風花の会第5回写真展
「花舞台」
《富士フォトサロン・大阪》にて

田中 勝
 花や風景を撮る集団「風花の会」を設立して7年、100余名の会員が「カメラを使ってキチッと撮りました」から「絵画のような味わいのある作品作り」を目指し、着々と進化しています。今年は第5回展となり、その成果を写真集「花舞台」としてまとめました。「写真」という漢字の、「真を写す」といった意味合いでの記録性も、デジタル処理が簡単になった現在、必ずしも「写真は真を写す」とはいえなくなりました。そのようなこともふまえ、アナログ、デジタルいずれであっても「機械であるカメラを使って写真を撮る」、といった固定概念を払拭し、絵筆をカメラに持ち代えて、フィルムというキャンバスに絵を描くつもりでの創作に邁進しています。是非ご高覧いただければ幸いです。
日本写真家協会会員・風花の会会長 
小松毅史 

野水正朔 写真展
「淡國写真帳」
《富士フォトサロン・大阪》にて

先人の夢の夢であった前人未踏の「夢の架け橋」が1998年、幾年月を越えて遂に完成した。轟々と渦を巻く鳴門海峡には大鳴門橋、海の銀座・明石海峡にはパールブリッジ明石海峡大橋が完成開通して本土とつながった。
高速道路が淡路島を縦断し、島はまさにリゾートアイランドの波にのって俄然脚光を浴びるようになった。
かつて、白砂青松を誇り風光明媚とうたわれた島の景観はしだいに人工の手がのびている。四季折々の草花が咲き乱れ、自然がいっぱいに広がっていた昔の面影はなく、諸行無常の風にさらされ変貌の一途をたどっている。
淡路島に生れ育った私は、天地自然の風土に立って「いま写しておかないと明日には消えているかもしれない。」そんな衝動にかられて日々撮り続けています。
是非ご高覧ください。

野水正朔 

第3回 関・関・同・立・OB 写真展 《富士フォトサロン・大阪》にて

大戦で消滅していた「全関西学生写真連盟」は、朝日新聞社と富士写真フイルムの多大な支援を得、昭和25年〜35年ころ多数の学校が参加して展覧会を開催し、最隆盛期を迎えました。
その後、諸々の事情で組織は消滅し、現在の学生写真界は沈滞しているように思えます。そこで関関同立のOBたちが集まって元気なところをご覧いただこうと企画したのがこの展覧会です。
当時の若者は年齢を重ねましたが、そのころの勢いを取り戻し、更に前進をと考えております。皆さんの応援を心よりお願い申し上げます。

関関同立OB写真展 
世話人 南村康弘 

林明輝写真展
「水のほとり」
《富士フォトサロン・大阪》にて

水には、私たちの心をそそる何かがある。その何かが、人を「水のほとり」に引き寄せる。水は時には雨や霧、そして氷に姿を変え、あたりの光によって絶えず変化する多彩な色合いを見せるだけでなく、水辺の空気感、透明感、開放感などが、人それぞれ独自のイメージをつくる。その魅力は言葉では伝えにくいのだが、川のせせらぎを聞いていても、静かなる水面をたたえる湖沼に遭遇しても、私たちは自然と心が和み、ゆったりと気持ちが落ち着いてくる。その理由は、水が約70%を占める身体が、目の前に広がる水風景に共鳴し、水に対して無意識に「生命の源」を感じ、心が洗われるからではないだろうか。様々な水のほとりをめぐり歩いてみて、どんな水風景も、春は新緑、秋は紅葉といった四季の定番風景を断片的に見せるだけでなく、それぞれの季節の重なりや水自体の変容による、風景の移ろいゆく時間の重みを深く感じとることができた。本写真展をご高覧いただけたら幸いである。
林明輝 

大戸 敏之(おおと としゆき)写真展
「樹 樹(じゅじゅ)」
《富士フォトサロン・大阪》にて

 自然は、一瞬たりとして同じ表情をしていない。
 樹木も、季節により成長過程により千変万化している。私たちが見ているのはそれらのほんの一部分である。
 そんな自然界の現象やありさまの殆どが、誰に見られることも無く、自然界でずっと繰り返し起こっていることの何と素晴らしいことか。
 自然のなかで私たちは、生活の糧として、心のよりどころとして自然を求め、自然の一員として生きている。
 私は、そんな自然に敬意を払い、時には樹を人に感じ、正面から対峙して、朝(あさ)な夕(ゆう)な自然のごくごく一部分に出遭い、感動し、風景を切り取り撮らせてもらっています。
 そのような思いで表現した4×5(しのご)の世界を、全倍に引き伸ばした作品展です。是非ご高覧下さい。

