第13回白籏史朗賞
日本山岳写真コンテスト入選作品展


《富士フォトサロン・東京/スペース1》にて

《富士フォトサロン・大阪》にて
 この「白籏史朗賞 日本山岳写真コンテスト」も本年で第13回となった。平成元年に創始し、回を重ねて年号と同じく13となったわけだが、昨夏、よくこれだけの作品が集まるものだと、いまさらながら感嘆久しくしている。もちろん年毎に増減があり、良否の差があるといっても、第3回以降はさしたる応募の減少はなく、小さく上下があるのは当然だが、全般的に見れば依然としていちじるしい上昇傾向にある。これはまことに異例のことで、このことに関しては応募者各位の努力と審査員の方々の厳正なる審査の賜物と深く感謝申し上げたい。
 次回、第14回コンテストは平成15年におこなうこととなる。次回応募までには、ほぼ1年以上の時間がある。1年1年作品づくりに追われて、自己の作品をじっくり見極める時間のない人も、これで充分咀嚼消化ができ、さらなる上質な作品で応募できることになる。大いなる期待の念を以って、第14回の応募をお待ちする。(※グランプリ作品は代 雅雄)


第13回に際して 白籏史朗 


第41回富士フイルムフォトコンテスト
入賞作品発表展


《富士フォトサロン・東京/スペース1&2》にて
■自由写真部門
■ネイチャーフォト部門

自由写真部門・グランプリ
「寒けいこ」蝶名林 稔




自由写真部門・グランプリ
「祭りの日」伊藤 滋



ネイチャーフォト部門・グランプリ
「春景」瀬野秀明



ネイチャーフォト部門・グランプリ
「虹」竹尾康男
 富士フイルムフォトコンテストは、1950年に第1回を開催し、今回で41回となりました。国内フォトコンテストでは、規模・内容ともに最高レベルのものと評価をいただいております。
 今回は応募点数・人数ともに前年を上回り、昨今の中高年齢層の写真ブームの 現れともいえるでしょうか。作品レベルも昨年より、よくなっている感じがしました。



【審査員】
自由写真部門:中谷吉隆/沼田早苗/富士写真フイルム株式会社
ネイチャーフォト部門:白籏史朗/吉野 信/富士写真フイルム株式会社


【応募状況】
自由写真部門:
 応募人数11,095人/応募点数43,348点
ネイチャーフォト部門:
 応募人数7,151人/応募点数20,823点
合計:応募人数18,246人/応募点数64,171点


【展覧会スケジュール】
※銅賞・優秀賞は東京展以外は当該地域の作品のみの展示となります。

[東京・富士フォトサロン]
10:00〜20:00 最終日14:00まで
■自由写真部門:4/5(金)〜4/11(木)
■ネイチャーフォト部門:4/12(金)〜4/18(木)

[大阪・富士フォトサロン]
10:00〜18:00 最終日15:00まで
■自由写真部門:5/3(金)〜5/9(木)
■ネイチャーフォト部門:5/10(金)〜5/16(木)

[札幌・富士フォトサロン]
10:00〜18:30 
■自由写真部門:5/31(金)〜6/12(水)
■ネイチャーフォト部門:6/14(金)〜6/26(水)

[福岡・富士フォトサロン]
9:00〜17:30 土・日・祝は休館
■自由写真部門:6/4(火)〜6/14(金)
■ネイチャーフォト部門:6/18(火)〜6/28(金)

[名古屋・富士フォトサロン]
10:00〜18:00 
■自由写真部門:7/12(金)〜7/17(水)
■ネイチャーフォト部門:7/19(金)〜7/24(水)

[仙台・せんだいメディアテーク5Fギャラリー]
仙台市青葉区春日町2-1 
10:00〜19:00最終日15:00まで
■自由写真部門&ネイチャーフォト部門:
 4/20(土)〜4/24(水)

[広島・アステールプラザ市民ギャラリー]
広島市中区加古町4-17
10:00〜17:00 最終日15:00まで
■自由写真部門&ネイチャーフォト部門:
 5/24(金)〜5/28(火)

