日本建築写真家協会展
「光と空間」建築の美PartV
《富士フォトサロン・大阪》にて


中道 淳
《富士フォトサロン・福岡》にて
 私たち建築写真家が定期的に開催している合同写真展です。各地に点在する歴史的街並み、古建築、近代建築、そして日常何気なく接している現代建築など、都市の姿を通して建築の持つ「美しさ」「やすらぎ」「面白さ」「文化遺産」を改めて見直してみようという試みです。未熟ではありますが、皆さまのご高覧ご批判をお願い申し上げます。
日本建築写真家協会・写真展実行委員 

中西市蔵写真展
「ツインタワーメモリアル
光と影のマンハッタン」
《富士フォトサロン・大阪》にて

そのビル群は美しかった。
そのビル群は巨大であった。
そのビル群は確かに存在した。

ニューヨークには様々なデザインのビル群、高さを競うビル群が数多くあり、歴史的な建造物も決して少なくない。 その都市景観の中でも際立った存在のツインタワービルはニューヨークの、 と言うよりもアメリカという国家そのもののシンボル的な存在ではなかっただろうか。 ニューヨーク市民であれ、訪問者であれ、無意識的に目にするその建物がある日を境に姿を消してしまうとは誰が想像し得ただろうか。

テレビで、写真で、2001年9月11日以来何度となく繰りかえして見ることになった崩落するツインタワービルは竣工以来僅か24年間の存在でしかなかったことは意外に知られていない。

1985年頃から通算30回近くにおよぶNEW YORKへの撮影で私を夢中にさせてしまった世界貿易センタービル群ツインタワーの光と影の記録を、自身の記憶とともに残しておきたい。

是非ご高覧下さい。  2003年9月

(社)日本写真家協会会員 中西市蔵 

前田敏雄写真展「水辺遊彩」 《富士フォトサロン・大阪》にて

環境の悪化と共に水の大切さを考えさせられる此の頃ですが、水辺で自然が水と共に創り出す美しい景色に感銘を受け、 其れをテーマにして撮影を続けてきました。

私の子供の頃、琵琶湖は透明な透き通った本当に美しい湖で、京都の鴨川でも泳いで川エビ取をした記憶も有ります。
最近は川に物を捨てる悪習で塵が浮いて汚く、せめて未だ、いま見られるこの美しい景色の一瞬を撮り残して置きたいと思い 大判4×5写真で詳細に表現できる撮影をして、其れに相応しい全倍の大きさにプリントしました。
どの様な分野の写真でも同様ですが、本当に写真は一期一会と思います。以前に撮影した場所に行っても、 風景も気象条件も必ず違い二度と同じ様には撮影出来ない事に写真を撮影する意義を感じて居ます。
私が美しいと感じた感銘がご覧頂く方に伝われば幸いですし水辺の美化のお役に立てればと思います。

前田敏雄 

藤村大介写真展
「The Night Piece」
《富士フォトサロン・大阪》にて

誰もが一度は訪れてみたいと思う世界の名所、旧跡、世界遺産を「夜」というテーマのもと、独特の色使いと視点で幻想的な空間に作り上げてみました。昼間の顔とはまったく違う夜の顔は、美しく華やかで、想像を絶する光の映像を我々に提供してくれています。
写真家 藤村 大介の集大成、是非ご高覧ください。

藤村大介 

入谷康一写真展
日本の原風景「冬・北東北」
《富士フォトサロン・大阪》にて

 東北地方でも北東北といわれる岩手・秋田・青森の冬は厳しい。日本海からの北西の季節風が吹雪く。その昔、中央からは余りに過酷な自然環境のため、まさしく最果ての僻地とみなされてきた。そんな歴史の中で、人々は酷寒の地で凶作と戦いながら、忍耐強さと助けあいの精神風土を育んできた。そうして、厳しい自然環境を背景に、こころ優しい日本人の心情を連綿と引継いできたのである。
 この北東北の厳しい冬の風土に、我々が忘れかけた「日本の原風景」を感じ、当地に住む人々に敬虔の念を抱きながら取材しました。
是非、ご高覧賜りますようお願い申し上げます。

入谷康一 

緑桜会写真展「四季光彩」 《富士フォトサロン・大阪》にて

緑桜会が発足して約20年余りとなり、「四季光彩」としての写真展は10回を数えます。
現在会員総数88名で今回の出品者は55名です。
日本国内はもとより、海外の四季折々の風景や人物等の感性豊かなカメラアイで捉えた作品約100点展示しています。
この緑桜会は、川上緑桜先生を中心に写真愛好家の集まりで、それぞれの個性で写真人生をエンジョイしています。
どうかご高覧の上、ご批判、ご指導ください。

