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富士フイルムフォトサロン大阪

  • 開催期間
  • 2021年7月23日(金・祝)~2021年8月11日(水)
    *8月12日(木)は展示替えのため休館致します
  • 開館時間
  • 10:00~19:00
    入館は終了10分前)
  • 会場
  • 富士フイルムフォトサロン 大阪 スペース1・スペース2・ホワイエ
  • 入場料
  • 無料

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富士フイルムフォトサロン 大阪

多様な海を感じ、自然との共生を考えよう!
【フジフイルム スクエア 企画写真展】

『海から見たニッポン』
(1) 「海流が育むいのち」 ~黒潮の力、親潮の恵み~
阿部秀樹・鍵井靖章・佐藤 輝・関 勝則・高久 至
(2) 「is Blue」 鍵井靖章×木村文乃

  • (1) 「海流が育むいのち」 より
    黒潮に生きるアザハタ
    © ITARU TAKAKU

  • (2) 「is Blue」 より
    鹿児島
    © YASUAKI KAGII

 富士フイルムフォトサロン 大阪は、2021年7月23日(金・祝)から8月11日(水)まで、『海から見たニッポン』をテーマに2つの写真展を同時に開催いたします。日本列島を取り巻く海のすがたを、写真で見つめ直す試みです。
 ひとつは、5人の水中写真家による写真展「海流が育むいのち」です。日本の自然の成り立ちや私たちの暮らしに大きな影響を与えている2つの海流、「黒潮」と「親潮」に着目し、海の環境と生きものたちについて写真を通じてお伝えします。もうひとつは、水中写真家 鍵井靖章氏と、ダイビングを愛する女優 木村文乃氏による写真展「is Blue」です。2人が巡った日本各地の海をそれぞれの感性で表現します。


作品点数「海流が育むいのち」 全紙・半切サイズ、約100点
「is Blue」 全紙・半切サイズ、約30点
主催富士フイルム株式会社
監修工藤孝浩 (日本魚類学会)
企画高橋佐智子 (Shishmaref)(シシュマレフ)
アートディレクション富沢祐次


■ 各写真展・出展写真家について

(1) 「海流が育むいのち」 ~黒潮の力、親潮の恵み~
阿部秀樹・鍵井靖章・佐藤 輝・関 勝則・高久 至 (50音順)

 海に囲まれた島国・ニッポン。この国に暮らす私たちにとって、身近で欠かせないものとして存在している海は、現在さまざまな危機に直面しています。日々報道されている魚獲量の低下や、プラスチックゴミによる海洋汚染など、どの問題も、人間の活動が巡り巡って海の環境に影響を与えていることは間違いありません。
 今回、日本の自然の成り立ちと私たちの暮らしに多大な影響を与えている2つの大きな海流、「黒潮」と「親潮」に着目した展示を行います。海流が育んできた太平洋近海の逞しく力強い生きものたちと、これからも大切にしていきたい美しい海中風景を写真でご覧いただくことで、日本の海のすがた、豊かさを再認識していただけます。
 会場では、世界有数の流量と速い流れで知られる暖流の「黒潮」、そして魚のエサとなる植物プランクトンが豊富な寒流の「親潮」をキーワードにしながら、太平洋沿岸の5つの海域(*1)を紹介していきます。それぞれの海域を、継続的に観察し撮影している5人の水中写真のスペシャリストが、ダイナミックな海中風景といのちの輝きを伝えます。
 元気な海のすがたをご覧いただくことによって、この豊かで健やかな海を持続していくにはどうしたらよいか、SDGs(*2)の目標14「海の豊かさを守ろう」について考えるきっかけにしていただければ幸いです。ぜひこの機会に、迫力と臨場感あふれる大判サイズの銀写真プリントで『海から見たニッポン』をご体感ください。


*1 展示でご紹介する5つの海域 :

1赤道付近から琉球列島沖を北上してきた「黒潮」が直接ぶつかる、世界自然遺産の島・屋久島(やくしま)周辺の海。 【高久 至氏】

2北上する「黒潮」が、いったん沖へと遠ざかる大蛇行の起点となる、紀伊半島沖(きいはんとうおき)。 【阿部秀樹氏】

3そして「黒潮」が再び沿岸へと接近する、マリンスポーツのメッカ・相模湾(さがみわん)。 【佐藤 輝氏】

4ベーリング海付近から千島列島沿いに南下する「親潮」が、オホーツク海と混じり合う 知床沖(しれとこおき)。 【関 勝則氏】

5さらに釧路沖(くしろおき)を通って南下する「親潮」の終着点、震災から復興する三陸沖(さんりくおき)。 【鍵井靖章氏】

黒潮と親潮・5つの海域 イメージ図

※ 黒潮と親潮・5つの海域 イメージ図



*2 SDGs(エスディージーズ) (Sustainable Development Goals)(サスティナブル ディベロップメント ゴールズ) : 2015年に国連総会で採択された、2030年までに国際社会が社会課題として取り組むべき「持続可能な開発目標」。貧困、不平等・不正義の是正、健康、教育、働きがい、気候・環境など17の目標と169のターゲットが定められている。目標14として「海の豊かさを守ろう」も取り上げられています。