第8回すずめの会写真展 《富士フォトサロン・東京/スペース1&2》にて
【作品出品者】
秋田淳之助/秋田好恵/秋山庄太郎※/浅井愼平/安達洋次郎/新正 卓/池谷 朗/池野 徹/石井孝典/石井雄司/一色一成/伊藤則美/稲越功一/イシイヨシハル/岩田省三/岩本慶三/江成常夫/大石芳野/大竹省二※/大山謙一郎/織作峰子/角尾栄治/加藤和長/杵島 隆/北井三郎/木之下 晃/木村恵一/熊切圭介/栗林 慧/齋藤康一/佐々木 崑/佐藤 明/沢渡 朔/嶋田 忠/白川義員/白鳥眞太郎/白籏史朗/菅井日人/関口照生/高井 潔/高木信行/高村 規/竹内敏信/竹崎 昭/立木義浩/田中光常※/田沼武能※/茶谷 茂/中谷吉隆/長友健二/西宮正明/沼田早苗/野町和嘉/野村誠一/芳賀日出男/萩原正美/林 宏樹/林 義勝/廣田尚敬/福島 力/藤井秀樹/星野小麿/細江英公/松浦秀介/松嶋 淳/松本徳彦/増田彰久/水谷章人/山岸 伸/吉田昭二/吉野 信/与田弘志/リウミセキ
※は発起人・五十音順・敬称略


 

第2回エボニークラブ写真展
「旬美」

《富士フォトサロン・東京/スペース1》にて
 行く先を見失ったかのような混沌とした現在の情勢の中で、私ども大型カメラ愛好家が、2回目の写真展を開催できることは、なによりも嬉しい限りです。心の余裕をなくしがちな今だからこそ、幼かった日々のように真摯に自然と向き合い、戯れる時間はまさに至福の時です。4×5、5×7イチンのスクリーンに映し出される風景は、私どもを遠い昔にも新しい世界にも導いてくれます。震えるような感動に身を置けた喜びを、子供のように作品づくりに我を忘れた時間を、共に楽しんでいただけたらこれ以上の喜びはありません。率直なご意見をいただけますよう、お願い申し上げます。
エボニークラブ 

江崎幹秀写真展
「水・輪廻」(くまもと緑川)

《富士フォトサロン・東京/スペース2》にて
 緑川の下流が私の故郷。5年前に久しぶりに見た河口の干潟のきれいさに驚いた。このことがきっかけになり、緑川の取材を始めた。源流の山、そこに育成する植物には太古の姿を今に伝えるものもある。また、上流から中流にかけて、今でも残る棚田や石橋などは、流域に住む人たちが厳しい地形の中で生活するために測量機器や建設機材もない頃、途方もない労力と時間を費やして造った。地形を大きく変えることなく造られた棚田を見ていると、何かしら心が安らぐのは、そこに住む人たちの自然との共存を感じるからではないのだろうか。今回の写真は、私自身「緑川」の一滴の水になり、撮影しました。ぜひ、ご高覧くださぃ。
江崎幹秀 

※江崎幹秀写真展「水・輪廻」(くまもと緑川)はこちらのホームページでもご紹介しています。
http://www.hmc.gr.jp/~ezaki/


吉村和敏写真展「光ふる郷」
アトランティック・カナダの四季


《富士フォトサロン・東京/スペース2》にて


 カナダ大西洋岸に位置する4つの州(ノバ・スコシア州、ニューファンドランド州、プリンス・エドワード・アイランド州、ニュー・ブランズウィック州)は、アトランティック・カナダと呼ばれています。都会の喧騒から遠く離れたこの地には、四季の変化に富む美しい自然と人の素朴な暮らしが見事に融合した、桃源郷を思わせる空間が広がっています。日本では、氷山とぶつかって沈没したタイタニック号の悲劇の起こった場所(ニューファンドランド島近海)、L.M.モンゴメリ原作の大ベストセラー小説「赤毛のアン」の故郷(プリンス・エドワード島)として知られるようになりました。また、この地は新大陸におけるヨーロッパ人たちの歴史発祥の地でもあります。コロンブスの到達より500年も前に、北欧のバイキングが生活していたことが証明されており、住居跡(ニューファンドランド島ランス・オー・メドウ)は、カナダで最初の世界遺産に登録されました。
 私は、アトランティック・カナダの景観と雰囲気に強く魅せられ、今日まで14年間、 1年のうちに幾度も足を運び、ときには暮らしたりしながら写真を撮り続けてきました。渡航回数は80回、7年以上の滞在になります。常日頃から感じているこの地の素晴らしさを皆さまにお伝えしたい・・・。そんな思いでこの写真展を開催いたします。ぜひ、ご高覧ください。なお、写真集「光ふる郷(くに)〜アトランティック・カナダの四季〜」を幻冬舎から上梓いたします。