緑桜会 会長 長久 豊 

平野暉雄写真展
全国縦断「伝えたい橋」
《富士フォトサロン・福岡》にて

 橋は地域の機能・安全・経済を良くするため、単に対岸同士を結ぶだけではなく、人と人、心と心、過去と未来を結ぶ精神と文化の結節点です。47都道府県、その土地、その街、それぞれ違った四季があり、自然があり、文化があります。主に2000年以降に全国を回り、伝えたい心なごむ橋を撮影いたしました。橋の形、歴史、周辺風景、写真を撮る場所・季節・天候・時間などに苦労した県もありましたが、すべての都道府県の橋を展示いたしました。これからも後世に伝えたい心なごむ橋を撮り続けたいと思っています。ぜひ、ご高覧のほど、よろしくお願いいたします。
平野暉雄 

守谷隆一写真展
「襲色目 kasaneirome」
《富士フォトサロン・福岡》にて
大瀑布のごとく漂う雲海
黄金に輝く天上雲
光と陰が織りなすドラマチックな大地
乗鞍岳山頂で息をのむ光景を前にひとり
数億年年来の悠久と下天の人間の小ささを想う
以来、日本の四季、天の創造を撮り続けている眼に見えぬ大きな力に動かされ無心でシャッターをきる風景の中に現れてくる日本の伝統色を古来日本人の自然観を表現した‘襲色目’と重ね合わせ本写真展企画の主旨としました。
ご高覧賜りたく、お願い申し上げます。
守谷隆一 

上杉満生写真展
「渓山季彩」
《富士フォトサロン・名古屋》にて
 8年の歳月をかけて、自然の中に分け入り、四季折々の自然の息吹を感じつつ、渓谷や高原の移り行く風景を撮影してきました。その間、「渓山季樹」「渓山多彩」と2回の写真展開催と写真集を出版いたしました。今回は渓山シリーズの3部作最終版として「渓山季彩」の写真展を開催いたします。また同名の写真集も出版いたしました。ぜひ、ご高覧ください。
上杉満生 

第24回山岳写真の会
「白い峰」写真展
《富士フォトサロン・名古屋》にて
date -富士山の部-
第24回山岳写真の会
date -一般山岳の部-
 新世紀に入った思うと、アッという間に2年が過ぎ、2003年になってしまいました。まさに光陰矢の如しといったところですが、その光陰に追われて、当山岳写真の会「白い峰」の会員一同、富士山を中心として、日本各地の山に出かけて撮影に専念してまいりました。とはいえ、このところ恒常的となった天候異常と地球温暖化による大気浮遊物のため、なかなか思うようにモチーフを捉えられず、苦心いたしました。とはいえ、熱心はすべてに打ち勝つのたとえどおり、それぞれある程度の成果は挙げ得たように思われます。いつもながら玉石混交ともいえますが、とにかくこの一年間の作品を撮りまとめました。皆様の厳しい審美眼を怖れながらも、若干の自信も含めての第24回展です。どうかご高覧ご高評賜りますよう、お願い申し上げます。
山岳写真の会会長/白籏史朗・会員一同 

(協)愛知県営業写真家協会
50周年記念写真展
 「家族で残そう幸せ記念日」
《富士フォトサロン・名古屋》にて

 作品のテーマは
 「お年寄り」 「夫婦」 「絆」 です。

 協同組合愛知県営業写真家協会は設立50周年を迎えることが出来ました。これもひとえに、お客様各位、写真業界関係の方々のお陰と心から感謝申し上げます。50周年の記念の節目といたしまして幸せ家族写真キャンペーンを行い、富士フォトサロンにて写真展を開催いたします。是非、ご高覧頂きます様、ご案内申し上げます。


日本山岳写真協会東海支部展
 2003−山・自然との対話
《富士フォトサロン・名古屋》にて

このたび、「山岳写真展」2003−山・自然との対話というタイトルで写真展を開催する運びとなりました。
無限に秘められた自然の表情を幅広く求めた作品展です。
第3回を向かえ自然の再認識・自然の保護・啓蒙・育成に寄与するものと信じます。
このような視点からも私たちの世界を垣間見て頂ければ幸いです