■ 大人から子供まで楽しめる写真展関連プログラム

① 写真展開催記念Web動画

「海流が育むいのち」 ~黒潮の力、親潮の恵み~ 写真展開催記念Web動画

写真展開催記念として、5人の水中写真家 阿部秀樹・鍵井靖章・佐藤 輝・関 勝則・高久 至 各氏と監修者 工藤孝浩氏 (日本魚類学会)による動画を合計6本公開しました。

② 小中学生向け写真展見どころガイド 無料配布
  展示期間中に、「海流が育むいのち見どころガイド」を展示会場にご用意いたします。




■ 出展写真家紹介 (50音順)

阿部 秀樹 (あべ ひでき) × 紀伊半島沖

黒潮の申し子、イトマキエイ  HIDEKI ABE

黒潮の申し子、イトマキエイ  © HIDEKI ABE

1957年神奈川県藤沢市生まれ、静岡県伊豆の国市在住。目の前が海という鎌倉稲村ケ崎で幼少時代を過ごす。北海道から沖縄まで多様性あふれる日本の海と、それを取り巻く人や生物のさまざまなすがたをテーマとして撮影。TV番組や映画等の撮影やコーディネートも担う。特に水中生物の生態行動の撮影では国内外の研究者と連携して、国際的な評価を得ている。現在は、月光による水中撮影、和食の取材にも精力的に取り組む。おもな著書に『魚たちの繁殖ウォッチング』『美しい海の浮遊生物図鑑』等がある。1年のうち300日ほどキャンピングカーで日本各地を巡りながら水中撮影を続けている。特に黒潮が最も沿岸の近くを流れる紀伊半島の生物多様性に注目し、南部・東岸・西岸の取材を精力的に行っている。

鍵井 靖章 (かぎい やすあき) × 三陸沖

ダンゴウオの稚魚  YASUAKI KAGII

ダンゴウオの稚魚  © YASUAKI KAGII

1971年兵庫県生まれ、神奈川県鎌倉市在住。1993年よりオーストラリア、伊豆、モルディブに拠点を移し、水中撮影に励む。1998年に帰国、フリーランスフォトグラファーとして独立。自然のリズムに寄り添い、生きものにできるだけストレスを与えないような撮影を心がける。3.11以降、岩手県・宮城県の海を定期的に記録している。『ダンゴウオ -海の底から見た震災と再生-』『unknown』『不思議の国の海』『SUNDAY MORNING ウミウシのいる休日』他著書多数。 第15回アニマ賞(1998)、日本写真協会新人賞(2003)、日経ナショナルジオグラフィック写真賞優秀賞(2013、2015)受賞。 「情熱大陸」「クレイジージャーニー」「探偵ナイトスクープ」「関ジャニ∞クロニクルF」などにも出演。

佐藤 輝 (さとう てる) × 相模湾

キヌバリの赤ちゃん  TERU SATO

キヌバリの赤ちゃん  © TERU SATO

1976年神奈川県葉山町生まれ。大学時代にヨット部に所属し、ほぼ毎日葉山の海で過ごす。卒業後、都内のホテルに就職したものの海への思いが断ち切れず、海の仕事に携わるためにサイパンでダイビングを修業。生まれ故郷である葉山での独立を決意し、2005年に「ダイビングショップNANA」 を設立、現在に至る。毎日葉山や三浦の海に潜り、世界中の誰よりも相模湾の海を知るガイドダイバーを目指し活動している。また、葉山の海の環境を守るため海藻の保全活動にも携わっている。2021年3月には相模湾の生きものを紹介する写文集を出版(鍵井靖章氏との共著)。

関 勝則 (せき かつのり) × 知床沖

流氷下を駆ける毛ガニ  KATSUNORI SEKI

流氷下を駆ける毛ガニ  © KATSUNORI SEKI

1954年北海道釧路市生まれ、羅臼町在住。NAUIダイビングインストラクター。水中ガイド、資源調査、水中写真・ビデオ撮影を行う。主に知床や釧路地方の海・川・湖沼の水中を撮影。厳冬の海であっても毎日のように潜水業務を続け、年間の潜水日数は230日以上。近年は、環境保護を目的とした講演活動も積極的に行っている。「ダーウィンが来た!」「さわやか自然百景」「ワイルドライフ」など、自然番組の水中撮影を数多く手がけている。『いのちの海 知床』(北海道新聞社発行)ほか多数の写真集を出版。