吉村和敏 

小林利男写真展
「茨城の四季」
《富士フォトサロン・東京/スペース3》にて
 私は日頃、茨城の自然をテーマとして撮影に励んでおりますが、茨城県の場合は地形が南北に長く、素早く移動することはなかなか難しく、つい自分好みの撮影地に足が向いてしまいます。私の一番多く通う地方といえば、奥久慈の太子町で、八構山や袋田の滝などが多くなってしまいます。特に八構は、冬になると寒さが厳しく見にこたえますが、多くの自然が残っています。その自然の四季を通して写すことは根気のいることではありますが、茨城の海、山、川などの美しい自然を愛し、また題材として写し続けていきたいと思っております。

小林利男 


永冨雪子写真展
「ものたちの空間」


《富士フォトサロン・東京/スペース3》にて
 流されるように過ぎていく‘今’という時間。私が生活している身近な環境の中で、ふと立ち止まって見つめてみると、まるでここは格好の居場所とでもいうように存在している実に様々な‘ものたち’が見えてきました。邪魔だからと捨てられたもの、もう使わないからと置かれたもの、行き場がないからと運び込まれたもの、夢を拓くために姿を現したもの・・・。気づいたことは、なんでもないことのように存在しているものが、その大小に関わらず、すべて「人の意思」「人の仕業」によるものということです。そこには、普段は見えない人々の精神と生活の裏側も垣間見えた気がします。ぜひ、ご高覧ください。

永冨雪子 

全日本写真連盟 第1回首都圏ブロック
/モノクロ・モノトーン公募展
《富士フォトサロン・東京/スペース3》にて
 全日本写真連盟・首都圏ブロック(東京・千葉・埼玉・神奈川・静岡の各本部で構成)主催の第1回モノクロ・モノトーン公募展の入賞作品を展示いたします。それぞれの地域からモノクロ・モノトーンで表現された個性豊かな作品の数々をご覧ください。

 

「立山・黒部アルペンフォトコンテスト」
入賞作品展
《富士フォトサロン・東京/スペース3》にて
 除雪の音で目を覚ます立山は、毎年100万人以上の観光客を魅了しています。昨年、30周年を迎えた立山黒部アルペンルート全線開業を記念して「立山・黒部の魅力再発見」をテーマに、雄大な自然と立山信仰の歴史と文化に彩られた魅力ある作品を募集。全国からの応募があり、その中から入賞作品48点を一堂に集めました。ぜひ、ご高覧ください。

立山黒部営業本部/宣伝センター 

写団風景写真展
「四季賛歌[第2回展]」
《富士フォトサロン・東京/スペース3》にて
 風景写真のシャッターチャンスは、雨が来る、雨が上がる、暖かくなる、寒くなる、湿度が上がる下がるといった天候や気温の変化する変わり目によく生まれます。四季折々のそんな移ろえる大自然の景観は、私たちを魅了し、撮影にと駆り立てます。会員たちはそれぞれにフランチャイズとなる撮影地を持ち、大自然の生み出す美のドラマを追い求め、足しげく現地に通い続けております。まったく同じ変化を二度と生むことのない大自然の美観の舞台は、私たちに撮影の終止符を打つことをさせてくれません。10年も20年も恋人である撮影地に通う会員たちです。そんな美しい山河の自然を会員たちは今回も切り撮ってまいりました。拙い作品展ですが、展覧会場に足をお運びいただけたら幸いです。

写団風景事務局 

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