日本山岳写真協会東海支部 
支部長 服部政信 

本谷内俊介写真展「札幌と姉妹都市」
SAPPORO and its Sister Cities
《富士フォトサロン・札幌》にて


 世紀が変わろうとする頃、この節目に札幌を写真に収めておきたく、撮影を始め、さらに札幌と交流の盛んな姉妹都市(海外4市)をも含め、この度5都市の取材・撮影を終え写真展を開催することとなりました。
 撮影にあたり、各都市の関係者、市民の皆様に大変お世話になり、有意義な交流と心の触れあいをみることができ、このような中での撮影は大変楽しいものでした。
ご来場者には、初めて目にする姉妹都市もあることと思います。
姉妹都市の情景(人々、生活、建物)を楽しんで頂ければ望外のよろこびです。是非ご高覧下さい。
本谷内俊介 
 
* 風景写真分野で種々のフォトコンテストで大臣賞などに入賞し大活躍している、写真愛好家の氏が、鋭い視点で捉えた姉妹都市の風物を、ご堪能下さい。
富士フォトサロン<札幌> 

相原正明写真展
「精霊の島 タスマニアの四季」
《富士フォトサロン・札幌》にて


 オーストラリア最大の島タスマニア。この北海道より少し大きな島はオーストラリア本土と異なり、明確な四季があり、その多くを深い冷温帯雨林の森に覆われている。ここはオーストラリアの州のひとつというよりも、独立したタスマニア国と呼ぶのがふさわしく思えてくるぐらい本土とは異なる気候風土に覆われている。世界遺産にも指定されている1億年以上の歴史を持つ森の中を歩いていると、何か特別なモノ、そう何か森の精霊みたいなものが、穏やかにユーカリの下にたたずんでいるような感じがするときがある。ここは地球上の生命の源かもしれない。そんなときにふと足下を見ると、ビロードのようなコケやクリスタルのような氷に覆われた水たまりがあったりする。そして、見上げると天空を支えるようなユーカリの巨木やタスマニアだけに生息する植物パンダニ、その上に青紫の黎明の空が広がる。そんなひとつひとつの大自然の要素が、ひょっとしたらタスマニア島というひとつの巨大な精霊を作り上げているのかもしれない。タスマニアの風景はオーストラリア本土のアウトバックと呼ばれる荒野と比べると、まさに静と動で、アウトバックの風景がボクシングにたとえるならば強烈なアッパーカットだとすると、タスマニアの森は確実に効いてくるボディブローみたいなものだ。だから、タスマニアの森を歩いていると、自分の体の毛穴から森の精霊がじわっと入ってくる感じがする。気付いたときには、僕も森の一部になって、何億年もそこで生きていたような、そんな感じがしました。この3年間、そんな森の精霊たちを撮りたくて、四季のタスマニアへ通いました。アウトバックと呼ばれる真っ赤なオーストラリア内陸部の荒野から、緑のあふれかえるタスマニアの森に。今回の写真展ではそんな森の香りや水の滴や、そして精霊たちのささやきを感じていただければと思い
ます。
相原正明 

北海道写真協会
写真道展50回記念
「審査会員展」-北海道-
《富士フォトサロン・札幌》にて
出品者名:橋本 博(札幌)、中川 祐治(中湧別)、志賀 芳彦(上川)、武藤 省吾(札幌)片村 洋市(釧路)、伊藤 重利(室蘭)、加賀谷重雄(札幌)、中野 芳生(札幌)河江 利幸(札幌)、西野 徳義(下川)、森  哲(札幌)、菅原富士男(苫小牧)林  啓(苫小牧)、田嶋 英夫(三石)、大和 俊行(函館)、田村健太朗(旭川)齋藤 俊道(上川)、俵谷 次男(函館)、吉江 和幸(上磯)、留目  正(札幌)池田 一夫(小樽)、佐々木一美(札幌)、佐藤 武治(釧路)、本郷 正利(小樽)大崎 和男(新得)、美濃 英則(仁木)、藤井 恵子(札幌)、山下  智(札幌)小柳  淳(小樽)、駒井千恵子(えりも)、斉藤ただし(苫小牧)、奥野 時夫(釧路)工藤 二男(釧路)、向田 久善(中標津)、内山 明子(札幌)、中野 潤子(札幌)森田  稔(札幌)、嶋田 洋子(小樽)、才川  稔(浜頓別)、  (以上39名)

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