第24回山岳写真の会
「白い峰」写真展
《富士フォトサロン・大阪》にて
date
第24回山岳写真の会
 新世紀に入った思うと、アッという間に2年が過ぎ、2003年になってしまいました。まさに光陰矢の如しといったところですが、その光陰に追われて、当山岳写真の会「白い峰」の会員一同、富士山を中心として、日本各地の山に出かけて撮影に専念してまいりしした。とはいえ、このところ恒常的となった天候異常と地球温暖化による大気浮遊物のため、なかなか思うようにモチーフを捉えられず、苦心いたしました。とはいえ、熱心はすべてに打ち勝つのたとえどおり、それぞれある程度の成果は挙げ得たように思われます。いつもながら玉石混交ともいえますが、とにかくこの一年間の作品を撮りまとめました。皆様の厳しい審美眼を怖れながらも、若干の自信も含めての第24回展です。どうかご高覧ご高評賜りますよう、お願い申し上げます。
山岳写真の会会長/白籏史朗・会員一同 

日本建築写真家協会展
「光と空間」建築の美PartV
《富士フォトサロン・大阪》にて

富士フォトサロン・名古屋》にて

中道 淳
 私たち建築写真家が定期的に開催している合同写真展です。各地に点在する歴史的街並み、古建築、近代建築、そして日常何気なく接している現代建築など、都市の姿を通して建築の持つ「美しさ」「やすらぎ」「面白さ」「文化遺産」を改めて見直してみようという試みです。未熟ではありますが、皆さまのご高覧ご批判をお願い申し上げます。
日本建築写真家協会・写真展実行委員 

日本自然科学写真協会
第24回SSP展(25周年記念展)
「自然の中の不思議を知る2003」
《富士フォトサロン・福岡》にて

海野 和男
「アオスジアゲハ」


栗林 慧
「アリが見た風景(ノサザケの芽生え)」
 日本自然科学写真協会(略称SSP 会長/佐々木崑)は、自然科学写真を通じて写真文化の向上と発展を願う写真人の集まりです。内山晟、海野和男、栗林慧、小林安雅、竹内敏信、中村征夫、各氏など、第一線で活躍中のプロ写真家やアマチュア写真家の作品100余点を展示し、自然風景、水中、昆虫、動植物、顕微鏡写真など、足もとから宇宙まで各ジャンルの作品が一堂に会します。また、今回はSSP設立25周年を記念して一般公募したSSP大賞も発表展示します。

SSP写真展委員会 

第6回日本旅行写真家協会展
『新たなる「旅」の始まり
・・・2003』
 


富士フォトサロン・福岡》にて

《富士フォトサロン・大阪》にて
 日本旅行写真家協会創立1年後より、『旅』に関する写真展を2年に1回の割合で開催し、今回で6回目を迎えます。それは旅に関する写真表現、12年間の積み重ねによる集大成であります。結果、「旅の写真とは何か」の問いに一つの答えがでたと思います。写真文化の向上を計り、素晴らしい作品ができたことは間違いありません。2003年、21世紀前半に開催する写真展として‘今’という重要な位置付けをし、何を残さねばならないかを充分に議論し、検討してまいりました。一つには、旅は人間の原点であり、そこからスタートするものということです。私たちはそこに注目し、明解に重要な視点を捉え『新たなる「旅」の始まり・・・』と題して作品作りに邁進してきました。そこには、日本はもとより世界の自然、民族、文化、社会などが克明に捉えられ、‘今’の原点を物語っております。始まりの『旅』を充分意識し、写真を通じて最高の旅の世界に皆さまをお連れしたいと思います。この機会に、日本旅行写真家協会の最大の目的である「写真界の文化の向上」に少しでも役立てばと祈念しております。そのため、会員一同一丸となり、邁進していく所存です。つきましては、『新たなる「旅」の始まり・・・』の主旨を充分ご理解いただき、ご高覧くださいますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
日本旅行写真家協会 

平野暉雄写真展
全国縦断「伝えたい橋」
《富士フォトサロン・福岡》にて

 橋は地域の機能・安全・経済を良くするため、単に対岸同士を結ぶだけではなく、人と人、心と心、過去と未来を結ぶ精神と文化の結節点です。47都道府県、その土地、その街、それぞれ違った四季があり、自然があり、文化があります。主に2000年以降に全国を回り、伝えたい心なごむ橋を撮影いたしました。橋の形、歴史、周辺風景、写真を撮る場所・季節・天候・時間などに苦労した県もありましたが、すべての都道府県の橋を展示いたしました。これからも後世に伝えたい心なごむ橋を撮り続けたいと思っています。ぜひ、ご高覧のほど、よろしくお願いいたします。
平野暉雄 

ASIAの写真家たち2003
Heart to Ecology
《富士フォトサロン・名古屋》にて

名古屋展を皮切りにソウル展・中国展他へと巡回展示いたします。 海をはさんだ隣国同士の国々で活躍する写真家たちが、 写真を通した感性を「ASIAの写真家たち2003」で披露する企画展です。

