、撮影シーンをさらに拡大していきます。

富士フイルムは、写真・映画用フィルムの国産化を目指して1934年に創業して以来、シネマ業界をリードし続けてきました。また、2000年からシネマカメラ用レンズの開発に取り組んでおり、卓越した描写力などで世界中の映画、CM、テレビドラマの制作現場において高い評価をいただいています。なかでも、高性能なシネマカメラ用ズームレンズの開発において、映像の高画質化などに貢献してきた功績が認められ、2017年に米国テレビ芸術科学アカデミーよりエミー賞を受賞しました。既存の「HK/ZK/XK/MKレンズ」シリーズと、今回新たにラインアップする「Premista」シリーズで、制作現場の多様なニーズに応えていきます。

*1 対角の長さが43.2-46.3mmのイメージセンサー。シネマカメラで標準的なフォーマットであるスーパー35mmセンサーよりも大型なセンサーです。

*2 F値と透過率を考慮して表したレンズの明るさを示す指標。数値が小さいほど明るいレンズであることを表します。

*3 ラージフォーマットセンサーに対応し、29mm、35mm、40mm、65mm、85mm、100mmの焦点距離を持つシネマカメラ用単焦点レンズ6本。

1. 製品名・発売時期・標準ユーザー渡し価格
(1) 製品名 : 「FUJINON Premista28-100mmT2.9」
発売時期 : 2019年8月
標準ユーザー渡し価格 : 4,300,000円(税別)
(2) 製品名 : 「FUJINON Prermista80-250mmT2.9-3.5」(開発中)
発売時期 : 2019年中
標準ユーザー渡し価格 : 未定
2. 「Premista」シリーズの主な特長
(1) ラージフォーマットセンサーに対応し、圧倒的な解像力、自然で美しいボケ味、ハイダイナミックレンジを活かした豊かな階調を実現するシネマカメラ用ズームレンズ
  • ラージフォーマットセンサーに対応するシネマカメラ用ズームレンズ。レンズを交換することなくさまざまな撮影シーンに対応するため、高い運用性を発揮します。
     「Premista28-100mm」:28-100mmの焦点距離全域でT2.9の明るさを実現する標準ズームレンズ
     「Premista80-250mm」:焦点距離80-250mm、T2.9-3.5の望遠ズームレンズ
  • 超精密加工を施した大口径非球面レンズと新開発のフォーカス・ズーム方式を組み合わせることで、ディストーション(*4)や色収差を徹底的に抑制。被写体との距離やズームポジションによらず、映像の中心部から周辺部まで圧倒的な解像力を発揮し、シャープでクリアな映像を提供します。
  • 「FUJINON シネレンズ」として初めて13枚絞り羽根を採用し、円形に近い絞り形状を実現。ラージフォーマットセンサーの特長である浅い被写界深度との組み合わせで、自然で美しいボケ味による映像表現が可能です。
  • 独自の光学設計を駆使してフレアやゴーストを効果的に抑制しており、ハイダイナミックレンジを活かした豊かな階調の映像を撮影できます。
  • シネマカメラ用レンズ「HK/ZK/XK/MKレンズ」シリーズで好評の自然な色味による映像表現が可能。現行ラインアップと色味を統一設計することで、複数のレンズを使用する際に必要なカラーグレーディング(*5)を簡略化します。

*4 レンズを通して結像する際に、周辺部で像が縮んだり、伸びたりして、歪む現象。

*5 編集作業において、映像の色彩を補正する作業。

(2) 高い堅牢性と小型軽量を両立
  • 長年培ったシミュレーション技術による機械設計と、ミクロンオーダーで加工した部品を高精度に組み立てる生産技術により、プロの過酷な撮影環境に耐えられる高い堅牢性と小型軽量を両立しています。
(3) 快適な操作性を発揮
  • フォーカスリングの回転角を幅広い280度に設計。リングを回す際の滑らかなトルク感も備え、精緻なフォーカシングを可能にします。
  • フォーカス、ズーム、アイリス(絞り)の操作リングのギアピッチ(*6)を、これまでのシネマカメラ用レンズと同一の0.8M(モジュール)に統一。正確かつスムーズなフォーカシングを実現するフォローフォーカスや、遠隔でリングを操作できるレンズモーターなど、映像制作に欠かせない標準的な周辺アクセサリーをご使用いただけます。
  • フォーカス、ズーム、アイリス指標には蓄光塗料を採用しているため、夜間や暗い室内でもはっきりと指標を確認することができます。また、フォーカス指標の表記は、フィート/メートルの2種類からお選びいただけます。
  • 「フランジバック調整機構」(*7)を搭載。撮影現場での急激な温度変化などによりフランジバックが変動した場合でも、レンズ鏡筒のリングを回すだけで簡単に調整可能です。カメラとレンズをベストマッチングさせ、光学性能を最大限に引き出します。

*6 歯車の歯と歯の間の距離。

*7 カメラごとのフランジバック(レンズの取付基準面からセンサーまでの距離)に合わせて、レンズの結像面を最適な位置に調整可能。

(4) 「ZEISS eXtended Data(ツァイス・エクステンデッド・データ)」に対応(*8)
  • カールツァイス社 が通信規格「/i® Technology(*9)」に準拠して開発した「ZEISS eXtended Data(ツァイス・エクステンデッド・データ)」に対応。撮影時のレンズメタデータ(フォーカス、ズーム、アイリスの位置情報)の記録をはじめ、歪曲収差や周辺光量の補正が可能です(*10)。

*8 ファームウエアアップデートによる対応を予定しています。

*9 /iは、Cooke Optics Limitedの商標、または登録商標です。

*10 使用するカメラによっては、別途対応機器が必要になる場合があります。

3. 「Premista」シリーズの主な仕様
製品名 Premista28-100mmT2.9 Premista80-250mmT2.9-T3.5(開発中)
焦点距離 28-100mm 80-250mm
最大口径比(Tナンバー) T2.9 T2.9(80-200mm) / T3.5(250mm)
レンズマウント PLマウント PLマウント
対応イメージサイズ(対角) 最大46.3mm 最大46.3mm
最至近撮影距離 0.8m / 2ft 7in 1.5m / 4ft 11in
画角(水平×垂直)
40.96mm×21.60mm(*11)
28mm: 72.4°×42.2°
100mm: 23.1°×12.3°
80mm: 28.7°×15.4°
250mm: 9.4°×4.9°
画角(水平×垂直)
36mm×24mm(*12)
28mm: 65.5°×46.4°
100mm: 20.4°×13.7°
80mm: 25.4°×17.1°
250mm: 8.2°×5.5°
画角(水平×垂直)
27.45mm×15.44mm(*13)
28mm: 52.2°×30.8°
100mm: 15.6°×8.8°
80mm: 19.5°×11.0°
250mm: 6.3°×3.5°
フォーカス回転角 280° 280°
ズーム回転角 120° 120°
アイリス回転角 48° 48°
絞り羽根枚数 13 13
レンズ前枠径 114mm 114mm
全長(約) 255mm / 10in 255mm / 10in
質量(約) 3.8kg / 8.4lbs. 3.8kg / 8.4lbs.

*11 アスペクト比 1:1.90  *12 アスペクト比 1:1.50  *13 アスペクト比 1:1.78

本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

  • お客さま 光学・電子映像事業部 営業グループ
  • TEL 048-668-2143
  • 報道関係 コーポレートコミュニケーション部
  • TEL 03-6271-2000

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記事の内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。

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