高久 至 (たかく いたる) × 屋久島周辺の海

水面下を漂うツバメウオ  ITARU TAKAKU

水面下を漂うツバメウオ  © ITARU TAKAKU

1982年神奈川県生まれ。大学卒業後、香港からユーラシア大陸を横断しモロッコまで 1年間海外を放浪。帰国後は3年間、西伊豆・大瀬崎にてダイビングインストラクターとして働く。2009年に屋久島へ移住。「屋久島ダイビングライフ」を設立し、屋久島の水中ガイドをしながら撮影を続けている。写真集に『豊饒の海-屋久島-』、写真絵本に『海のぷかぷか』『アザハタ王と海底城』がある。特に好きな海洋生物はアザラシ。



■ 監修者について

工藤 孝浩 (くどう たかひろ) (日本魚類学会)
1962年横浜市神奈川区生まれ。東京水産大学(現、東京海洋大学)卒業後神奈川県に就職し、2度の県庁勤務を経て1994年から水産技術センターに勤務。学生時代から東京湾に潜って研究を続ける一方、山下公園前の海底清掃や海・川・森の活動団体のネットワークづくり、海の環境教育を実践する。魚の視点から地元のヒトとマチを見つめる研究者。2001年から多様なセクターとの協働による東京湾のアマモ場再生事業に取り組む。2013年より環境省絶滅のおそれのある海洋生物の選定・評価検討会魚類分科会委員。日本魚類学会所属。




(2) 「is Blue」 鍵井靖章×木村文乃

 写真家・鍵井靖章氏と、女優・木村文乃氏による2人展。

 世界各地で撮影した夢のように美しい水中写真が高く評価されてきた鍵井靖章氏。そしてダイビングと海の生きものたちに魅了され、プライベートはアウトドアで過ごすことが多いという木村文乃氏。写真家と俳優、それぞれの分野の第一線で活躍する2人が「ダイバー」として共に日本の海を潜り歩き、独自の感性で撮影した写真でコラボレートします。

 沖縄県慶良間諸島、和歌山県古座、石川県能登半島など日本屈指のダイビングスポットを巡りながら、木村氏は出会った生きものたちの愛らしいすがたをカメラに収めてきました。また、鍵井氏は「お魚になりたい」という日頃からの木村氏の願いをかなえるべく、その土地ならではの魅力ある海中風景の中で撮影した木村氏の貴重な水中ポートレートを発表します。2人の作品を通して、海の生きものたちへの親近感や、水の中を浮遊する非日常の開放感をお楽しみいただけます。

 また、撮影を続ける中で鍵井氏と木村氏が直面した、愛媛県宇和海(うわかい)で問題になっている、海洋ゴミについても写真でレポートします。私たちの暮らしを取り巻く海の美しさのみならず、そこにある危機についても身近に感じていただけたら幸いです。



■ 出展写真家紹介

木村 文乃 (きむら ふみの)

カクレクマノミ  FUMINO KIMURA

カクレクマノミ  © FUMINO KIMURA

1987年東京都生まれ。女優。2020年はNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」で主人公の妻・熙子役を演じる。またテレビ朝日「七人の秘書」に主演。ダイビングを趣味とし、公式インスタグラム @uminokimura_official では、FUJIFILM X-T3 で自ら撮影した水中写真などを公開している。

鍵井 靖章 (かぎい やすあき)

沖縄・阿嘉島  YASUAKI KAGII

沖縄・阿嘉島  © YASUAKI KAGI

1971年兵庫県生まれ、神奈川県鎌倉市在住。1993年よりオーストラリア、伊豆、モルディブに拠点を移し、水中撮影に励む。1998年に帰国、フリーランスフォトグラファーとして独立。自然のリズムに寄り添い、生きものにできるだけストレスを与えないような撮影を心がける。3.11以降、岩手県・宮城県の海を定期的に記録している。『ダンゴウオ -海の底から見た震災と再生-』『unknown』『不思議の国の海』『SUNDAY MORNING ウミウシのいる休日』他著書多数。 第15回アニマ賞(1998)、日本写真協会新人賞(2003)、日経ナショナルジオグラフィック写真賞優秀賞(2013、2015)受賞。 「情熱大陸」「クレイジージャーニー」「探偵ナイトスクープ」「関ジャニ∞クロニクルF」などにも出演。





※ 写真展・イベントはやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。


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