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ニュースリリース

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米国有力ベンチャーキャピタルのVersant社と新会社Century社を設立し
他家iPS細胞を用いた次世代がん免疫治療薬の開発を開始
大手製薬企業のバイエル社も参画

2019年7月1日

富士フイルム株式会社

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、がん免疫療法に他家(*1)iPS細胞を用いた次世代がん免疫治療薬の開発を加速させます。当社の米国子会社で、iPS細胞の開発・製造のリーディングカンパニーであるFUJIFILM Cellular Dynamics, Inc.(フジフイルム・セルラー・ダイナミクス、以下FCDI) と、医療分野における米国有力ベンチャーキャピタルのVersant Venture Management, LLC(以下Versant社) は、新会社Century Therapeutics. Inc(以下 Century社)を設立し、他家iPS細胞を用いた次世代がん免疫治療薬の開発を開始しました。また本開発にあたっては、大手製薬企業のBayer AG(以下 バイエル社)も参画し、開発費用を拠出します。

今後、富士フイルムは、Century社にて、他家iPS細胞由来のCAR-T細胞などを用いたがん免疫治療薬の早期創出・事業化を目指します。

がん免疫療法は、生体の持つ免疫機能を高めてがん細胞を排除する治療法で、延命効果や症状の緩和が期待できることから、がん免疫治療薬の研究開発が活発化しています。なかでも、現在注目されている、CAR-T細胞を用いたがん免疫治療薬は、免疫細胞であるT細胞(*2)にCAR遺伝子(*3)を導入することで、がんに対する攻撃性を高めた医薬品です。すでに米国では、自家(*4)CAR-T細胞を用いた治療薬2製品が承認され、非常に高い治療効果が確認されています。しかし、自家CAR-T細胞を用いた治療薬は、患者自身のT細胞を採取・培養して作製するため、患者毎に細胞の品質にバラつきが発生したり、製造コストが非常に高い、といった課題があります。

FCDIは、他家iPS細胞由来のCAR-T細胞を用いたがん免疫治療薬の研究開発を進めています。本治療薬では、他家iPS細胞を大量培養し、分化・誘導して作製したT細胞を活用するため、均一な品質と製造コストの大幅な低減が期待できます。今回、FCDIは、本治療薬の開発を加速させ早期事業化を図るために、有望な技術を持つベンチャー企業に必要な人材や技術などを獲得・投入し数多くの事業化を支援してきたVersant社、数々の新薬を創出してきた経験・実績のあるバイエル社と協業します。

今回の協業では、FCDIとVersant社が設立したCentury社にて行う、次世代がん免疫治療薬の開発プログラムに、バイエル社も参画します。Century社は、FCDI・Versant社・バイエル社の3社拠出による総額$250Mの開発費用を用いて、他家iPS細胞由来のCAR-T細胞のみならず、CAR遺伝子を導入したNK細胞(*5)・マクロファージ(*6)などを用いたがん免疫治療薬の早期創出を目指します。また、FCDIがこれまで培ってきた高度なiPS細胞関連技術や2019年度中に稼働予定のcGMP(*7)対応の生産施設などを活用して、他家iPS細胞の樹立、細胞作製のプロセス開発、治験薬・治療薬製造などを行います。

当社は、FCDIより、医薬品の新薬開発における創薬スクリーニングや毒性試験に用いる創薬支援用のiPS細胞などを、世界中の多くの大手製薬企業や先端研究機関などに供給しています。また、iPS細胞の治療への応用も加速させており、がんをはじめ、加齢黄斑変性、網膜色素変性、心疾患、パーキンソン病などアンメットメディカルニーズが高い疾患領域の治療法の開発を進めています。今後も、自社開発のみならず他社との協業などを通じて、さらなる事業拡大を図っていきます。

*1 患者本人以外の人の細胞。

*2 免疫細胞の一種。ある抗原に特異的に結合する受容体を有し、それを介してその抗原に対する免疫応答を行う。

*3 キメラ抗原受容体(Chimeric Antigen Receptor ; CAR)をT細胞に発現させるための遺伝子。CARは、T細胞受容体を人工的に改変して作製したタンパク質で、がん細胞の表層に発現する特定の抗原を認識し、T細胞を誘導・活性化する機能を持つ。

*4 患者本人の細胞。

*5 免疫細胞の一種。自然免疫の主要因子として働く。

*6 免疫細胞の一種。体内に侵入した病原体や異常になった自己の細胞を排除する。貪食細胞ともいわれる。

*7 current Good Manufacturing Practiceの略。米国FDA(食品医薬品局)が定めた医薬品および医薬部外品の最新の製造管理および品質管理規則のこと。

【参考】Century社の概要

会社名 Century Therapeutics. Inc
本社所在地 米国 ペンシルベニア州 フィラデルフィア
社長 Osvaldo Flores、CEO
事業内容 他家iPS細胞を用いたがん免疫治療薬の研究・開発・製造・販売

本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

  • 報道関係 コーポレートコミュニケーション部
  • TEL 03-6271-2000
  • その他 再生医療事業部
  • TEL 03-6271-3030
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記事の内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。

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