 (参加国・地域)
 中国・香港・台湾・モンゴル・韓国・日本


山下茂樹 写真展
「TX-1 フルパノラマの世界」
《富士フォトサロン・名古屋》にて


雄大さを心に描き続け北の大地と富士山を被写体にフジTX-1(SUPER-EBC FUJINON30mm F5.6)を使用し、スーパーワイドの世界を表現しました。
季節の移り変わり、朝景・夕景の色彩の変化、空気感、風の香り等々、自然と対話しながら自然に溶け込み自然体で撮影しました。ご高覧頂きまして何かほっとするひと時を過ごして下さいましたら幸いです。

山下茂樹 

NEWフジクローム
「Velvia100F/100」「ASTIA100F」写真展
「ニューカラーセンセーション」
 

《富士フォトサロン・名古屋》にて

《富士フォトサロン・福岡》にて
 2004年

 リバーサルファン待望の新製品、あの「Velvia」が使いやすい感度100にアップし、しかも2品種にバリエーションが増えました。画期的な新規技術によりリアルカラーを追求した「超・高彩」の「Velvia100F」と今まで以上にイメージカラーを追求した「超・極彩」の「Velvia100」です。さらに、ポートレート撮影に最適に再設計した「超・清彩」の「ASTIA100F」も加え、個性ある3品種による写真展を開催いたします。各分野を代表する一流のプロ写真家に撮りおろした作品を多数展示し、発売直前の新製品の魅力をあますところなく、お伝えいたします。また、会場では富士フイルムスタッフによる新製品ならびその作品の説明とともに、リバーサルフイルム全般のご相談・ご質問にもお答えいたします。皆様お誘いあわせの上、ご来場ください。
富士写真フイルム株式会社 
プロフェッショナル写真部 

上杉満生写真展
「渓山季彩」
《富士フォトサロン・名古屋》にて
 8年の歳月をかけて、自然の中に分け入り、四季折々の自然の息吹を感じつつ、渓谷や高原の移り行く風景を撮影してきました。その間、「渓山季樹」「渓山多彩」と2回の写真展開催と写真集を出版いたしました。今回は渓山シリーズの3部作最終版として「渓山季彩」の写真展を開催いたします。また同名の写真集も出版いたしました。ぜひ、ご高覧ください。
上杉満生 

林忠彦賞ノミネート記念
中野潤子写真展
「讃雪の街さっぽろ」
《富士フォトサロン・札幌》にて


 黄、赤、緑の草木が残る11月の街に初雪が訪れます。人はその雪の到来に歓喜し、喝采します。しんしんと降る雪は静寂であり遠慮がちです。轟音を伴う雪は恐怖でもあります。そんな時にも札幌の人は、顔を背けても目を閉じることはありません。子供たちは積もった雪に身を投げ出して遊びます。老人もまた雪を楽しみます。自分の靴から伝わる雪の感触に、人生の機微を感じるのです。
私が写真を始めた頃、あるスポットで定点撮影をしました。すると、寒さの厳しい冬になっても人々は決して萎縮などしていないのです。それどころか、雪の輝きにも似たきらめきを見せているのです。この時、雪のある街に行き交う人々のさりげない姿に、高貴な、時には崇高ともいえる営みのあることを知りました。

 昨年9月に東京の富士フォトサロンで開催した個展<讃雪の街 中野潤子写真展>の作品は、富士フォトサロン東京の推薦で〈第12回林忠彦賞〉に応募し、最終ノミネート作品となりました。今回展は、その東京個展33点の作品の中からの21点に、新たに12点を加えての展示です。お忙しいとは存じますがご高覧いただきたくご案内いたします。


若林浩樹写真教室展
「フォトファン作品展」
《富士フォトサロン・札幌》にて

写真を楽しむことを目的にはじめた教室「フォトファン」。
撮影場所やテクニックに頼らないで、被写体の見方と感動を大切にする、そんなフォトファンで1年間写真を楽しんだ受講者の作品展です。
自然風景にとどまらず、札幌の都会風景や、家の周りで見つけた小さな感動を、各々の感性を生かして写真にしました。
写真は自分の好きなものを自由に撮るのが一番の上達方法。
個性の良い部分が滲み出た作品をお楽しみ下さい。

フォトファン講師 若林 浩樹 

本谷内俊介写真展「札幌と姉妹都市」
SAPPORO and its Sister Cities
《富士フォトサロン・札幌》にて


 世紀が変わろうとする頃、この節目に札幌を写真に収めておきたく、撮影を始め、さらに札幌と交流の盛んな姉妹都市(海外4市)をも含め、この度5都市の取材・撮影を終え写真展を開催することとなりました。
 撮影にあたり、各都市の関係者、市民の皆様に大変お世話になり、有意義な交流と心の触れあいをみることができ、このような中での撮影は大変楽しいものでした。
ご来場者には、初めて目にする姉妹都市もあることと思います。
姉妹都市の情景(人々、生活、建物)を楽しんで頂ければ望外のよろこびです。是非ご高覧下さい。
本谷内 俊介 
 
* 風景写真分野で種々のフォトコンテストで大臣賞などに入賞し大活躍している、写真愛好家の氏が、鋭い視点で捉えた姉妹都市の風物を、ご堪能下さい。
富士フォトサロン<札幌> 

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