Message from Photographer

花の会第23回写真展 《富士フォトサロン・大阪》にて
 花の好きな仲間たちの和気あいあいの雰囲気が持続している。これがなによりも嬉しいことです。そうした関西の仲間たちの作品です。

 


2002富士営業写真コンテスト
入賞作品発表展
《富士フォトサロン・大阪》にて
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富士営業写真コンテスト

 全国5,751名の営業写真家の方々から、19,865点の作品が寄せられ、栄えある金賞は、柴田昌勝氏(58歳、東京都台東区、柴田スタジオ)の「Cherry Red & Lemon Yellow」が受賞されました。受賞作品は、特徴的な赤い椅子と黄色い服という大胆でインパクトのある色彩感覚と、お嬢さんの清楚でかつ自然な微笑みを狙った繊細な表現力、この2つを違和感なく、しかも高いレベルで両立しているところに優れた技術力を感じます。金賞をはじめとするカラー・モノクロの入賞作品を展示いたします。

富士写真フイルム株式会社 
プロフェッショナル写真部 


上川 勝写真展「秋そして冬へ」 《富士フォトサロン・大阪》にて
上川
 今までのイメージの社会性や街角のテーマから離れ、今回は視点を変えて、ネイチャーで「秋そして冬へ」をテーマにしました。見過ごしそうな小さな秋を頭に描き、色彩に惑わされないように華やかさと淋しさを強調して、多種多様な秋に目を向けました。「光」を大切にして、思いがけない光景に出会ったときの感動を胸に、ときにはローアングルで視点を変え、街角をスナップするような気持ちで作画表現しました。ぜひ、ご高覧ください。
上川 勝 


沢 しゅう三写真展
「四季の大和路(行事・風景)」
《富士フォトサロン・大阪》にて
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 万葉の時代から現代に至るまで、静かな美しい佇まいで優しく包み込んでくれる大和路。大和は「国のまほろば」と称えられ、古色に彩られた堂塔などが美しく豊かな自然の中に一つに溶け合い、大和路特有の情緒に充ちた景観をなしている。その奥深い大和路を数少ない枚数では語り尽くせませんが、今なお色濃く残る日本人の信仰と習俗のルーツを探る歴史と文化の「行事」と、日本人の心のふるさとの「風景」を、それぞれ四季をめぐり、エポックをご紹介させていただくことになりました。時を超える、まに間の出会いを、ぜひご高覧ください。
沢 しゅう三 


光映堂CAVフォト教室
第1回写真展「北の律動」
《富士フォトサロン・札幌》にて
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 「写真をもっと楽しもう」という主旨で写真教室を開講いたしましたのが、昨年の10月。受講者の旺盛な知識欲に後押しされつつ、和やかな雰囲気のうちに1年が経ちました。この間、写真の基礎を踏まえながらも、形式に捕らわれずに自由な発想での作品づくりに邁進してまいりました。時に緻密に、時に大胆に切り替わる受講生の視点を「北の律動」と名付けて写真展を開催させていただきます。ぜひ、ご高覧いただけたらと思います。
(株)光映堂シーエーブイ 


倉沢栄一写真展
「日本海游」
《富士フォトサロン・札幌》にて
倉沢
 北の流氷から南のサンゴ礁まで、プランクトンからクジラまで、日本列島を取り巻く海には多彩な生き物がいます。そこに生きる様々なものたちと日本海の素顔をまとめ、表現いたしました。「日本の海大百科」に掲載した作品も抜粋し、皆さまを取り巻く海にお誘いいたします。ぜひ、ご高覧ください。
倉沢栄一 


川井靖元写真展
「雪稜礼賛 光と風と雪と」
《富士フォトサロン・名古屋》にて
川井
 風が雪を削り、扇状のシュカブラ(風雪紋)を形成する。柔らかい陽光が春の訪れを告げ、雪面にシンメトリックな模様を描く。低い位置からの逆射光はレンズに入らないように素早く手フードで覆い、レリーズを握りしめる。厳冬の日本アルプス、谷川岳、八ヶ岳の雪稜が持つ神々しさ、厳しさ、優しさ、美しさを独自のカメラアイで捉えたモノクローム作品40点で構成する。ぜひ、ご高覧願います。
川井靖元 


柘植千鶴子写真展
「ネパール点描」
《富士フォトサロン・名古屋》にて
柘植
 永年の夢であった個展を開くことができ、こんなに嬉しいことはありません。今回の作品は私がこだわっているネパールの女性や子どもたちの暮らしを、その時々に感動して撮りためたものです。この写真展をご覧いただいて、ネパールの女性や子どもたちに少しでもやさしい思いをめぐらせていただければ幸いです。
柘植千鶴子 


管 洋志写真展
「メコン4525km」
《富士フォトサロン・福岡》にて
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 「メコン4525km」は、中国チベット省にある氷河から河口まで、メコン川に沿って記録された壮大なドキュメント。雲南省、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ヴェトナムと流れる国ごとに名称を変えながら、その周辺に暮らす人々の生活・文化・自然を追い続けた約30年の集大成である。カメラがあれば人に声を掛けられる、近づいていける。カメラは人の隠れ蓑。「アジアの人たちに会いにいくことは写真家としての使命のように思える」と自分に言い聞かせ、旅は続く。30年近くかけて、東南アジアの国々を撮り続け、20数冊もの写真集が出版されたのも、23歳の時、写真家になる夢を抱いて船から見たメコンが大きな引き金となり、写真家としての生き方の背骨になったと作者は言う。

 


前田真三賞歴代受賞10人展
《富士フォトサロン・福岡》にて
 弊誌では1993年から実力ある風景写真家を発掘し、その作品を広く世に紹介することを目的とした写真コンテスト「前田真三賞」(30枚組写真)を開催しております。1998年までは「風景写真新人杯」と称しておりましたが、1999年より第1回、第2回まで審査を担当され、また、弊誌の創刊にも深く関わられた風景写真の第一人者・故前田真三氏のお名前をお借りいたしまして、「前田真三賞」と改称し、2002年度に第10回を迎えました。「前田真三賞」では、これまでに数多くの写真家を輩出し、いずれの受賞者も写真集出版、個展の開催、雑誌への寄稿など、写真家としての活躍の場を広げています。歴代の受賞者が勢ぞろいする本企画は、現代風景写真の最先端をいく、きわめてクオリティの高い展示になるであろうと自負いたしております。できるだけ多くの皆さまにご高覧いただければ幸いです。

隔月刊「風景写真」編集部 

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